Published on 11.10.15
【オアフ】1才8ヵ月の息子が39度の発熱…通訳のいる診療所「ドクターオンコール」での診察の様子や支払い、処方薬について
息子の熱が下がらない…(涙)!
2011年6月、4才の娘と1才8ヵ月の息子と4泊6日でハワイ・オアフ島に行ってきました。
はじめての子連れハワイとなるので、心配だったのが子どもの体調。
小児科に相談し、ひととおりクスリをもらってから旅行にでました。
先生から「もし体調を崩してしまったら、心配だったら現地の病院にいってね」と言われましたが、クスリも持っていくし大丈夫…と思っていました。
娘は出発日のちょっとまえはカゼ気味でしたが、息子はいたって元気。
しかし、到着後2日目の夕食中、なんだかちょっと食欲がないし元気もない。
ん、熱っぽい??
急いでホテルにもどって熱をはかると、なんと38.8度。
とりあえず小児科からもらった解熱剤を飲ませました。
海外での発熱なので心配で寝られず、数時間おきに検温しつつ様子を見ましたが、なかなか下がる気配がありません。
とりあえず、翌日のオプショナルツアーをキャンセル。
翌朝も熱があったので、私と息子だけホテルに残りとりあえず安静にしていました。
解熱剤が効いている間は元気ですが、またすぐ熱が上がるというのをこの1日繰り返し。
次の日の昼まで熱が続き、しかも熱が高いままなのでだんだんと心配になってきました。
ただ、39.0度あるわりには元気。
とはいえ、2才まえなので、念のため「ドクターオンコール Doctors On Call」に行くことにしました。
「ドクター・オン・コール」とは、オアフの総合病院「ストラウブ病院」が提供している24時間体制の医療サービス。ワイキキには、ホテルやショッピングモールなどに5ヵ所の診療所を設けています。
今回滞在していたのは、「シェラトン・プリンセス・カイウラニ Sheraton Princess Kaiulani」。
ホテルは予算と立地を重視して決めましたが、ドクターオンコールの診療所も入っているというのも決め手のひとつになりました。
今回利用したのは、クレジットカード付帯の「家族特約」
入るとまず受付があり、広い待合室があります。
受付には日本語が堪能なスタッフがいたので問題なし。
最初に「保険に入っていますか?」と聞かれます。
そして「診察料はだいたい140ドルくらいからですが、よろしいですか?」と。
書類を記入し、受付完了。
書類には、いろいろと同意のサインを書く欄があったので少しドキドキ。
受診の順番を待ちます。
今回、「JCBゴールド」の海外旅行保険に家族特約がついていたので、そちらを利用しました。
【関連くちこみ】家族にも200万円の治療費が支払われる「JCBゴールド」
念のため、カード会社にも事前に確認。
契約者本人(夫)はキャッシュレスですが、特約となる家族はいったん現地で支払い、帰国後に請求するという流れ。
その場合、支払いは現金でもカードでもよく、診察料が高額でない場合は診断書もいらないとのことでした(請求書は必要)。
診療は、症状の経緯に関する質問が中心となりました
しばらくして、名前を呼ばれて入ると、看護師さんと通訳の方がいました。
通訳から、息子の様子やこまかい症状、病歴などについて質問されるのでそれに回答後、診察室に移動します。
こちらは通訳からドクターに説明があり、さらにドクターから細かな質問がされます。
先生からの質問と私からの質問や心配事を話したあと、「たぶん問題はないでしょう」と、息子を診察するまえにいわれました。
その後、診察に入ります。
診察自体はいたってシンプル。
聴診器をあて、ノドや目などをみておしまい。
けっきょく「元気だし、熱以外にとくに問題ない」といわれました。
「日本からクスリを持ってきている」と念のため伝え、「解熱剤も持っている」というと、服用できる間隔を聞かれました。
「6時間おきだ」と伝えると、「それじゃ効かないから、違うのを出すのでこれを飲むように」と指示されました。
そちらは「3時間おきに飲んでいい」というもの。
最後に「とにかく、熱だけだから大丈夫。3日間飲み続けても下がらなかったらまた来て」といわれて、息子は「おりこうだったねぇ〜」といわれながらシールをもらい完了。
とにかく話が長いというか多いというか…
「ちょっと日本の病院とは違うな〜」と感じました。
診るというより、聞くのが主体。通訳を介したのでそう思ったのかもしれませんが…
クスリをもらって、支払い。
「カードのほうが明細をなくさなくていいかなぁ」と考え、カードにて支払い。
金額は、クスリ代込みで147.87ドル。
↑こちらが診療料金の明細表です。
たいしたことがなかったので、最低ラインの金額ですんだのだと思います。
とはいえ、保険でカバーされなければけっこうな金額ですが…
海外のクスリって、やっぱり心配ですよね?
