Published on 10.09.03
【旅*流儀94】スワンナプーム空港からバンコク市内に15分でアクセス可能になった「エアポート・レール・リンク」の使い勝手
バンコク市内への移動手段が増えた
日本人にも人気の旅行先のひとつ、タイの首都・バンコク。
バンコクにはじめて行ったとき、交通手段はタクシーだけ。バスはタイ語の表記でわからず、カンタンには乗りこなせませんでした。
物価が安いのでタクシーの移動も負担になりませんが、バンコクは一方通行が多いこともありとにかく渋滞がヒドイ…
たいした距離でもないのにものすごく時間がかかり、そのぶん料金もとられたりしていました。
その後、1999年に高架鉄道の「BTS」(Bangkok Transit Systemの略、別名スカイトレイン)、2004年には地下鉄「MRT」(Mass Rapid Transit)が開通。
【関連くちこみ】BTS、タクシー、トゥクトゥク…それぞれのメリットを考える
チャオプラヤー川を走る水上バス「チャオプラヤー・エクスプレス」(Chao Phraya Express Boat)の利用も合わせると、市内の主要ヵ所にはカンタンに移動できるようになりました。
【関連くちこみ】「チャオプラヤー・エクスプレス」を利用した半日観光プラン
でも、「スワンナプーム国際空港」から市内までは、やはりタクシーだけ。ラッシュアワーに遭うと、1時間以上かかることも…
「エアポート・レール・リンク」が開業
4年くらい前にバンコクに行った際、タクシーが走る高速と並行して、空港からバンコク市街方面に向かって鉄道の工事をしていました。
これが、 タイ国鉄運営の「エアポート・レール・リンク」(ARL、Airport Rail Link)で、2007年8月に完成する予定でした。
「そろそろ完成かな?」という感じでしたが、タイのインフラ整備事業の影響もあり工事が大幅に遅れたようで、なかなか完成の声が聞こえてきませんでした。
そして、2010年8月23日、ようやく開通したとのニュースが。
このエアポート・レール・リンクを利用すると、空港からバンコク市内まで特急なら15分で到着するとのこと。
まるで、今年7月に開通した、都内まで36分の「成田スカイアクセス」のバンコク版のよう。
フル稼働したらかなり便利かも
気になるのが、「バンコク市内といってもどこまで?」ということですよね。
エアポート・レール・リンクは、空港の「スワンナプーム駅」から、BTSスクムビット線の駅でもある「パタヤイ駅」まで、全28.6キロ、8駅を結ぶ路線です。
主要駅となるのが、6つめの駅「マッカサン駅」。
このマッカサン駅と空港駅がノンストップで直結されて、15分で到着可能となりました。
マッカサン駅では、地下鉄「ベッチャブリー駅」に乗り換えができる予定ですが、現在連絡通路は工事中。
そして、ベッチャブリー駅には「シティ・エアターミナル」という、航空会社のチェックインカウンターが10月に完成予定とのこと。
現在プロモーション料金となっていて、各駅停車の「シティライン」なら距離に関係なく15バーツ、空港からマッカサン駅までの特急「エキスプレス」なら100バーツ(約270円)。
6時〜24時まで、約12分間隔での運行予定。
当初、特急は150バーツの予定でしたが値下げしたようです。が、シティエアターミナル機能が完成したら150バーツに値上げするとのこと。
また、各駅停車のシティラインも、2011年1月から15~45バーツの区間別の運賃になるとのことで、いずれは24時間運行にする計画もあるそう。
値段や利便性を比較してみると
通常、空港からバンコクの中心地、ツアーなどで日本人が泊まるホテルがある界隈へは、メータータクシーで300バーツ(約812円)くらい。
「エアポート・エクスプレス」という空港バスが150バーツ(約406円)。路線バスが35バーツ(約95円)。
ふたり以上なら、タクシーが安くて便利ですね。
エアポート・レール・リンクは便利ではありますが、「マッカサン駅」界隈にはいわゆる日本人が多く利用するホテルはありません。
荷物が少なければ地下鉄乗り換えもできますが、けっきょくそこからタクシーを利用となるとめんどうなので、現状ではやはりメータータクシー利用が便利だと思います。
タイはやっぱり魅力的
子連れでのタイですが、料理もカライものだけではないですし、日本人も多いので和食屋さんもたくさんあります。
そして、象に乗ったりと意外と楽しめます。
人気のプーケット、サムイ島に行く際立ち寄ったり、バリ島に行くのにバンコク経由の場合もあるので、その際数泊して楽しむのもオススメです。
10月末くらいまで、バンコクの一流ホテルなどでは「リカバリー・プロモーション」を行っているところもあるので、要チェックです。
【関連くちこみ】バンコクのホテルの「リカバリー・プロモーション」について
また、スワンナプーム国際空港はアジアのハブ空港のひとつでもあるので、トランジットの待ち時間が長い場合など、市内までの移動時間が確実に読めるエアポート・レール・リンクは重宝しそう。
市内でちょこっと観光したり、お買い物をしたり、オイシイタイ料理を食べたり…そんなことも手軽に楽しめるようになるかもしれませんね。
エアポート・レイル・リンク
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