Published on 12.03.15
【シンガポール】バシネットの使い心地や食事のリクエストについて…1才半の息子と「シンガポール航空」を利用してみた
赤ちゃん連れのフライトに挑戦
2011年12月、1才半の息子とシンガポールに単身赴任中の夫に会いに行きました。
今回は、「JTB」のツアーを利用してシンガポールへ。
【関連くちこみ】1才半の息子ととばぁばを連れてシンガポールへ
エアラインは「シンガポール航空」。
飛行機に長時間乗るのははじめてなので、オムツ交換、食事、睡眠(往路は午前便、復路は深夜便)、ぐずったときの対処法など不安だらけでした。
息子はまだ長時間歩けないので、搭乗ゲートまでベビーカーが使えるかは重要なポイント。
また、液体類は100ミリリットルまでしか機内持ち込みができないので、ミルクやベビーフードなどはだいじょうぶ?
そして、「バシネット」利用の可否も気になるところ。
旅行会社にリクエストしても、「確約できないので希望というカタチで伝えておきます」との回答しかもらえませんでした。
しかも、今回のツアーは並び席の指定不可のプラン。
今回は初海外のばぁばも同行するので、離れ離れになったら困るし、息子の食事やグズったときなどにもやっぱり並び席じゃないと不安。
そこで、ダメもとで航空会社に直接お願いしてみることにしました。
航空会社に電話で問い合わせ
航空会社に最初に電話したのが、金曜日の夕方近く。そのためか、なかなか電話はつながらず。
翌日の土曜も混雑しているようで、まったくつながらず。
月曜日の午後イチに何度か電話してみると、やっとつながりました。
オペレーターにマイレージプログラムの「クリスフライヤー」メンバーであることを告げ、便名も伝えて予約を確認してもらいました。
すると「バシネットとベビーミールのリクエストは入っているが、席は並びではない」とこのこと。
そこで、「1才半の赤ちゃんと高齢者との3人旅なので、席が隣り合っていないとタイヘンなんです…」と切実な事情を伝えました。
すると、「確約はできませんが、オーダーをだしておきますね」と。
結果、往復とも並び席を確保してもらえました(無料)。
航空会社にとっても家族はひと固まりなほうが管理しやすいはずなので、心配ならば早めに電話などで確認しておくと安心できます。
そのほかにも、この電話では以下のようなインフォメーションがありました。
- オムツは機内で何枚か用意がある(日本製のオムツではない)
- トイレにはオムツ交換台があり、使用ずみのオムツは備え付けのごみ箱に捨てても構わない
- ベビーフード、お茶などの普段飲んでいる飲み物は、出国管理で問題ないといわれたものは持ち込み可能
- ベビーカーは搭乗口まで利用可能で、そこでスタッフに預けること
セキュリティーチェックについて
バタバタと準備をしていると、あっという間に出発当日に。
関西国際空港を午前11時に出発する便だったので、2時間まえの9時に空港に到着。
カウンターで、バシネット、並び席、ベビーカーの搭乗ゲート預かりなどを最終確認。すると、ベビーミールがどうやらビン詰めの離乳食のよう。
1才半の息子にはさすがにそれでは困ると伝えると、すぐにどこかへ電話をかけてくれました。
数分後「いまからでも取り換え可能なので、ベビーミールではなくチャイルドミールをオーダーした」とのこと。
手荷物にレトルトの離乳食を用意していたものの、あくまでも予備で量も足りなかったのでホッ。
気がつくとカウンタ—には列ができはじめていたので、本当に早めにチェックインしてよかったです。
そのままの流れで、出国手続(セキュリティチェック)に直行。
息子用のアイテムが没収されないか最後まで不安でしたが、無事に通過できました。
カバンから取り出して確認されたのは、以下のアイテム。
-
ステンレスマグボトル…ミルク用お湯を200ミリリットル(フタをあけて係員が確認)
- バナナ…おやつ用のモンキーバナナをジップロックに入れて
- ほかの食料…ジップロックの袋にスティックタイプの粉ミルク、りんごジュース100ミリリットル、おやつの小袋、ベビー用ふりかけ、ベビー用お茶の粉末、パウチに入った市販のベビーフード
- マグ…息子のお茶
機内持ち込みサイズのジップロック(20センチ×20センチ)は、日本でもシンガポールでも開封されることなく目視で中身を確認。
ちなみに、息子は迷子防止用に背負っていたハーネスリュックを外し、ベビーカーから降りて金属探知ゲートをくぐるようにいわれました。
「バシネット」を利用してみた感想
搭乗ゲートでは、スタッフが声をかけてくれて優先搭乗のベンチシートに誘導されました。
乗ってきたベビーカーは、ここで預けて積み込み荷物に。
息子は飛行機を見て、乗るまえからテンションがあがりっぱなし。
搭乗するなり機内を走りだそうとするのを必死で止めていたら、CAが荷物を収納してくれたり、息子にあいさつをしにきてくれました。
シンガポール人と思われるCAは、かならず息子のほっぺや頭をなでたり、握手して名前を呼んでくれました。息子は一人前に扱われたのがうれしかったのか「あい!」と返事をしていました。
離陸まえに、CAさんがバシネットを取り付けて、使い方や注意事項を教えてくれました。
息子を座らせると、「自分専用席」が気に入ったのか終始ご機嫌。
シートベルト着用サインが出たらバシネットから降ろして抱っこするように…と言われていたので、抱っこしようとすると怒ってバシネットに戻ろうとするほど。
