Published on 10.08.20
【旅*流儀92】無料のいまこそ取得しておくべき!? 米国入国に必須の「ESTA」が2010年9月ついに有料化へ
2010年9月より「ESTA」申請がいよいよ有料化へ
2010年9月8日から、アメリカ渡航時に必要な「エスタ ESTA」(電子渡航承認システム)の申請料が有料化されることになりました。
手数料は、14ドル。当初は10ドルと言われていましたが、「米国税関国境警備局」(CBP)がESTAのシステム維持費として4ドル追加したそうです。
この手数料が必要となるのは、新規申請する場合と、パスポートを新しくするなど再申請する場合。
2年間の有効期限内に更新する場合は無料なので、この夏の旅行でESTAを申請した人は2年間内の更新ならば無料です。
とはいえ、いずれはパスポートの有効期限が来るので、今後は何年かに一度は支払わなければなりません。
支払いはクレジットカードかデビットカードでのみ受け付けており、現在はVISA、マスター、アメリカンエキスプレス、ディスカバーのみとのこと。
旅行会社が申請代行もしていますが、個人で手続する場合、今後「本人名義のカード以外は受け付けない」などという制限が加わったりするとめんどうかもしれません。
ちなみに、グアムは「グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム」が適用され、45日以下の入国・滞在であればESTAは必要ありません。
「ESTA」有料化は、当初から織り込みずみだった…
この「ESTAの有料化」は、開始当初から法律で認められていたそうです。
ESTAのシステムを導入する際、WEBサイトの立ち上げ、システムメンテナンス、人件費その他諸々の費用に予算3000万ドルを投入。
しかしこの予算を超過してしまったため、ESTA登録を有料化して、そこから今後の運用費に充てることになったとのこと。
ちなみに、ESTAでの日本人は拒否率は低いそうで、約170万の申請拒否は0.08パーセントなのだとか。
それも、質問の意味を取り違えて入力して拒否…といったケースが多いようなので、申請自体は心配することはありません。
元をただせば、テロ対策のひとつとして導入されたESTAではありますが、今後はVISA代を徴収されることになる、といった風にも考えられます。
アメリカ人が日本に来る場合は無料なのに、なんだか不公平な気も…
アメリカに入国するためのコストは年々上昇している…
アメリカに旅行する際、すでに必要なコストとして、以下のようなものがあります。
- 国際通行税……16.1ドル×2=32.2ドル(ハワイは15.4ドル×2)
- 税関審査料……5.5ドル
- 入国審査料……7ドル
- 動植物検疫使用料……5ドル
- 空港施設使用料……4.5ドル
- 航空保安料……2.5ドル
上記は「アメリカ空港諸税」というくくりで徴収されるもので、これに日本の空港出国税、燃油サーチャージが必要なので、ちょこちょこと料金がかさみますよね。
家族4人分ともなると、バカにならないですよね。
アメリカに旅行予定のある人は、いまのうちに登録しておくのもひとつの手かもしれません。
燃油サーチャージもそうですが、これまで無料だったものが有料になるのは「なんとなく納得しがたい」、そんな気分になってしまいます。
とはいえ、「それでも14ドルですんでよかった」と考えることもできるかもしれませんが…
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