さて、もらったクスリは液体の解熱剤。
箱にはきちんと日本語で飲む量と時間が書いてあります。
↑コンパクトなケースに入っていますが、これが飲ませるのがタイヘンでした…!
↑こちらが熱冷ましのパッケージです。
海外のクスリということもあり、正直飲ませることには抵抗がありました。
「解熱剤なら日本でもらったものを飲み続けたほうがいいかも」と思いつつ、万が一再度診てもらう場合困るかな…ということで、言われたとおり飲ませることにしました。
処方されたクスリが…不味すぎるので困った!
しかし、これがタイヘン。
ささっとジュースに混ぜて飲ませようとしたら、見事に吐き出しました。
ジュースの種類を変えてもダメなので、試しに少しなめてみたら恐ろしくマズイ!!!
しかもかなり濃いのか、なにと混ぜてもまったくごまかせない。
濃い目の野菜ジュースや果物のジュース。各種ヨーグルト。
息子もだんだんと不信に感じたようで、ヨーグルトぽいものはなにも入れていない状態なのに、食べなくなる始末。
いろいろ試した結果、一番ましだったのがブルーベリー味のヨーグルト。
↑このブルーベリーヨーグルトには助けられました!
ブルーベリーソースの部分に混ぜ込み、少しヨーグルトを足すという方法。
これをなんとか飲ませ続け、結局3日目の朝にやっと熱が下がりました。
ちなみにクスリを混ぜる際に役立ったのが、これまたヨーグルのカップ。
プラスチックのふたつきをセレクトするのがベスト!! 毎回、丸ごと1個食べきるのはタイヘンなので、小分けした際にフタがあるととっておけます。
ほかにも、食事をテイクアウトして部屋で食べる際、子どもに小分けするのにも使えたり、コップ代わりになったりと大活躍でした。
この3日間は、なんだかすごく長かった…
2日目あたりから鼻水が出はじめました。
状況を改めて考えてみると、単なるカゼと疲れだったように思います。
あせって病院にかからずとも、持参した解熱剤とカゼ薬で様子を見ていたほうがもっと早く治ったかなと。
ドクター・オン・コールでは解熱剤しかもらっていませんが、持参したクスリのなかには抗生剤もありました。
海外だけにものすごく心配してしまい、ちょっと冷静さにかけていたかなぁと。
医療費はカバーされたけど、手続きには手間もかかりました
さて、日本に戻ったらさっそく支払いの請求です。
日本のカード会社の専用デスクに電話をすると、「くわしくは保険会社に直接聞いてください」と、電話番号を教えてもらいました。
保険会社では、くわしい手続き方法と必要書類を送ってくれます。数日後、届いた書類に記入して、明細などを添付して送り返します。
正直、これがけっこう手間でした。
キャッシュレスなら、このあたりが省略されているはず。
一般的な海外旅行保険は、最近はほとんどキャッシュレスのようなので、やはりカードの特約は少々手間がかかります。
返金は、日本円となります。
提出書類が届いて処理が行われた日のレートで換算されますが、レートが悪ければ戻ってくる金額も目減りすることも
今回はちょうど同じようなレートだったので、問題なし。
現金で払っていたほうが確実にレートは悪かったので、カードにしておいてよかったです。
いま考えると、もう少し冷静に判断したほうがよかったかも
今回は、はじめての子連れ海外なのに病院に行くことにもなり、ドタバタなハワイでした。
子どものことは(とくにまだうまくしゃべれない年齢だと)なにかとあせってしまいますが、とにかく冷静な判断が必要かも…と反省。
わが家の場合、娘がちょっと大きな病気にかかったこともあり、39度以上の熱が続くと必要以上に気にしてしまうという事情もありましたが…
小児科の先生にもよく言われますが、「子どもの変化は、毎日見ているお母さんが一番よくわかる」。
これは、海外でも日本でも同じこと。
ホテルから「ドクターオンコール」が近かったのでかかりましたが、ハワイには日本語オーケーな小児科もあるそうです。
診療時間内であれば、そちらにかかったほうが子どもの場合はより安心かもしれません。
ツアーで行った場合は、代理店のツアーデスクなどで相談できますよね。
帰国後、小児科で診てもらったところ、やっぱりカゼでした。
ホントに、普通にもらった薬を飲んでいたらよかったです(涙)。
どこにいても、合言葉は「冷静に」ですね。
By M.I.
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