Published on 12.04.22
【フィリピン*2012】経済規模や都会度、街の雰囲気、住居環境から1ヵ月の生活コストまで…フィリピン第2の都市「セブ」での暮らしの魅力とは?
【ママ編】セブは子連れママにやさしい…を、達人ママと検証
【食事編】オススメローカルフードからまったりカフェまで
【基礎編】最新エリアや住居、移動手段などセブ暮らしの魅力 ◀
セブってどんな街なんだろう…?
今回は、セブとはどんな街なのか、そしてセブでの暮らしにはどのような魅力があるのか…がテーマです。
セブ旅行を考える際、「フィリピンってアブナくないの?」と、漠然とした不安を感じるママも少なくないのでは?
ワタシがセブを訪れて感じたのは、拍子抜けするほど「ほかの東南アジアの街と変わらないなぁ」という印象。
ただし、マニラでは多少の猥雑さと混沌とした空気を感じたので、都市によって雰囲気はかなり異なるなぁ…と思いました。
…ということで、今回もセブポット編集長のヒロさんに登場いただき、街としてのセブ、生活の場としてのセブについていろいろ訊いちゃいました。
「セブポット」編集長 ヒロさん
セブのラグジュアリーリゾート「プルクラ」のスパマネージャーの職を得て、2004年に来島。日本人が安心してセブに来られるように…との思いから、2007年に「セブポット」を創刊。その後結婚し、現在ふたりのお子さんを育児中。
↑セブ初の日本語フリーペーパー「セブポット」。隔月刊となりますが、ウェブ版でも最新号を読むことができます。セブポットのサイトにアクセスする場合は、上記画面をクリック!
フィリピン第2の都市・セブはどの程度都会なのか?
ーーセブはフィリピン第2の都市とのことですが、どのような文化的、経済的な背景があるのでしょうか?
セブは、レイテ島、ボホール島、ネグロス島などから構成される経済地域「ヴィサヤ諸島 Visayas」の中心となる都市です。
セブ島の東海岸の市街地やマクタン島も含む「メトロ・セブ」と呼ばれるエリアには、240万人ほどの人々が暮らしています。
セブの人たちが話すのは、タガログ語ではなく「セブアノ語」という特有のコトバ。
関西弁みたいなものですが、首都「マニラ」とは言葉も異なる文化圏となります。
メトロ・マニラは1200万人もの人々が暮らす大都会ですが、経済的規模でもセブはマニラの10分の1程度。
だから、セブは穏やかでのんびりした空気が流れていますし、思いやりのある温厚な人が多いので居心地がいいんですよね。
ーーセブの最新スポットはどのあたりなんでしょう?
セブの最新エリアは、「ITパーク Asiantown I.T. Park」と「アヤラ・ビジネスパーク Ayala Business Park Cebu」となります。
ITパークには、「 NEC」や「 IBM」、「JPモルガン」といった日系や米系企業が入っています。
↑「ITパーク」は、24ヘクタールのエリア内に光ケーブルや自家発電装置を完備した、ビジネス特区。セブシティの北側にあります。
↑ITパーク界隈には、エリア内の企業に勤める若いフィリピンの人たちがいっぱい。
24時間にぎわっていますが、 米国はフィピリン時間とほぼ逆なので、このエリアは夜中が栄えるんですよ(笑)。
↑アジア料理のレストランなど、ITパークのビジネスマンをターゲットとした飲食店もあります。
↑朝食の時間に賑わう、ファーストフード店が集まっている一角。
ITパーク周辺は、早朝4時半くらいから7時30分はランニングのメッカとなっています。
セブでも、ジムやヨガ、ランニングがビジネスマンのステイタスなんですね。
駐在ビジネスマンの奥さんや、リッチなフィリピン人マダムもこのエリアがお気に入り。
ちなみに、街中にあるスタジオでのヨガは、1回100ペソ(約200円)くらい出せば参加できますよ。
「アヤラ・ビジネスパーク」の北側には、オシャレなお店が点在しています。
「ティマ・ビストロ Tymad Bistro」では、本格的なクロワッサンも1個50ペソ(約100円)で販売されているんですが、これがとってもおいしい。
フランスで長年カフェやピストロをしていたオーナーがつくる、本場のクレープは最高。
最近は、そば粉の「ガレット」と「クロワッサン」の朝食にはまっているんですよ〜。
食事関しても、ここ数年セブはどんどん洗練されてきていると思います。
セブ暮らしの魅力や、生活するうえでのポイント
ーーセブにはたくさんの日本人が暮らしていますが、どんなところが暮らしやすいですか?
