Published on 10.12.03
【旅*流儀107】ハワイの高級コンドが5泊799ドル… リゾート共有システム「タイムシェア」の体験宿泊プログラムの利用価値は?(12.03)
リゾート共有システム「タイムシェア」って?
「お気に入りのリゾート地にコンドミニアムや別荘を所有できたらいいなぁ」と思ったこと、ありませんか?
でも、購入はカンタンじゃないし、所有しても学校や仕事などでひんぱんには行けないのが現実。
そんな人のために、年間1週間単位でコンドミニアムなどを所有する「タイムシェア Timeshare」というリゾート共有システムがあります。
欧米では、すでに半世紀の歴史がある「タイムシェア」。
日本人に身近な海外のタイムシェアというと、まずはハワイの「ヒルトン・グランド・バケーション・クラブ」(HGVC)ではないでしょうか。
ヒルトン以外にも、スターウッドやウィンダム、ハイアット、アコーグループなどのリゾートチェーンもタイムシェアを販売しています。
オアフのDFSやアウトレットにはHGVCのブースがあり、こちらの無料抽選で商品をもらったことがある人も多いと思います。
ヒルトンのタイムシェアでも、1年を52週にわけて週単位でコンドミニアムを購入するしくみです。
ちなみに、タイムシェアの運営元が、リゾート交換システムを提供している「RCI」などに加盟していると、さらに楽しさの幅が広がります(HGVGも加盟)。
RCIでは世界に約4300のリゾートが加盟しており、約260万人の会員がいるそうです。
加盟しているリゾートに空きがあれば、所有している物件だけではなく、少しの手数料を払うだけで、世界各地のリゾートに滞在することができます。
以前私もRCIのシステムを利用して、マウイ島の「アストン・マウイヒル Aston Maui Hill」というコンドミニアムに1週間滞在したことがあります。
「マウイヒル」は、当時一番狭い1ベッドルーム(約96平米)で1泊200ドルほどしましたが、RCIの交換システムで運よく1週間利用でき、3万円ほどの出費ですみました。
「タイムシェア」の説明会ってどうなの?
「毎年行きたいけれど、購入はちょっとね…」という人でも、タイムシェアを活用するオトクな秘技(?)があります。
オアフのDFSなどでは「90分の説明会に参加するだけで150ドル相当の商品券をプレゼント!」と、セールス担当者が一生懸命に客引きをしていますよね。
90分拘束されて個人情報も提供することになりますが、商品券がもらえるならうれしいかも…?
もちろん、参加したからといって購入しなければならない…ということはありません。
一度説明会に参加すると、勧誘がしつこいのでは…と思ってしまいますよね。
私は、かつてメキシコのカンクンでタイムシェアの説明会に参加したことがあります。
滞在しているホテルで、「朝食ビュッフェと、テキーラやメキシカンブランケットなどのおみやげつきだから!」と言われ、夫と参加。
セールスマン(アメリカ人)ひとりに対し1家族で、朝食後にリゾートの案内を聞きました。
執拗なセールスはなく「日本からメキシコは遠すぎるので、ハワイくらいの距離なら考えてもいいけれど」と話すと、むこうもあっさり納得。あとは普通の会話で終了。
「もう2度とこういうのはイヤ!」という気分にはなりませんでした。
また、成田空港では「HGVC」のアンケートに答えた際、後日1度だけ電話がありましたが、丁重に断るとそれ以降はいっさい連絡はありませんでした。
「宿泊体験プログラム」の利用価値は?
そして、注目したいのが、タイムシェア運営会社が用意している「宿泊体験プログラム」。
実際購入を検討している場合、安くはない買物なので、ほんの少し部屋を見学するだけではなく、何泊かして購入に値するか知りたいですよね。
ハワイで宿泊体験プログラムがあるのが、HGVCと「マリオット・バケーション・クラブ・インターナショナル」です。
両社のコンドミニアムは、数あるハワイのコンドミニアムのなかでは高級な部類なので宿泊費がかさみますが、現地宿泊体験で申し込むとかなりオトクに!
ヒルトンの場合、ワイキキだけではなくハワイ島の体験宿泊もでき、2島で5泊の宿泊も可能。
オアフでは、「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ビーチリゾート&スパ」内にあるタイムシェア専用コンド「グランド・ワイキキアン」に滞在します。
1ベットルームのスタンダード(61平米、4人まで)に3泊4日すると、通常は1泊699ドルですが、体験宿泊の場合3泊で690ドルとかなりオトクに。
また、ハワイ島では「ワイコロア・ビーチ・リゾート」にあるタイムシェア専用コンド「キングス・ランド」に滞在。
1ベッドルーム(68平米)通常1泊589ドルが、3泊4日で660ドル。
2島の場合は、ハワイ島3泊+オアフ島2泊。
こちらは両島とも2ベットルーム(ワイキキが91平米、ワイコロアは93平米〜、6人まで)で、通常5泊で1331ドル〜のところ、799ドルです。
ハワイ島に到着して3日目に90分ほどの説明会がありますが、それ以外は通常の滞在と同じ。
また、7泊まで割引料金で延泊可能であるほか、ヒルトン内で利用できる50ドルの商品券や、2名ぶんの朝食、ワイキキトロリー2名4日ぶんなどからプレゼントも選べます。
マリオットでも、オトクな宿泊体験を用意
対するマリオットは、ワイキキではなく、空港から西の静かなビーチエリア「コオリナ Ko Olina」という地区にある「コオリナ・ビーチ・クラブ」に滞在します。
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4泊5日のみのプランですが、「ゲストルーム」(39平米、大人2名+子供1名まで)利用でなんと499ドル!
しかも、日数ぶんのレンタカー(保険などは別)か空港往復のリムジンつきです。
また、マリオットバケーションのHPには載っていませんが、JAL系列のタイムシェア紹介会社「Jalux」のサイトを見ると、「ワイキキ・ビーチ・マリオット」(シティ・ビュー・ルーム)も、3名までですが同じ料金で滞在できるようです。
マリオットでは、プーケットでも体験宿泊を実施しています。
ウミガメも産卵に訪れるというマイカオビーチ沿いに建つ「マリオット・マイカオ・ビーチ・クラブ」(2ベッドルーム)での滞在が、通常1泊400ドル以上ですが、3泊4日で299ドル(空港送迎、2名の3日ぶん朝食つき)。
こちらも、滞在時に90分ほどの説明会参加が義務。
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ただし、タイムシェア購入予定者をターゲットとした体験宿泊のため、いくつか条件もあります。
ヒルトンは20才以上で年収750万円以上、マリオットは25才以上で年収700万円以上でクレジットカードを所有していることなど。
両社とも、既婚者は夫婦での説明会への参加すること、1年以内に説明会に参加していないことも条件です。
ちょっと堅苦しい気もしますが、まずは体験ですのでこれを利用してみるのもいいかも?
普段、なかなか泊まれない、高級コンドミニアムにオーナー気分で滞在できるこのプログラム。
次回の旅行の際、検討してみては?
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