【てくてく*シンガポール08】リトル・インディアの名店で、イチオシのご当地グルメ「フィッシュヘッド・カレー」を食べよう - 子連れ海外旅行☆旅キッズ


Published on 12.03.15

【てくてく*シンガポール08】リトル・インディアの名店で、イチオシのご当地グルメ「フィッシュヘッド・カレー」を食べよう

ご当地カレー「フィッシュヘッド・カレー」

シンガポールでは、ご当地グルメをめいっぱい楽しみたい…

…そんな人にぜひトライして欲しいのが、「フィッシュヘッド・カレー Fish Head Curry

その昔、シンガポールにやってきたインド人が、市場で捨てられていた魚の頭を見て考案したというメニュー。

大きな魚の頭がどーんと入った真っ赤なカレーは、一見すると「これはちょっと…」とひるんでしまいがちですが、それではもったいない!

フィッシュヘッド・カレーは、国内各地で食べることができます。

が、やはり聖地ともいえる「リトル・インディア Little India」の「レース・コース・ロード Race Course Road」にある2軒の名店で試して欲しい!

↑MRT「リトル・インディア駅」に面しているレース・コース・ロード。観光客にも入りやすいインド料理レストランが並んでいます。

リトル・インディア駅を降りて、ファーラー・パーク駅方面に向かってまっすぐ4〜5分ほど歩いた位置にあるのが「バナナリーフ・アポロ The Banana Leaf Apolo」。

↑「バナナリーフ・アポロ」の営業時間は、10時30分~22時30分(年中無休)。

 

1974年創業のこちらは、フィッシュヘッド・カレーが評判の南インド料理店。

広い店内にずらりと並んだテーブルには、バナナの葉を敷いたトレ―が、あらかじめセッティングされています。

↑ライス(3 S$)をオーダーすると、2種類の野菜のおかずが付いてきます。フィッシュヘッド・カレーには、ナンよりもライスがキホン。

地元の人たちや観光客でいつも大繁盛のお店。

ベビーチェアの台数が限られているので、小さな子供連れはピークタイムよりも少し早めに行くと安心。

↑続々とお客さんがやって来て、回転のはやいお店。

こちらがフィッシュヘッド・カレー!

↑大きな魚の頭がガツンと入っていますが、これでSサイズ(22 Sドル)。

S、M、Lと3サイズあるのですが、Sサイズでもけっこうなボリューム。

大人4人くらいでちょうどいい量。

ほかにもメニューは色々あるので、フィッシュヘッド・カレーだけでおなかがいっぱいになってしまうと、ちょっともったいないかもしれません。

↑手前からフィッシュヘッド・カレー(S)、「魚のコロッケ Fish Cutlet」 2個で3.5 Sドル、「イカのカレー Squid Curry」9 Sドル。奥のパパルという豆でできたパリパリおせんべいはサービスで出てきます。

フィッシュヘッド・カレーに用いる魚は、「ホワイト・スナッパー White Snapper」や「レッドスナッパー Red Snapper」と呼ばれるタイの仲間が多く、頭だけとはいっても意外と食べるところがたくさんあります。

白身魚はあっさりとした食べやすく、数十種類のスパイスをブレンドして作るカレーはさらさらとしたスープ状。

魚のダシが効いていて、思いのほかマイルド…と思いきや、じわじわと深みのある辛さもしっかり味わうことができます。

トマト、オクラ、ナス、パクチーなどの野菜類も入っていて、見た目の強烈さとは裏腹に、繊細で奥深いオイシさなのです。

バナナリーフ・アポロ
住所:54 Race Course Road Singapore
電話:6293-8682

元祖「フィッシュヘッド・カレー」のお店

2軒目は「ムトゥース・カリー Muthu’s Curry Restaurant」。

「バナナリーフ・アポロ」を通り過ぎて、駅から7〜8分歩いたところにあります。

↑洗練された雰囲気の「ムトゥース・カリー」。「Muthu」とはタミル語で「真珠」の意味。営業時間は10時〜22時。

 

