Published on 10.10.30
【食べごろ上海20】上海から電車で30分…世界遺産の庭園が点在する風光明媚な水の都「蘇州」<アクセス編>
風情を楽しむなら蘇州と杭州がオススメ
上海を旅行していて、すこし物足りないのが「これぞ中国!」という遺跡や景観に乏しいこと。
中国ときけば思い浮かべるような、壮大で幽玄とした情景…は上海では見られません。
「なーんだ、東京や大阪とあんまし変わんないかも~」とちょっと不満な方。世界遺産ファン、または文化遺産ファンの方。
ぜひ、上海からちょっと足をのばして、隣の街へ行ってみてください。
お隣にある蘇州・杭州は、ともに水の都として知られる風光明媚な街。
↑水路がはり巡らされている蘇州の街並。
「上有天堂 下有蘇杭(天に楽園あれば、地には蘇州と杭州あり)」と歌われるほどで、俗に蘇州は「東洋のベニス」と呼ばれ、杭州は「世界でもっとも美しい街」とマルコポーロが絶賛したとか。
マルコポーロの時代はひなびた「天国」だったと思いますが、いまや中国国内でも指折りのメジャーな観光地。
美しい運河や庭園、湖畔風景は変わらず、しかもぐんとアクセスしやすくなった蘇州と杭州。
とくに世界遺産めぐりを趣味にしている人には、上海とセットで行くことをオススメします。
切符の手配は事前にしておこう
今回は、蘇州へのアクセスについてご案内します。
蘇州へは、上海から中国版新幹線「和諧号」(CRH)で約30分。上海市北部にある「上海駅」から出ています。
切符はもちろん駅で買うのが一番安いのですが、週末や休日などと重なると切符売り場は大混雑。
ながーい列に並んで買う羽目になり、希望の時間帯の列車がとれなかったりすることもあります。
とくに、朝の9時から10時の往路、夕方の16時から17時の復路といった、日帰り旅行者が利用しそうな時間帯は当日購入ではまず売り切れの場合が多いそう。
滞在日数が短い旅行ならば、ムリをせず、ホテルのコンシェルジュか現地旅行代理店に購入をお願いしちゃいましょう。
3日前くらいまでに予約しておけば安心です(わが家も切符は旅行代理店で購入しました)。
新幹線CRHの座席は、一等車、二等車があります。
窓口購入で購入すると、上海-蘇州間の一等車は31元(約374円)。二等車は26元(約313円)。5元の違いなので、ここは迷わず一等車を選びましょう。
座席はゆったりしているし、専用入り口や待合室もあって、改札口ぎりぎりまで押し合いへし合いの混雑を避けることができます。
ちなみに、蘇州行きに便利な在上海旅行代理店を紹介すると…
国内の個人旅行手配に強い代理店。豪華5つ星ホテルの格安プランなども扱っていて、上海在住者はよく利用しています。上海市内であれば、チケットは配達してくれます。
日系大手旅行会社の上海支店。中国国内のパッケージ旅行を扱っています。ウェブサイトを通じて日本からメールで問い合わせも可能。
蘇州へは電車で30分で到着
蘇州につくまで、緑豊かな田舎の景色が広がります。
新幹線に乗って、約40分で蘇州駅に到着(2010年に導入された新型車両では30分で到着)。
↑蘇州の駅。
市内の移動はタクシーで
蘇州市内は、「外城河」という運河にぐるっと取り囲まれています。
↑外城河にかかる太鼓橋。
運河外側は、市街地や開発区。運河内側に古い町並みが保存されています。
世界遺産は、拙政園、留園、網師園、環秀山荘、獅子林、滄浪亭、藕園、芸圃、退思園という庭園が合計9つ、世界文化遺産として登録されています。
↑中国四大庭園のひとつでもある「拙政園」。
市内の移動はキホン的にタクシー。蘇州駅からホテルまでの移動もタクシーしかありません。
駅を出ると、タクシー乗り場前にはながーい順番待ち行列ができていますが、わりとさくさく進むので、メゲることなく並びましょう。
交通手段としては、ほかにも公共バスや自転車レンタルなどありますが、やはり土地勘のない子連れ旅行者にはキビシイ(地下鉄も建設中とのことですが完成はまだ遠そう)。
上海同様、蘇州もタクシーが安いので気軽に利用できます(初乗り10元)。
観光でいくような場所であれば、ドライバーはまず知っているので、地図指差しまたは漢字で地名をメモして渡せば大丈夫です。
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