ただ、残念ながら息子にはバシネットは少し小さく、寝るときは少し膝を曲げないと収まらず、寝返りもできませんでした。
↑「お昼寝」には向いていますが、深夜便での「睡眠」には適しておらず、帰路はほとんどは腕に抱いて寝ることになりました。
身長80センチまで対応可能とのことでしたが、80センチの息子でその状態。
あくまでの簡易ベッドではありますが、「座席」としては便利に活用できたので、バシネットは有効だと思いました。
バシネットのおかげで、息子が機内をうろうろと動きまわることもなく、持ち込んだミニ絵本を読んだり、スマートフォンの幼児用アプリを触ったりと、機嫌よく過ごせました。
機内トイレでオムツ替え
心配していたオムツ交換ですが、1回目はエコノミーのトイレが混んでいたのもあり、ビジネスクラスのトイレを貸してもらえました。
2回目はエコノミーのトイレでしたが、エコノミーのオムツ交換台はクッションを敷いたタイプはなくて、ただの台。
どちらのトイレも狭いため、息子の足は半分ほどしかオムツ台に乗らず、機体が揺れたりする不安定な状況ではヒヤヒヤものでした。
オヤスミマンなど長時間タイプのオムツや、ナプキンシートなどを1枚オムツのうえに敷いておいて、1回目はそれを捨てるようにしてもよかったかもしれません。
搭乗してすぐに、オムツなどが入った袋を1セットプレゼントしてくれました。
MサイズとLサイズのオムツがそれぞれ2枚、外出用のミニサイズのお尻拭き(15枚入)1個、使用済みオムツを入れる用の専用の紙袋が2枚入っていました。
オムツは持ち込んだものを使いましたが、お尻ふきシートは日本のよりも厚手で水分もたっぷりだったので、もらったものを使用。
幼児は息子しかいなかったこともあるのか、あとでもう1セットプレゼントしてくれました。
食事の対応について
食事は、マッシュポテトとマッシュパンプキン、ホワイトソースをかけた蒸し鶏、カットフルーツ4種類の詰め合わせだったので、息子はぺロリと平らげました。
その後もドリンクサービスでオレンジジュースやアップルジュースなどをたくさんもらい、食事やおやつ面でも問題なく過ごせました。
ばぁばと息子の食事を先に出してくれ、息子が食べ終わったのを見計らって私の食事を持ってきてくれたおかげで、温かい食事をゆっくりとれたのがうれしかったです。
離陸と着陸のときの耳抜きには、持ち込んだパックジュースやお茶が活躍しました。
降りる際にも優先して出るように通路で待ってくれたり、スタッフや機長が荷物を出口まで運んでくれたりと、ていねいに対応してもらいました。
ただ、ベビーカーはタラップで受け取るはずでしたが、なかなか出てこず。
その様子を見ていた空港スタッフが、私のかわりに受け取って持ってきてくれたりと、助けてもらうことばかりでした。
ちなみに、こちらは「チャンギ空港」でもらえるフロアガイド(英語、日本語、中国語版あり)。
↑トイレやオムツ交換の場所はもちろん、キッズルームや無料WiFiやインターネットサービスなどが掲載され、とても便利でした。
深夜便に乗り込むまで
帰国は「チャンギ空港」を午前1時に発つ深夜便を利用。
22時すぎにチャンギ空港に到着し、航空会社のカウンターへ。
すでに後ろに長蛇の列ができており、英語も堪能ではないので、チェックイン時に子供に関する予約内容の確認はできずじまいでした。
搭乗時間になるまえに、息子が眠くてぐずぐず。
搭乗開始予定の0時ギリギリに最後のオムツ交換と着替え(冬の日本の服装に)をすませ、セキュリティーチェックを経て出国手続へ。
ホテルでもらった200ミリリットルの水のボトルを持ち込もうとしたら、「水はダメ」と。
「ミルク用の水です」と言うと、そのまま通してもらえました。
息子はベビーカーに乗せられたまま脇に連れていかれ、係員にペンライトで瞳孔を確認されたり、あーんと口のなかを見られたり、首のリンパ線を触られたりしていました。
病気かどうかチェックされていたよう。
無事にパスして、搭乗ゲート前のソファで待っている間に、息子はそのまま寝てしまいました。
到着までの様子について
飛行機では、シートは窓側2席でバシネットも使わせてもらったのですが、窓側で夜間ということもあるのかものすごく寒い…!
息子を早々に着替えさせておいて正解でした。
バシネットで寝返りができない息子は、少しグズったりで熟睡できないまま朝に。
寝ている間に日本に到着するし、シンガポールにも長く滞在できるという理由から深夜便を選択したのですが、息子くらいの月齢だと、日中便で帰国したほうがよかったかもしれません。
朝食は、息子にはビン詰めの離乳食が用意されていました。
大人の朝食では和食が選べたので、そのなかから食べられそうなものを与えることにし、ベビーミールの青リンゴのすりつぶしをデザート代わりにもらいました。
しかし、熟睡できなかった息子はあまり食が進まず、朝食はジュースとそのビン詰、ご飯を少し食べただけ。
申し訳ないと何度もCAさんが謝ってくれ、ホットミルクをつくってくれたりと、復路でもいろいろ気遣いしてもらいました。
復路も子供がそれほどいなかったからか、機内で配られるおもちゃを全種類袋に入れて降りる際にプレゼントしてくれました。
↑シンガポールエアラインでもらったオムツやおもちゃセットの一部。
単語や身振り手振りでのやり取りでしたが、本当にいろいろと助けられたフライトになりました。
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