セブで快適に暮らすポイントは、住むエリアを選ぶことですね。
セブ市中心地から北東に位置する「バニラット Banilad」や「タランバン Talamban」というエリアには、外国人や地元のお金持ちがたくさん暮らしています。
↑セブシティのローカルエリアは、一般的にはこんな感じ。外国人の住むエリアとは、ちょっと雰囲気が異なります。
外国人の場合、やはりセキュリティーがしっかりしている居住区画「ビレッジ」で家を借りて住むことになります。
ビレッジの規模はいろいろあって、戸建てやコンドミニアムが300軒くらい集まる大きなところもあるんですよ。
そして、セブの魅力のひとつは物価の安さもありますね。
でも、日本人の場合、心に余裕を持てる生活レベルを維持できることが、セブで生活する魅力だと思います。
日本では考えられないくらい安価に、ヘルパーさんやベビーシッターを利用できる環境が整っていることも、ママには心強いポイント。
マッサージやエステなども気軽に生活に取り入れることができるので、ママもリフレッシュしやすいですね。
金銭的にも時間的にも、日本ではなかなか得られない暮らしの豊かさを享受できるのがセブなんです。
目安になるコストは、たとえば家族で暮らす場合だと、月20万円(約10万ペソ)くらいでしょうか。
ーーセブでは、たしかにローカルなエリアと外国人などが暮らすエリアではだいぶ雰囲気が違うなぁという印象でしたね。
街中は、東南アジアの雰囲気に加えキリスト教関連の建物や飾りが目につくのが、フィリピンならではの風景だと思いました。
ところで、セブでの移動手段は、やっぱりクルマが便利なのでしょうか?
セブには鉄道などの交通機関はないので、移動手段はクルマとなります。
クルマがあればもちろん便利ですが、なくてもセブではタクシーも安くて使い勝手はいいですよ。
新車もたくさん走っていますし、セブではボッタクリもありません。
メーター制なので、市内では「メーターを使って」といわなくてもメーターを下げてくれます。
料金は、初乗り40ペソなので、20分くらい乗っても100ペソくらいですね。
ただし、セブからマクタンに行く場合は、帰りにお客さんが拾えない可能性もあるので、別途交渉が必要な場合も。
メーター料金+50ペソくらいが相場です。
平日の学校の登下校時とラッシュアワーは、市内中心部は渋滞するのであらかじめ時間の調整をしたほうがいいでしょう。
↑セブシティで渋滞に巻き込まれたタクシーにて。20分くらいモタモタしていたので、夕刻などの帰宅時間は要注意。前に見える白いクルマもタクシーです。
ちなみに、空港では「イエロー」タクシーが利用できます(一般のタクシーは「ホワイトタクシー」)。
こちらは、エアポート専用のタクシーで初乗り75ペソとなりますが、空港が管理しているのでより安全なタクシーといえます。
日本からの直行便は夜着となりますが、空港とリゾート以外のエリアはほぼ真っ暗。
↑日本からの直行便は、セブの空港「マクタン-セブ空港」には19時くらいに到着。すでに周囲は暗くなっています。
↑空港からマクタン島東岸に並ぶリゾートホテルへの道。昼間の様子ですが、家もまばらなため、夜リゾートへ移動する道のりは少し不安になる人もいるかも。
なので、ちょっぴり不安になることもあるかもしれないので、そんなときはイエロータクシーを使えば安心できると思いますヨ。
ーーなるほど〜。セブには、日本の暮らしでは得られないメリットがあるんですね。
日本で核家族で生活していると、家事や育児のほとんどがママの肩にかかってくるので、しんどくなっちゃうこともあるんですよねー。だから、シッターさんの存在はとってもうらやましい。
今回は短期間の滞在ではありましたが、セブではかなり元気をチャージして帰国することとなりました(思いがけず!?)。
こんなに近いところに、ママにやさしい旅先があったとは…うれしい驚きです。
ヒロさん、セブのいいところをたくさん教えてくれて、どうもありがとうございました!
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