Published on 11.05.17
【てくてくオアフ*番外編01】ハワイのビーチには世界中のゴミが流れ着くって知ってた? 旅行者も気軽に参加できる「ビーチクリーン活動」
■参加できる年齢は?
5才〜大人まで
■バギーの使用はできる?
使用できません
■オムツ替えの台はある?
ありません
■授乳室はある?
ありません
■所用時間はどのくらいかかる?
2時間〜
■子連れでのオススメ度 (10点満点での評価)
★★★★★★★★☆☆
ハワイでの環境問題への取り組み
青く澄みきったハワイの海。
誰もがキレイな海を思い浮かべると思いますが、ここ数年ゴミが目立つように思います。
ビーチや公園で出たゴミをはじめ、海の果てから流れ着いたゴミも。
そして、人気の「ワイキキ・ビーチ」や「カイルア・ビーチ」も、私が住みはじめたころは砂浜はもっと広かったような気がします。
最近は周辺の開発が進み、島の海岸線がどんどん失われつつあります。
今回は、そんな環境破壊に対処すべく行われているロコたちの活動を紹介。
ツーリストも気軽に参加できるので、ぜひこれらの取り組みを知ってもらえたらと思います。
美しいビーチを保つための活動
まずは、誰もが気軽に参加できる「ビーチクリーン」活動。
オアフでは、さまざまな団体が定期的にビーチに出てゴミ拾いをしています。
わが家が参加したのは、「サーフライダー・ファンデーション Surfrider Foundation」という団体が主宰しているクリーン活動。
↑活動の拠点となるのは、このテント。
「サーフライダー・ファンデーション」は、環境保護のために1984年にカリフォルニアでスタートした非営利団体。世界に80の支部を持ち、5万人の会員で組織されています。
オアフ支部では、月に1度、島内のビーチで清掃活動を行っています(スケジュールはHPにて告知)。
下の写真は、2010年8月の「アラモアナ・ビーチ」での活動の様子。
↑開催される場所にもよりますが、参加者は多いときで30〜50人ほど。活動時間帯はほとんどが午前中で、10時から12時くらいまで。
持ち物はとくにありませんが、日焼け止めと帽子は持参したほうがいいかも。
現地では、ゴミ袋やナイロン手袋、飲料水や消毒手洗薬、スナック(フリーの昼食付)が支給されます。
スポンサーがつく場合は、抽選で参加者にスポンサー商品などが当たる場合も。
ただし、クリーン活動に参加するときは事故補償はありませんので、安全面には十分に配慮してくださいね(参加する際は同意書にサインする必要があります)。
↑たくさんのゴミが集まりました。
↑サインシートに連絡先を記入すると、団体が発行するメーリングリストに登録されます。
日本でも定着してほしい「サーフ・ディ」
ビーチの環境保護イベントとして覚えておきたいのが、「インターナショナル・サーフ・ディ International Surf Day」。
毎年、夏至(6月21日)前後に世界のビーチでイベントが行われます。
オアフのイベントでは「サーフライダー・ファンデーション」を中心に主宰され、2011年には25ヵ国200ものビーチで行われる予定なのだとか(2011年は6月20日に開催)。
2010年のイベントでは、オアフ島では100人近くが参加。
↑イベントのおもな内容は、クリーンアップ活動や環境問題を啓蒙する映画作品の上映など。
大規模な清掃が行われるため、普段のビーチではみられない、古タイヤなどの廃棄物もたくさん集まりました。
おもなゴミはタバコの吸い殻とプラスチック
クリーンアップ活動を通じて、わが家でも海や外で遊んだときはゴミを拾って帰る習慣が定着。
↑ダイアモンドヘッド周辺でのゴミ拾い。
そして、活動には友達をどんどん誘って参加しています。
真剣にゴミを集めている子供たちの姿は頼もしく、そしてうれしい。
実際にゴミを拾ってみると、まず驚かされるのが大量のタバコの吸い殻。
↑15分ほどの清掃で集まった吸い殻。すごい量に驚き!
