【旅*流儀171】茨城につぎ、高松と佐賀にも就航…高い搭乗率を誇る上海発LCC「春秋航空」のつぎなる目標は日本国内線就航? - 子連れ海外旅行☆旅キッズ


Published on 12.05.21

【旅*流儀171】茨城につぎ、高松と佐賀にも就航…高い搭乗率を誇る上海発LCC「春秋航空」のつぎなる目標は日本国内線就航?

上海発のLCC「春秋航空」の躍進に注目!

ここ数年話題の「LCC」(格安航空会社)ですが、このところ地方空港にも就航しています。

先日、テレビのニュースで特集が組まれていたのが「春秋航空」。

茨城-上海間が片道4000円という低価格で話題となりましたが、「実際のところ継続して搭乗する乗客はいるのかな?」とも思っていました。

【関連くちこみ】2010年9月に茨城空港に就航した「春秋航空」

そんな予想は大ハズレ。

たとえば、今年1月18日に上海間を週2便で就航した佐賀便は、搭乗率は4月までで95パーセントだったそう。コレはスゴイ!

そして、現在は週3便の増便を国土交通省に申請しているとのことです。

ターゲットは、勢いに乗る中国人観光客だった

現在、春秋航空が上海から就航しているのは、茨城(週6便)、高松(週3便)、佐賀(週2便)の3都市のみ。

成田、羽田、中部、関空などの大都市には就航していないのです。

そのため多くの日本人にとっては、航空運賃が安くても空港まで遠いなどのマイナス点も…

とはいえ、着実に路線を増やしていくのはナゼ?

答えは明解、ターゲットは中国人。

中国人を安く大量に日本に送る戦略であるため、日本では大々的な広告はほとんど目にしません。

現在では、富裕層や中間層も増えた中国人ですが、その購買力はものすごい。

性能のいい日本の電化製品などを大量購入したい中国人旅行者はもちろんのこと、中国内陸部の人たちは「海を見たい」という希望も強いよう。

今後も中国人訪日客は増えると見込んでいるそうで、 まだまだ座席は足りないようです。

ちなみに、中国人にとって、現在就航している3都市の利便性は悪くないようです。

茨城空港は、東京都心まで85分。

高松は、高松駅へは空港から30分とここを拠点に四国を旅行できますし、岡山までバスで50分なので中国地方も回ることが可能。

そして、佐賀空港も福岡まで60キロ(空港のHPではクルマで75分)と出ているので、十分アクセス圏内です。

つぎなる目標は、日本国内線の就航…?

春秋航空は、もともと「上海春秋国際旅行社」という旅行会社(1981年設立)が航空会社を設立し、LCC界に2004年に参入。

そして、現在では国際線も飛ばすようになりました。

安く大量にがモットーで、1度にできるだけ多くの乗客を運べるよう全席エコノミー。機内販売はもちろん有料。

座席も3-3配列で詰め込みますが、上海くらいまでならガマンできそう。

春秋航空利用の日本へのツアーは、7日間で5万円ほどでした。物価の高い日本へ7日間と考えると、悪くない値段。

この春秋航空が、つぎにもくろんでいるのが日本法人設立。

上海から茨城、高松、佐賀便のみであるため、そこから日本各地へ飛ぶには他社便を利用となりコストもかかる。

また、海外の航空会社が日本で航空事業を行う場合、やはり規制があります。

日本法人を設立することで、上海-地方都市を中国の春秋航空を利用し、地方と日本各地を日本法人が乗客を運ぶという絵を描いてるよう。

春秋航空が国内線に参入することになれば、さらなる価格破壊が期待できそう。

LCCは既存の航空会社側の乗客ターゲットとは異なり、新しい客層をも掘り起こしているようです。

国内線の運賃の選択肢が広がることはユーザーにとっても朗報ですし、国内経済の活性化にも期待したいところです。

春秋航空

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