1969年に小さな食堂からはじまったこのお店は、フィッシュヘッド・カレーの生みの親として知られています。

↑広々とした清潔な空間に、ゆったりと配置されたテーブル。ベビーチェアも完備。

↑こちらもバナナの葉にサーブ。ライス(3 Sドル)には2種類の野菜のおかずが付いてきて、パパルはサービス、というキホン形は両店ともに同じ。

↑大きなパパルにかぶりつく1才8ヵ月。

「ムトゥース」のフィッシュヘッド・カレー!

↑Sサイズで22 Sドル。

酸味の効いたさっぱりとしたスープには、パイナップルも入っています。

防水効果バッチリで見た目にもさわやかなバナナの葉の上で、白いライスにからめて食べるとますます美味!

ヘルシーな白身魚とスパイス効果で元気になれて、暑いシンガポールにぴったりのメニューです。

↑対面式のカウンターでナンの生地をこねているところ。スタッフもフレンドリー。

↑フィッシュヘッド・カレー以外のメニューも充実。ショーケースから選んで注文できます。ほうれん草とチーズのカレー(写真中央の緑色のカレー)などは、まったく辛くないので子供にもオーケー。

マサラチャイ・フラン Masala Chai Flan」というデザートもおすすめ。

シナモンやカルダモンなどのスパイスが効いたチャイ(ミルクティー)をプリンにしたもので、ほろ苦甘いカラメルソースがたっぷりかかっています。

これは大人向けのお味、と思ったのですが、子供も気に入ってパクパク食べていました。

ムトゥース・カリー
住所:138 Race Course Road #01-01 Singapore
電話:6392-1722

腹ごなしにリトルインディアを散策

おなかがいっぱいになったら、リトル・インディアの目抜き通り「セラングーン・ロード Serangoon Road」を散策してみるのも楽しいですよ。

色鮮やかなサリー、ゴールドジュエリー、花飾り、香辛料など、インド系住民たち御用達のお店がずらり。

ただし、このあたりは歩道がせまくて段差が多く、人も多いので、ベビーカーには不向き。

ひとり旅や女友達とのお買いものなら、インド雑貨がひしめくアーケードやローカル色の強いショッピングセンターをじっくり見たいところですが…

赤ちゃんや幼児連れなら、ムリをせず目的をしぼって行動したほうが無難かも。

【関連くちこみ】7才と3才連れでリトルインディア散策

↑マリゴールドやジャスミンなどの花飾りを売る店。

↑「スリ・ヴィラマカリアマン寺院 Sri Veeramakaliamman Temple」。

〆は評判のアイス「クルフィー」で!

食後の一休みにぴったりなのが、北インド伝統のアイスクリーム「クルフィー」のお店「クルフィー・バー Khulfi Bar」。

アーユルヴェーダにもとづく自然食品で作られた、体にいい自家製アイスクリームが自慢です。

↑3種類のナッツがふんだんにトッピングされたアスリィ・クルフィー(7.9 Sドル)。ミルクを煮詰めて作った練乳のように濃厚なアイスは、甘さ控えめで風味豊か。子供にも大好評!

基本のミルク風味以外に、ピスタチオ、ラズベリー、マンゴーなどのフレーバーも。

「クルフィー・バー」はセラングーン・ロードから一本横に入った「アッパー・ディクソン・ロード Upper Dickson Road」という小さな通りにあります。

 

営業時間は12時~21時30分。

↑フルーツ入りのパフェやテイクアウト用もあります。

↑壁にも天井にも、所せましと飾られたインド雑貨は購入可能。

このクルフィー、独特の口どけにハマる人が多いというのもうなずけます。

お店で食べるのが一番ですが、気に入ったらファーラー・パーク駅近くの24時間営業ショッピングセンター「ムスタファセンター Mustafa Center」などでカンタンなインスタント・クルフィーの素も買えるそうです。

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