つぎに多いのが、空きビンやペットボトルのゴミ。
それらのフタや、プラスティックのフォーク、スプーンの破片もあります。
買い物袋として使われたビニールバックや、フィッシングを楽しんだあとの釣り糸も岩の隙間にベッタリ。
自然に還元されることのないプラスチック製品
そう、いまハワイでもプラスチック素材の廃棄物が問題に。
↑プラスティック袋で作られた「プラスティック・ゴミ・モンスター」。
廃棄されたプラスチックは、自然に還元されることなくより小さな破片状にカタチを変えて自然界に存在し続けます。
砂のように細かくなるので、ウミガメや鳥たちが食物と間違って食べてしまうことも。
体内で消化されることなく蓄積し、やがては死に至る…そんな悲しい現実もあります。
道路や公園に捨てられたプラスティック製品は、風や雨によって海に運ばれます。
海では溶けきれずに波によって細かく砂のように砕かれ、ふたたびビーチへ。
「キレイな珊瑚!」と拾ってみたら、じつはプラスティックだったということもあります。
ハワイ全体で高まる環境問題意識
ノースショアの「ハレイワ・タウン」では、「プラスチック・フリー・ハワイ Plastic Free Hawai’i」という町ぐるみの活動もスタート。
この取り組みは、サーファー・ミュージシャンのジャック・ジョンソンが主宰するハワイの環境保護推進団体「コクア・ハワイ財団 Kokua Hawai’i Foundation」を中心に行われています(kokuaはハワイ語で「助け合う」の意味)。
ハワイのスーパーマーケットでは、マイバック持参の人には割引する制度も定着。
ビニール袋を廃止しようとする活動は、ハワイ諸島のあちこちで行われています。
観光スポットでもリサイクル活動に協力を
ツーリストが気軽に参加できる環境活動を、もうひとつご紹介。
ワイキキを歩いていると、青いリサイクル容器が目につきませんか?
↑設置場所は、 人の通りが多いワイキキの公道や、ビーチ、公園など。
ワイキキなどの公共施設には、通常の緑の普通ゴミ箱に加えて、リサイクル専用の青いゴミ箱が設置されています。
プラスティックなど再生可能なゴミ専用ですので、どんどん活用してくださいね。
ちなみに、ハワイ州では「ボトル法案 Bottle Bill」という取り組みが2005年にスタート。
「HI5セント」と印字されているボトルを換金センターに持っていくと、1本につき5セント返金されます。
この制度によって、ハワイでもボトルの再生利用の意識がぐんと高まりました。
現在は、買物する際にもらえるビニール袋についても、同様に優遇措置がとれないか…という声も。
法案によらずとも、すでにマイバックを持参すると割引やポイントというカタチで還元が得られる活動が民間から広まっているのですが…
ハワイの現状も見つめていきたい
最後に、ハワイが直面している環境問題を、もう少し掘り下げてお伝えします。
ハワイ諸島には、その立地上、太平洋をぐるぐると循環したゴミが世界中から集まってきます。
ハワイ大学マノア校国際太平洋研究センターは、今回の東関東大震災で津波が持ち去った大量の瓦礫などは、2012年3月に北ハワイに到着するとのシミュレーションを発表。
以前、海のゴミを集めている非営利団体「アルガリタ海洋研究財団 the Algalita Marine Research Foundation」の船に乗せてもらったときのこと。
船に引き上げられたゴミのなかには、漁船で使用している浮きなどもあり、それらに日本の文字をたくさんみつけたときのショックは大きかったです。
今年の3月26日には、ワイキキ水族館で「ライズ・アバーブ・プラスティック Rise Above Plastics」という海洋の環境問題を考えるイベントも開催。
会場では、ビーチによせられた廃棄物によるアートを展示していました。
↑ペットボトルのキャップでつくられたウミガメ。
↑カラフルな釣り糸を組み合わせたウミガメ。
アルガリタ海洋研究財団の設立者であり、船長でもあるチャールズ・ムーア Charles Mooreもディスカッションに参加。話題は日本の震災にも及びました。
ちなみに、ハワイのビーチにおける環境問題については、「タップト Tapped」(2009年・米)や「バッグ・イット Bag it」(2009年・米)などのドキュメンタリー映画でも扱われています。
日本では上映されたことはないようですが、もしハワイで上映されていることがあれば観てみてください。
ハワイを愛するのひとりとして、これからもハワイの環境問題について考えて行動していきたいと思っています。
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