Published on 12.04.07
【フィリピン*2012】食事や住まい、困ったことから必要なコストまで…セブのインターナショナル幼稚園に長期親子留学中のママにインタビュー
【生活編】衣食住から子供の習い事まで…セブでの暮らし ◀
【学び編】インターナショナル幼稚園の入り方や日課について
セブで暮らしながらの「親子留学」について知りたい!
安近短の語学留学先として注目されている、セブ。
前回は、語学学校に滞在しながら学んでいる鈴木さんファミリーに話を訊かせてもらいました。
【関連インタビュー】マクタンの語学学校に留学中の鈴木さんファミリー
今回フォーカスしたのが、短期的な語学留学ではなく、現地での暮らしを楽しみながら学ぶという留学スタイル。
なるほど、子連れママにやさしいセブではそんな滞在もしてみたいよネ!
…ということで、今回はお子さんたちを現地のインターナショナル幼稚園に通わせながら親子留学をしている、西口さんファミリーに会ってきました。
↑西口美由紀さんと七菜ちゃん(5才)、禅くん(3才)はお昼寝中…
■子供の年齢:娘5才(キンダー1)、息子3才(ナサリー1)
■留学期間:2011年3月〜
■留学先:フィリピン・セブ島
■留学のおもなコスト:航空代金/約15万円(片道3人分)、学費/年間ひとりにつき約16万円、習いごと/月に約7000円(ピアノ週2回)、家賃/月に9万円、レジャー費/月に約5000円~8000円、食品や雑費など/月に約3万5000円~4万5000円
□学校:セブ市内のインターナショナル幼稚園
□学びの時間:娘/平日8時〜15時、息子/8時〜11時15分
□学びの内容:英語、シンガポールマス計算、歌やダンス、工作
ーーセブで暮らしはじめたきっかけは?
わが家では「子供たちを海外で育てたいね」と、かねてより話しあってきました。
具体的な場所や時期は決めていませんでしたが、仕事でセブを訪れた夫が「暮らしやすそうな場所を見つけた」と。
それをきっかけに、セブへの留学を具体的に検討するようになりました。
いろいろ調べていくと、フィリピンの学校の新年度は6月にスタートするとのこと。
2011年には、娘は5才、息子は3才になるので、2011年6月に合わせて留学しようと準備を進めていました。
下見も兼ねてのセブ旅行を予定していたのが、2011年の3月。
直前に震災が発生したので帰国もままならない状況となり、予定よりも2ヵ月ほど早くセブでの暮らしをスタートすることにしました。
ーーなぜ、海外で子供を育てたいと考えたのですか?
これは、夫が英語が使えることの重要性を身にしみて実感していることが大きいですね。
夫は、結婚するまえ米国ロサンゼルスで1年ほど働いていました。
外資系企業でクルマの貿易に携わっていましたが、このときに英語を使えることが人生の可能性を大きく広げてくれる…と実感したそう。
英語が話せれば、どこにでも行くことができる。
そう実感した夫は、世界中どこにいてもできる仕事こそが理想の仕事と考え、6年まえにIT系の事業を起業しました。
現在のところ、夫の会社の拠点は東京にあるので、セブに滞在できるのは1ヵ月半〜2ヵ月に10日間ほど。
子供たちもさみしい思いをすることがありますが、10年後20年後が大切。
将来を見据えて暮らすようにしています。
ーーセブの暮らしで不便を感じたことは?
来たばかりのころは、不便なことだらけでしたよ(笑)。
電気製品の調子が悪くても原因がわからないし、AV機器の配線などにも困りました。
また、不便というほどではないのですが、セブに滞在し続けるためにはビザの更新も必要です。
日本人が、フィリピンにビザなしで滞在できるのは21日間。
それ以上滞在する場合は、「観光ビザ ALIENS ADMITTED AS TOURIST VISA」(9A)を延長する必要があります。
このビザはフィリピンに入国した時点で支給されるので(申請の必要なし)、セブにある入国管理局で延長申請を行えば、最長で2年間まで滞在することができます。
初回の申請で38日間有効となり、以降2ヵ月ごとに更新していく必要があります。
ちなみに、セブのイミグレはマンダウェにあり、自分で申請することもできますが、英語でのやりとりとなるのでエージェントにお願いすることもできます。
ーー食事や買物などで困ったことはありますか?
食に関しては、セブではどこに行っても日本食が食べられますし、韓国レストランもたくさんあるので、とくに問題はないですね。
↑セブ島にある日本料理レストラン「未来軒」で食べた、餃子や天ぷら、どんぶりメニュー。
↑日本でおなじみのマクドナルドなどのファーストフードもあります。
セブ市内には、日本食材の専門店「町屋マート」もありますし、大きなモールに行けば日本食材も手に入ります。
↑セブ市内にある日本食材店には日本でのおなじみの商品がズラリ。
↑セブで入手した食材で娘さんとクッキング。
↑これぞ家庭の味、カレーライスが完成!
物価は、やはり日本よりもかなり安いですね。
高いと感じるのは、乳製品や紙製品。オムツも高いほうだと思います。
でも、洋服などはとても安くて、1000ペソ(約2000円)も出せば夏のワンピなども買えるので、ずいぶん割安感がありますね。
↑セブで入手した娘さんのサマードレス。どれもカワイイ!
↑もちろん、ヘアサロンもあります。カットだと、だいたい50〜100ペソくらい(約100円〜200円)。
娘のピアノも、こちらで先生を見つけてレッスンを続けています。
ーー住居について教えてください
現在は、一戸建てのタウンハウス(2階建て、3ベッドルーム)を月額9万円程度で借りて生活しています。
フィリピンには、24時間セキュリティーが常駐している「ビレッジ」と呼ばれる住宅エリアがあります。
↑ビレッジ内には部外者は立ち入ることができません。
私が暮らしているビレッジの規模は、コンドミニアムが2軒、ハウスが11〜12軒くらい。
隣にはホテルもあるので、外部の人が入ってくる可能性も低く、安全性は高いと思います。
↑敷地内なら子供を安心して遊ばせることができます。
↑2階建てのタウンハウス。フィリピンの正装をまとった子供たち。息子のシャツは「バロン・タガログ」と呼ばれており、パイナップルの繊維からつくられ透け感があります。娘のドレスは「マリア・クララ」という女性の正装ドレスとなります。
ここに引っ越してくるまえは、マンションの1ベッドルームを借りていました。
↑こちらタイプだと、賃料はだいたい2万ペソ(約4万円)くらい。
住宅にかかるコストは、ほかにも電気代に水道代、そして庭の管理費となるガーデンフィー(ビレッジの場合)などですね。
ちなみに、電話は現地でスマートフォンタイプの携帯を購入。
プリペイド式なので買ってすぐに使用することが可能ですし、日本への通話も日本の携帯からローミング通話するよりも、5分の1程度とかなり安くすみます。
↑SIMフリーなので、カードを差し替えれば日本と韓国以外のアジアで使うことも可能。
ーーなるほど、セブはファミリーにも生活しやすい場所なんですね。次回は、お子さんたちが通う幼稚園について話を訊かせてもらいます。
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