Published on 11.02.25
【旅*流儀118】GWや夏休みの旅行は中東の情勢不安の影響により「燃油サーチャージ」は値上がり必至…発券は3月中にすませておくのが正解!(02.25)
じわりと値上げされている「燃油サーチャージ」
燃油サーチャージ、またじわじわと値上がりしています。
燃料価格の高騰により、貨物は2001年から、旅客は2005年から燃油サーチャージが徴収されるようになりました。
航空券自体が格安でも燃油サーチャージがプラスされるため、実際に支払う金額が高くなり驚くことも多くなってきました。
しかも、家族ぶんとなるとかなりの負担。
今回は、最近の航空会社の燃油サーチャージへの対応を踏まえつつ、チケットは3月までに取るべきである、という理由を紹介していければと思います。
まずは、使いやすい日系エアラインの値上げについて
燃油サーチャージは、シンガポール市場の原油価格を基準に決められており、各航空会社が決めた基準以下になれば廃止されるのですが、なかなか廃止には至っていないのが実情。
そういったなか、「ANA」 は、2011年2月発券ぶんより値上げに踏み切りました。
「JAL」 も、4月から燃油サーチャージを値上げします。
両社とも見直しを2ヵ月ごとに行うことになり(以前は3カ月単位)、2月に値上げしたばかりのANAも4月にまたもや値上げするとの発表が。
徴収されるのは、「発券月」ベースです。
春休みやGW、夏の旅行を予定している人は、3月中に発券しておくと家族全員ぶんなら金額がかなり変わってきます。
ANA、JALの両社をくらべてみると、3月31日発券ぶんまではJALの方が燃油サーチャージが安いです。
たとえば、ハワイはJALが片道6000円、ANAは8500円。
往復ならひとり5000円の差となり、家族単位となるとそれなりの負担。
アメリカ本土やヨーロッパ、オセアニアをみてみると、JALは片道1万500円。ANAは1万4000円なので、往復では7000円の差!
ANAは、往復2万8000円もかかるんですね…
子連れでも近距離で行きやすいグアムは、JALが片道3000円、ANAが4000円。
近距離はやはり金額もそれなりですので、さほど負担を感じないですね。
中東の情勢不安が長引けば、燃油の値上がりは必至(涙)
JALが発表した4月~5月の燃油サーチャージは、ハワイが片道1万1000円、北米、ヨーロッパ、オセアニアへは1万7500円。往復ではひとり3万5000円。
グアムでも片道5000円となるので、海外に行きたくても考えてしまうかもしれませんね。
ANAは、片道ハワイが8500円→1万1000円、タイ&シンガポールは6500円→8500円、欧州&北米などは1万4000円→1万7500円など(4月〜5月)。
4月以降は、JALもANAも同水準となります。
ほかの航空会社を見てみると、「ユナイテッド航空」(以下UA)は、片道ハワイ8500円、アメリカは1万4000円。
同じ航空連合「スターアライアンス」に加盟しているANAが、ひと足先に値上げしたカタチとなります。
UAは、HPに原油価格がいくらになったら燃油サーチャージがいくらかというのが一覧となっていてわかりやすい。
ちなみに、同じくアメリカの「デルタ航空」は、3月末まではJALと同額です。
現在、チュニジアのデモを皮切りに、エジプトやリビアをはじめ、油田が多い中東方面では政情が不安定。
原油価格にも大きな影響を及ぼしつつあり、今後も価格高騰となる可能性は大きいといえます。
燃油サーチャージは廃止されるのが一番ですが、できるだけ下がっていくようにと、願うばかりです。
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