Published on 11.05.02
【グアムぐらし58】グアムの小児科をご紹介…産まれたときからお世話になっている「ホームドクター」で36ヵ月検診（05.02）
グアムの医療は、かかりつけの「ホームドクター制」
日本は、現在GWですね。
例年とくらべ日本人ツーリストが圧倒的に少ないグアム。淋しいです～
さて、最近医療関係についていろいろ紹介していますが、今回は「グアムの小児科」について。
先日、3才になった娘「しー」の。36ヵ月検診がありました。
「ホームドクター制」が当たり前のグアムですが、「しー」にもホームドクターがいます。
ホームドクターとは、「病院」という枠組みではなく、かかりつけの主治医として選んだ特定の医師のことで、なにか心配なことがあったらまずは相談に乗ってもらいます。
「しー」が誕生した産院「サグア・マニャグ・バーシング・センター Sagua Managu Birthing Center」でお世話になった、赤ちゃんのドクターが現在のホームドクター（つまり小児科医）。
子供がリラックスできる雰囲気の「小児科医院」
サグアは白を基調にした清潔なインテリアでしたが、「しー」のホームドクターが所属している病院は海をイメージしてつくられているようで、全体的にブルー。
待合室のカベにもイルカが描かれていたり、お魚のモビールが下がっていたりと、マリンな雰囲気。
待合室には、小児科らしく子供のオモチャや絵本があります。
子供用の椅子に座ってオモチャで遊んでいる子供たち、とてもカワイらしいです。
36ヵ月検診は予防注射からスタート
さて、グアムでは日本よりも予防接種の種類、回数が多いんですよね。
日本では打ってもらえない「B型肝炎」の予防接種などもあります。
生まれてすぐや、3ヵ月検診などでもガンガン予防接種を打たれますが、一度に4本なんてときも。
副作用で熱が出ることもありますが、「解熱剤（市販）を飲ませてくださいね」といわれておしまい。
ちなみに、熱が出てオロオロするのは日本人の両親だけだなんだとか…
36ヵ月検診では「TBスキン・テスト TB Skin Test」と呼ばれる、結核に感染しているかどうかを検査する、いわゆるツベルクリン反応検査をしました。
接種したあとは、48時間〜72時間以内に再度病院でチェックしてもらう必要があります。
が、それをすっかり忘れてしまったので、「しー」はもう一度スキンテストをすることに…（涙）。
病院では、注射をした子供はステッカーがもらえます。
号泣しながらもステッカーを手にしている子もいて、なんだかカワイイ。
「しー」は、注射で泣いたことはなく、今回もじーっと注射されている腕を見ながら「痛い、痛い・・・」と。
もちろん、ステッカーをもらうと満面の笑みでしたが。
おつぎは身体測定＆診察となります
注射のあとは検診となります。
ナースが、身長、体重、体温、血圧、視力、聴力を測定。
「しー」は、血圧を測るときの圧迫感がダメだったらしく、5回も測定し直し。
聴力は、音が聞こえたらママと「ハイファイブ」（手をタッチ）するのですが、3才児にはちょっとムズカシイようでした。
データはすべてパソコンに入っていて、いままでの成長過程を折れ線グラフで見せてもらえて感無量。
ドクターとの問診では、ノドや関節をチェックしてもらいます。
お尻やデリケートなところも診てくれますが、ドクターは「いまからプライベートなところをチェックするわよ」、「ママが一緒だからね」、「ほかの人にはこういうことさせないのよ」と何度も念押し。
女性のドクターですが、やはり「とても気を使わなくてはいけない」そうです。
こうみていくと、検診の内容は日本とさほど変わらないかも？
でも、ホームドクター制では、ナースやドクターとの距離感がとても近い気がします。
生まれたときからお世話になっているスタッフなので、安心感や親近感も大きい。「しー」も、ドクターが大好き！
こちらの病院の待合室では、イヤがって泣いている子や、怖がっている子を見かけたことがありません。
緊急時も同じクリニックで診てもらえるので、ホームドクター制でよかったなぁと思う今日このごろです。
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