Published on 11.12.13
【親子留学*フィジー02】3才から高校生まで80名が通う小規模な私立学校「ナンディ・クリスチャン・コミュニティ・スクール」<授業編>
■子供の年齢:年中、小学2年生
■留学期間:6週間(2010年7月〜8月)
■留学先:フィジー共和国・ナンディ
■留学のコスト:子供ひとり/約11万5000円(航空代金/約10万円、語学学校/約1万5000円)、滞在費/約17万円(アパート/約11万9000円、食費など/約5万円)、エージェントへの手数料/約8万1000円
□学校:私立学校「ナンディ・クリスチャン・コミュニティ・スクール」(N.C.C.S.)
□勉強時間:8時〜15時(月〜金)
□授業スタイル:ひとクラスにつき生徒は5〜6名(5教科+α)
□教材:アメリカの学習教材をベースにした内容
【01準備編】フィジーならハワイ留学1名ぶんで3名留学できる
【02授業編】こじんまりしたキリスト系私立学校「N.C.C.S.」◀
【03滞在編】フィジーで借りたアパートや食事情について
【04まとめ】フィジーで気をつけるべきこと、学んだこと
学校へは現地バスで通学
2010年7月中旬から8月いっぱいまで、フィジー・西部の町「ナンディ Nadi」にある私立学校へ、小学校2年生の長男、年中の次男と親子留学しました。
息子たちが通っていたのは、「ナンディ・クリスチャン・コミュニティ・スクール Nadi Christian Community School」(N.C.C.S.)。
ナディ地区の「ナソソ Nasoso」という住宅地にあり、学校へは毎日バスに乗って通っていました。
ちなみにフィジーでは、学校のスクールバスがない限り、公立でも私立でも、自分で現地のバスに乗って学校に通います。
現地のバスを利用するのは心配でもありましたが、同じ停留所で乗り降りさえすれば問題はないはず。
↑各会社によって、バスの色や方向などが異なります。子供たちが利用していたナソソ行きのバスは、この紫のバス。学校までは約30分。
バスの発着は、1時間おきと少ない。
乗り遅れたときは、まずはタクシーかバスで空港まで行き、空港からタクシーで学校に行きました(空港から学校まではクルマで5分くらい)。
高校生までが通う小規模な私立学校
ナンディ・クリスチャン・コミュニティ・スクール(N.C.C.S.)は、フィジー内に系列校2校を持つ、キリスト教の私立校。
幼稚園(3才)から高校まである学校でしたが、生徒数は80名と小規模。1年は4学期制となっています。
次男は、年中と年長の年の子のいるクラスに、長男は2年生のクラスへ。
1クラスにつき、生徒は5~6人ほどと少人数でした。
授業は、月〜金の8時半〜3時くらいまで。
授業の内容は、アメリカの教材を使い、子供たちのペースに合わせて教材を終わらせていくのがキホン。
いちおう5教科でしたが、学年があがると音楽や美術などもあるようです。
年中の次男のクラスでも、ペーパーワークを行っていました。
先生に本を読んでもらったり、お友達と一緒に遊んだりすることも多かったようで、楽しそうに学校へ通っていました。
ちなみに、学校で購入したものは、バックバック、ブックバック、体操服の上下、体操袋、ペンケース。
現地のエージェントに「買っておいてください」といわれ購入したのですが、校長先生からは「短期留学なので体操服以外は購入しなくても大丈夫」と(苦笑)。
学校全体の行事も多くありました
毎週水曜日は、幼稚園児から高校生まですべての生徒がバスに乗り、大きな運動場に行きスポーツをしました。
↑学年によってプログラムは異なりましたが、先生も一緒になってスポーツをしていました。
子供たちは、楽しそうにサッカーやバレーボールなどをしていました。
金曜日は、スクールでアイスやお菓子を買うことができる日。
生徒が順番に自分の家で作ったものなどを学校に持ち寄って販売し、収益は学校に寄付され、学校の備品などに充てられていたよう。
わが家でも、小さな春巻きとのり巻きを作って持たせましたが、息子たちは「全部売れたよ」とうれしそうでした。
キリスト教の方針で運営
校長先生は、イキイキとした雰囲気のオーストラリア人女性。
子供たちを学校に迎えに行った際にもフレンドリーに話しかけてくれ、ほかの先生も子供の様子を教えてくれました。
また、高校生たちが首都・スバで行われるクリスチャンスクール大会の練習を見学していたときのこと。
スポーツや音楽といった部門があり、生徒たちは聖書を暗唱したり、演技や人形劇、自作のポエムの発表練習をしていました。
校長先生は、「子供たちひとりひとりには、神様からのギフトがあるの。私たちはそのギフトを伸ばすことが仕事なの」。
息子たちについても「こんなところが上手で、こんなところが苦手。だからこうサポートしていきたい」と話してくれました。
息子たちの学校最終日、校長先生は、先生や子供たちと一緒に「無事に日本に帰り、いつかまたここに戻ってこられるように」とお祈りをしてくれました。
↑息子たちもフィジーになにかお礼をしたいと、最後の週に自分たちのオモチャや着られなくなった洋服を近所の孤児院に寄付しに行きました。
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