Published on 10.08.28
【香港虎の巻55】充実したスポーツ施設にピクニックもできる広大な芝生の広場…香港最大の公園「ヴィクトリア公園」は魅力がいっぱい
「銅鑼湾」の喧噪を忘れられる、静かな公園
香港島の「銅鑼湾」（コーズウェイ・ベイ）は、日本でたとえるなら渋谷や原宿といった、若者で賑わう香港一の繁華街。
平日休日に関わらず、いつも人でごった返し、私にはちょっと苦手な場所です。
そんな若者であふれる街で、人々に癒しを与えているのが今回紹介する「ヴィクトリア公園 Victoria Park」。
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日比谷公園の2倍という香港最大の敷地をもつこの公園は、1955年にヴィクトリア港の埋め立てによって作られました。
公園内はキレイに整備され、園内には5500本以上もの木が植えられているので、賑やかな銅鑼湾の喧騒が目と鼻の先にあるのがウソのように落ち着いた気分にさせてくれます。
スポーツならなんでもできちゃうくらいの充実した施設
この公園の特徴は、スポーツ施設が充実していること。
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正面入り口を入ってすぐ目に入るのは、6面もあるサッカーコート。
そのほかにもスカッシュ、テニス、バスケットなどのコートにプールなど、この公園に来ればどんなスポーツだってできてしまうほどの充実ぶり。
旅行中で「本格的にスポーツを楽しむことはムリだわ」という人ならランニングを楽しんでみては？
整備されたランニング・ロードも用意されているので、緑の中を颯爽と走って清々しい汗を流しましょう。
公園内のトイレには更衣室も完備されているので、安心して汗を流せますよ。
ラジコン専用池や足ツボのための散歩道は、香港ならでは
香港の公園ではよく見かけて、日本の公園ではあまり見かけないものにラジコンボート専用の池があります。
ただし、ラジコンボートで遊ぶのはなぜか子供ではなく、いい歳をしたオジサンばかり。
手作りのものやいろいろ改造したものなど、年配の男性がご自慢のボートと操縦テクニックを競い合う姿は微笑ましくもあります。
さて、もうひとつ香港の公園でよく見かけるものが足裏マッサージ用の散歩道。
卵形の小さな石がギッシリと埋め込まれた道を靴を脱いで歩いて足ツボを刺激するのですが、これがイタイのなんのって。私は3歩も歩けませんでした。
でも、ここヴィクトリア公園には座った状態で足ツボを刺激できるベンチも用意されているので、私のようにイタくて歩けないという人はこちらを試してみてください。
海を見渡せる小高い丘もあります
公園の海側には少し小高い丘があり、丘の上からは木々の隙間から海を見ることができます。
この海に向かって大砲のレプリカが置かれていました。昔はここから大砲を撃ったこともあったのでしょうか。
こんな物騒なモノの近くに、なんとも平和的なモニュメントが置かれています。笑うおじいちゃんとおばあちゃんです。
そしてその近くでは、仲よく太極拳をする本物のお爺ちゃんとお婆ちゃんの姿が。
平和で微笑ましい光景ですね。
芝生でピクニックがしたければ、ぜひココに来て
ヴィクトリア公園のもうひとつの特徴は、広い芝生広場がありピクニックが楽しめること。
香港の公園には芝生のあるところも多いのですが、だいたいが進入禁止。芝生のうえでピクニックを楽しむなら、ここヴィクトリア公園に来るしかありません。
土日には、住み込みのお手伝いさんとして働くインドネシアやフィリピンの人たちが、この猛暑もなんのその、ピクニックを楽しむ姿を見かけます。
日々の仕事の疲れを、この芝生のうえで癒しているんですね。
お手伝いさんがよく集まるからか、ヴィクトリア公園の付近にはインドネシア食材のスーパーやスナックを売る店が数多く並んでいます。
日本ではなかなか手に入らないようなめずらしいモノもたくさんあるので、ヴィクトリア公園に来たついでに、ちょっとのぞいてみてくださいね。
ヴィクトリア公園
住所：Causeway Road , Causeway Bay , Hong Kong
＊公園は24時間開放されています。
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