Published on 10.07.31

【香港虎の巻51】ブレスレットなら約180円で手に入る…翡翠を買うなら油麻地の「玉器市場」がオススメ

香港人の腕にキラリと光る「翡翠」の魅力

香港人の女性の胸元や手首に光る緑色の玉。

とくに年配の香港人女性なら、かならずといっていいほど持っているこの緑色の石は「翡翠（ひすい）」。

もちろん女性ばかりではなく、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんや茶餐店で新聞読みながら麺をすすっているオジサンだって、翡翠のネックレスやブレスレットをしていたりします。

香港人にとって、もっとも身近な石である「翡翠」。なぜ香港人はこんなに翡翠が好きなんでしょうか。

その理由は、翡翠には強い魔よけの力があると信じられているから。

そのため、産まれたばかりの赤ちゃんにも翡翠のアクセサリーを身に付けさせているのです。またビジネスを成功させるお守りとしての効果もあるので、お金大好き香港人が好むのも納得ですね。

香港で翡翠を手に入れるなら油麻地の「玉器市場」

この翡翠、香港の至るところで手に入れることができますが、一番有名な場所が油麻地（ヤオマティ）にある「ジェイド・マーケット（玉器市場）」。

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以前紹介した「クラメーション・ストリート」（新填地街）のすぐ目と鼻の先にあるこのジェイド・マーケットは、ガイドブックでもかならず紹介されている有名な観光地でもあります。

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[googlemap lat="22.308774" lng="114.169671" width="465px" height="250px" zoom="14" type="G_NORMAL_MAP"]Yau Ma Tei, 香港[/googlemap]

観光地らしく、マーケットの壁には各国語で書かれた「ようこそ」の文字が。

入り口の立派な門とは対照的に、内部はまさに市場といった簡素なつくり。

市場のなかには、翡翠のお店がズラリと並ぶ

薄暗い市場のなかにズラリと翡翠を扱うお店が並んでいます。まぁ、お店というより露店といった感じですが。

扱う商品はもちろん翡翠が中心ですが、ブレスレットやネックレスのほかにも、携帯ストラップに象や布袋様の置物、持ち手の部分が翡翠の筆なんてものまでありました。

それにしても翡翠って緑色だけじゃなかったんですね。

ブラック、ホワイト、ピンク、パープルと翡翠でも15色程度あるようで、見ているだけでもけっこう幸せな気分になりますよ。

安いものだとペンダントトップ10香港ドル（約120円）ぐらい、ブレスレット15香港ドル（約180円）ぐらいからあります。
こういった安い商品はカゴに山盛りになって無造作に売られていますが、ちゃんと値札がついています。

ちょっと値の張るものになると値札はついていないので、店主との交渉になります。

観光地ということもあって、店主のほうもちょっと高めの値段を設定してくるので、ココからが腕の見せどころ。

いったいどのぐらい値段が下がるかも、ココでの買い物の楽しみのひとつかもしれませんね。
さて、このマーケットにある翡翠ですが、店主はもちろん「本物だ」と言い張りますが、翡翠が本物かどうかを見極めるのはプロでもかなりムズカシイようで、あまり高価な物は避けたほうが無難です。
あまり本物にこだわらず、気に入ったデザインのものを納得のいく値段で買うのが、ココでの買い物のコツかもしれませんね。