Published on 10.08.14

【香港虎の巻53】大根餅とのセットからクレープまで…香港有名デザート店「許留山」と「満記甜品」でマンゴーデザート三昧！

リンゴと同じくらい身近なフルーツ、「マンゴー」

タイやフィリピンといった南国の近くに位置する香港では、南国フルーツが日本よりも手軽に買うことができます。

とくにマンゴーはスーパーでほぼ年中いつでも買うことができますし、街を歩けば至るところでマンゴーを使ったデザートに出会います。

日本ではちょっと高価な果物として扱われているマンゴーですが、香港ではリンゴやみかんと同じぐらいとっても身近な存在。

今回は、安くてオイシイマンゴーデザートを紹介したいと思います。

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マンゴーのデザートといえば、「許留山」

マンゴーを使ったデザートでまず思い浮かぶのは、デザート専門店「許留山 Hui Lau Shan」。

マンゴーを中心としたフルーツを使ったデザートで有名なチェーン店です。

この許留山で私がよく食べるのは「多芒小丸子」（23香港ドル＝約270円）。

広東語でマンゴーは「芒果」、「小丸子」は普通「たこ焼き」を意味する広東語ですが、ここでは「ミニ白玉」です。
その名のとおり、マンゴーの果肉たっぷりのミニ白玉入りマンゴー・ネクター。

おまけにマンゴーアイス入りと、まさにマンゴー三昧。白玉のモチモチとした食感が、日本人の私にはなんとも懐かしい感覚です。

ちょっと変わったデザートなら、「什果雪蛤楊枝金撈　Harsmar on sago with pomelo & mixed fruits」（32香港ドル＝約360円）。

左側のカップの手前に見える透明のプルプルしたものが「ハスマ Harsmar」。ハスマとはカエルの卵巣の脂肪なのだそうです。

ん……　ちょっと食べる気をなくしますか？

カエルの卵巣と聞くと食欲をなくすかもしれませんが、ゼリーのような食感でなかなかオイシイですよ。

飲み物部門でオススメなのは、「粒粒芒果汁」（20香港ドル）。

マンゴーの果肉とゼリー入りマンゴー・ジュースです。マンゴーとゼリーの食感が楽しい飲み物です。

「甘い物を食べると、辛いものが欲しくなるんだよね」と言う人にピッタリなのが、デザートとスナックのセット。

スナックと言っても、大根餅やチキンウイングといった、どちらかと言うと「おかず系」。

私が選んだのは白玉入りマンゴー・ネクターとXO醤風味の大根餅のセット。

大根餅のカラさとマンゴーの濃厚な甘さの組み合わせが、合っているような、合っていないような・・・。

日本ではあまり見かけることのない組み合わせですが、香港人にとってはめずらしい組み合わせではないようで、けっこう注文している人を見かけますよ。

「満記甜品」では、クレープとミルクがおいしい！

「許留山」と並ぶデザート専門として有名な「満記甜品　HONEYMOON DESSERT」にも人気のマンゴーデザートがあります。

それが「芒果班戟」（マンゴークレープ）、18香港ドル。

クレープのなかにはたっぷりのクリームと大きなマンゴーの果肉が入っていて、小さいサイズながらボリューム満点。

たっぷりのクリームのわりには甘すぎず、ペロリと食べられます。

飲み物では、マンゴーミルク「芒果鮮奶」（25香港ドル）がオススメ。

バナナジュースに似た甘さですが、バナナジュースよりもサッパリとしていて、シェークのような飲み心地が暑い夏にはピッタリです。

ほかにも豆腐花の回で紹介した、マンゴー入り豆腐プリン「芒果豆腐花」（25香港ドル）もあっさりとした甘さでオススメですよ。

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手軽なドライマンゴーから、マンゴーの王様「アルフォンソ」まで…

乾きもののオヤツが大好きな香港人。もちろん、ドライマンゴーだって大人気です。

干し芋のような見た目ですが、味のほうは酸味が利いて意外とサッパリしたお味。
だいたいひと袋18香港ドルぐらいで売っています。
いろいろなデザートに変身してきたマンゴーですが、「やっぱりナマのまま食べるのが一番」という人には、ぜひマンゴーの王様といわれているインド産の「アルフォンソ」がオススメ。

トロッとした濃厚な甘さで、これを食べたらもうほかのマンゴーは食べられないと思うほどのオイシさです。

日本で買えば1個1000円ほどもする高価なマンゴーですが、香港なら1個150円ほどで買うことができるんですよ。
「重慶大厦」（チョンキンマンション）などで売っていますが、アルフォンソの旬は5月～7月のため、残念ながらこの時期は売っていません。
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食べたい人は、ぜひ来年香港に買いに来てくださいね。