Published on 12.05.14
【フィリピン*2012】シャイで無口な日本の子供たちも夢中になるレッスン…「英語も話せる15才」をゴールに掲げる「キッズコース」
【導入編】子供たちに本当に必要な英語教育とは? 現役パパからの提案
【施設編】学校内カフェや授業スペース、「ITパーク」の使い勝手まで
【宿泊編】ローカルな人たちも暮らす「ビレッジ」内の学生寮に宿泊
【移動編】学校と寮の間は徒歩10分…その道のりを歩いてみたら…
【食事編】BBQからファーストフードまで周辺の食事スポットをチェック
【講師編】日本の子供に最適なレッスンを提供するためのトレーニング◀
【留学編】英語学習の礎となった…小学1年生と3年生の1週間の短期留学
「QQ English」の革新性
セブ島にある「QQ English」は、オンライン・レッスンからスタートした語学学校。
この夏から本格的な留学生の受け入れも開始するため、継続的な語学レッスンが可能となります。
ここ2年くらいで、フィリピン発の日本人向けオンライン英会話サービスも出揃ってきたので、ワタシも興味津々でいろいろ試していました。
オンライン・レッスンとは、音声ビデオ通話ソフト「スカイプ」をダウンロードしたPCやタブレットPC、スマートフォンなどを介して行われるレッスンのこと。
そんななか、サイトのデザインもポップで使いやすそうだなぁ〜と思ったのがQQ English。
無料のお試しレッスン(25分)を受けてみると、ビデオ通話は鮮明で、先生もキチンとトレーニングされている印象。
そして、予約画面も使いやすい。
「なかなか秀逸なインターフェイスだなぁ」と、カリキュラムをチェックしてみると、こちらも日本人特有の英語への苦手意識をよく理解した内容構成。
「キッズコース」も、松香洋子さんという児童英語教育専門家によるテキスト「WE CAN!」を使用しており、15才までに「通じる英語」を習得することをゴールとしたカリキュラムとなっています。
↑スターターレベルから、レベル6まで7冊のテキストで構成された「WE CAN!」。
英語講師の人材が豊富で人件費も安いセブのリソースとITを最大限活用し、最短距離で実用英語習得を目指したカリキュラムが、25分のレッスンで約500円。
しかも、通学の手間なく学べるのはとってもありがたい。
う〜ん、じつに時代にマッチした英会話学校。
バス並みの料金で海外旅行を実現する「LCC」が登場したのと同じくらい、ワクワクする革新性を感じてしまったのでした!
「日本の子供たち」向けのレッスン
さて、こちらはセブのQQ Englishのセミナールーム。
新人講師を集めて、「キッズコース」の研修が行われていました。
↑講師は、キッズコースのマネージメントをしているグリゼット先生。
まずは、スライドを見ながら「日本の子供たちとはどのような生徒なのか」について、理解を深めていきます。
この講義、キッズコースが開設された際に、「WE CAN!」の著者・松香洋子さんがセブのQQ Englishで行ったセミナーと同じ内容。
松香さんから直接指導を受けたグリゼット先生が、そのエッセンスを新人講師たちに伝授しています。
ちなみに、タビ子がしかるべき英語教育について調べていくなかで出会ったのが、松香さんの著書「子どもと英語」という本。
「英語もできる15才に育てる」というハッキリとしたゴールと道筋が明解に示されていて、非常に共感できる内容です! 迷えるママはぜひ一読を。
↑日本の子供たちの特徴のひとつは、ほとんど感情を見せない。そして、リアクションもほぼなし…
つぎつぎと挙げられていく子供たちの特徴は、驚くほど的を得たものばかり。
↑日本の子供たちは英文法を理解していません。
新人の先生たちは、「日本の子供たちがいかにシャイでおとなしいか」という具体的な説明を受け、「ホントに?」といった感じにどよめく…(笑)。
↑日本の子供たちには意見がない…
「日本人はなんと理解されにくい国民性なんだ…」と改めて思うのと同時に、このセミナーの有益性も実感。
