Published on 10.10.09
【香港虎の巻56】10月中旬まで「中秋節」気分が味わえる…チムサーチョイの「ランタン・フェスティバル」をお見逃しなく
まだまだ中秋節気分が楽しめる香港!
10月になり、ようやく陽射しも和らぎはじめた香港です。
空にはトンボが飛び交い、日が暮れるのも早くなり、だんだんと秋の訪れを感じる今日このごろですが、この時期いちばん秋を感じる行事といえば「中秋節」。
日本で言う「お月見」です。
2010年の中秋節は9月22日。そう、もう終わってしまいました、残念ながら…
日本に里帰りしていた私もこの香港きっての一大イベントに参加できず、なんだかひとり秋から置いてけぼりをくわされた感じがしていたのですが、まだまだ香港にも「中秋節」が残っていました。
それが、チムサーチョイ(尖沙咀)で行われている「ランタン・フェスティバル Mid-autumn thematic lantern exhibition」。
10月17日までの毎日、18時30分〜23時まで開催しているこのランタン・フェスティバルで、ひと足遅い中秋節を祝いましょう。
提灯のやさしい光で、懐かしい香港の風景を再現
場所は「尖沙咀プロムナード(尖沙咀海浜公園)」、時計塔の近く。
[googlemap lat="22.29343453690641" lng="114.17515754699707" width="465px" height="250px" zoom="13" type="G_NORMAL_MAP"]Kowloon, Hong Kong[/googlemap]
テーマは「香江歳月狂想曲 The Rhapsody of Hongkong memories」。
オールド・ホンコンの風景が、ランタンになって再現されています。
ウサギの提灯をモチーフにした巨大なランタンのなかには、懐かしい茶餐店やレストランなどの看板や鳥籠などが飾られていて、ちょっと幻想的な雰囲気をかもし出しています。
そのウサギの周りには、50年~70年代の香港の日常の風景をテーマにしたランタンたち勢ぞろい。
野菜売りや屋台の風景
まずは、棒手売の野菜売り。
スーパーや市場で野菜を買う人が多くなった現在ではほとんどその姿も見られなくなりましたが、田舎のほうでは家で栽培した野菜を売りに来る老人の姿をときどき見かけることがあります。
その奥は、屋台の飯屋。
日本でも香港でも、屋台はだんだん減ってきましたね。
ティーカップの中身は「奶茶」(ナイチャ)。みんな大好きな香港式ミルクティです。
香港の飲み物といえば、コンデンスミルクの入ったこのミルクティですね。
お巡りさん、テーラー、散髪店も…
交通整理のお巡りさんや人力車もあります。
この時代はクルマも少なく、大通りものんびりとしていたんでしょうね。
昔の映画に出てきそうなテーラーでは、チャイナドレスを新調する女の子が。
ちょっと誇らしげな顔がカワイイですね。
散髪屋はいまも昔もあまり変わりませんね。
いまでは美容院が増えましたが、こういった昔ながらの散髪屋や、路上散髪屋もまだまだ健在です。
家庭や子どもたちの日常も再現されている
縄跳びやケンケンで遊ぶ子供たち。
ただ、いまの子供たちは学校の宿題やお稽古ごとで忙しく、こんなふうに外で元気よく遊ぶ子供たちを見る機会が減ってきています。ちょっと寂しい話ですね。
背中に子供をおぶり、カーラー姿のお母さんは、私の一番のお気に入り。
これでくわえ煙草なんてしていたら、まさに香港映画から抜け出たような下町のおかあちゃん像ですよね。
パイプの2段ベッドは、香港にアパートが建ちはじめたころの定番アイテムだったようです。
すのこなどを敷いて寝るので涼しいのは涼しいですが、あまり寝心地はよくなさそうですね。
ランタンの灯りからふっと目をそらすと、そこには「ヴィクトリア・ハーバー」の夜景が。
いろいろな灯りに囲まれた、なんともロマンチックな夜を楽しめますよ。
この時期香港にやって来たなら、このランタン・フェスティバルをどうぞお見逃しなく。
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