新人先生たちは、具体的な対応策についてメモを取りながら、日本の子供たちのイメージを頭に焼き付けているよう。
そのほかにも、例題を示しながらレッスンのコツなども解説していきます。
英語を理解するのに効果的な、身振り手振りの仕方も紹介。
英語の楽しさを教えてくれる
つづいて、実際のレッスンを想定した実技。
キッズコースでは、テキストのほか、以下のような模型やカードなどの教材も用いて、レッスンを進めていきます。
キッズコースのレッスンでは、オーバーなアクションや豊かな表情は必須。
スイカを手にしたグリゼット先生は、「スカイプ」(ビデオ通話システム)における効果的なレッスンのコツを実演。
エンターテイナーさながらにエキサイティングなセミナーを繰り広げるグリゼット先生に、新人先生たちの瞳も輝きます。
フィリピン人には優秀な先生も多いですが、それに加えてこの明るさと親しみやすさが、英語学習の楽しさを増幅してくれるんですよね。
レッスンの実技も
つぎに、新人先生たちが先生役、生徒役となってレッスンをシミュレーションしていきます。
教材に触れ、使い方をアドバイスされながらレッスンは進みます。
楽しく表情豊かに…のさじ加減が会得できるまでは、張り切り過ぎて暴走気味の先生も…(笑)。
こちらの先生の持ち味は、パワフルさ。
小さな声の優柔不断な子供(を演じる新人先生)に対し、朗らかな笑顔と大きくゆっくりとした声で話しかけます。
個性的な先生もつぎつぎ誕生
最後に、ダンスの練習です。
キッズコースでは、チャンツ(メロディーのない歌)や歌、ダンスなども大切な要素。
黄色の服の新人先生はオネエ系男性ですが、とっても楽しそうにダンスを披露!
フィリピンではオネエ系の先生もめずらしくないようですが、この人なつっこさは講師向き!
セブには数多くの大学があるため、英語の教育を受けた人材も豊富。
企業のコールセンターや語学学校では、たくさんの若いフィリピン人が働いています。
これからも個性的な先生が続々と誕生していくんだなぁ…と実感したセミナーでした。
息子たちの「キッズコース」
わが家の息子たちはフィリピンに行くまえ、1年弱ほど民間の英会話学校に通っていました。
フィリピンにプチ留学したあと、息子たちに「英会話学校とQQのオンラインレッスン、どっちで勉強したい?」と聞いたところ、オンラインレッスンがいいとのこと。
理由は「英語で通じるとうれしいから」、「先生が楽しいから」。
↑「iPad」にスカイプをダウンロードして、キッズコースを受ける息子。「WE CAN!」のレベル2を使用していますが、キホン的なあいさつや意思表示ができるレベル。
QQの先生はほとんどが20代の若手ですが、陽気なお兄さんやお姉さんと面と向かっておしゃべりできるのは楽しいひととき…と実感した留学となったよう。
↑ビデオ通話なので、身振り手振りで意思表示したり、先生の質問に文字や絵で答えたり、カードを使って語彙を増やしたり…多様なレッスン内容となっています。
スタート当初は気まずい間合いもありましたが、いまでは女の先生のまえではちょっとしたイケメンを装う程度の余裕もできた模様(笑)。
「子供が大好き!」というキモチが伝わってくる先生もたくさんいますが、まずは相性のいい先生を見つけるのが楽しくレッスンを続けるための秘訣。
ただし、お休みが多くて、途中でフェードアウトして辞めてしまう先生も。それもフィリピンというお国柄の一面なのかもしれません。
カンタンな会話でコミュニケーションをとる姿を見ていると、「英語は文法から入ったらダメなぁ〜」としみじみ実感してしまいます。
そして、スポンジが水を吸うがごとく英語に親しんでいる息子たちから、「英語の下地づくりはなんとかなりそうだ」と手ごたえを感じるのと同時に、ちょっとした頼もしさも覚えています。
英語を使うことは、国際人への第一歩。
英語を通じて、これからの時代を生き抜くバイタリティや国際的な教養を養ってもらいたい…と願わずにはいられない母なのでした。
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