Published on 12.05.31
【てくてく*シンガポール17】コーンが効いてるかき氷「アイス・カチャン」、トロ〜リ豆腐スイーツ「豆花」…シンガポールで食べたいローカルスイーツ
シンガポールならではのスイーツとは?
多民族国家で、外国人も多く暮らしているシンガポール。
世界各国の料理が食べられるのはもちろんのこと、スイーツもさまざまなバリエーションに富んでいます。
でも、ホーカーズやフードコート、街なかで人気がある「ローカルスイーツ」といえば、中華系かマレー系、それらが融合したプラナカン風のものが定番。
ホーカーズとフードコート、どちらも集合屋台村のような食事どころですが、ホーカーズのほうが地元密着型で、フードコートはショッピングセンターなどに入っています。
ホーカーズやフードコートには、かならず1軒はデザート専門店があります。
↑ホーカーズのデザート専門店の看板。
そこにあるのは、かき氷やフルーツを中心にした冷たいデザートと、豆やピーナッツなどを煮込んだスープなどの温かいデザートです。
コーンがいい味出してる「アイス・カチャン」
1年中暑いシンガポールで、地元の人たちにポピュラーなのが「アイス・カチャン Ice Kachang」というマレーシア発祥のかき氷。
↑アイス・カチャンは2.5 Sドル前後。アイスクリームをのせてもおいしい。全体的に甘さは控えめです。
ピンク、緑、黄色などポップな色合いのシロップがかかっていて、かならずコーンがトッピングされているところがビックリ。
下のほうには龍眼(ロンガン)などのフルーツ、小豆、角切りゼリーなど、お店によってさまざまな具が入っています。
サクサクと崩しながら、いろんな味をミックスするのがお楽しみ。
コーンが冷たさを和らげてくれて、なんともいえない名脇役ぶりを発揮します。
日本人にウケるおいしさ「チェンドル」
もうひとつ、定番のかき氷が「チェンドル Chendol」。
↑パームシュガーの味が香ばしく、アイス・カチャンよりもたくさん小豆が入っていて、なんとなく日本の宇治金時を思わせるテイスト。
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氷にマレーシアのマラッカ産パームシュガー(グラメラカ)、ココナッツミルク、小豆、そして「チェンドル」と呼ばれる緑色のうねうねした細長いゼリーが組み合わされているのが特徴。
マンゴーにサワーソップ…フルーツ系はトライしやすいかも!
毎日暑いだけに、氷をベースにしたデザートはほかにもいろいろありますが、お店によってバリエーションやネーミング、甘さの度合いはまちまち。
挑戦しやすいのは、マンゴーをたっぷりのせた「マンゴー・ミルク・アイス Mango Milk Ice」など、新鮮なフルーツをつかったデザート。
「サワーソップ Soursop」という、日本ではあまり見かけないフルーツをつかったデザートもオススメ。
白くトロリとした果肉が、甘酸っぱくておいしい!
↑「ラオ・パ・サ・フェスティバル・マーケット Lau Pa Sat Festival Market」というホーカーズの「マンゴーミルクアイス」(左)と、「サワーソップ・ウィズ・アイスゼリー Soursop with Ice Jelly」。どちらも4 Sドル前後。
「豆花」はシンガポールでも人気!
ホーカーズには、タピオカやココナッツをたくさんつかったマレー系のお菓子の専門店、お豆腐のようにやわらかい豆乳プリン「豆花(Soya Beancurd)」や「エッグタルト Egg Tart」を売る中華系スイーツの店が入っていることも。
↑「マックスウェル・フード・センター Maxwell Food Centre」にある、「オンデ・オンデ Onde Onde」というマレー系の団子餅と、羽二重餅のような「タピオカ・ケーキ Tapioca Cake」の専門店。
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↑もうすぐ2才になる息子が大好きな「豆花」。「おいしいヤツ」と呼んでいます。2 Sドル(約130円)。
マレー発祥のオヤツもチェック☆
マレーやプラナカンのお菓子「クエ Kueh」を試してみたいのなら、シンガポールで40店舗以上を展開しているお菓子屋さん「ブンガワン・ソロ Bengawan Solo」へ。
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↑全国各地にある「ブンガワン・ソロ」。クエやケーキをひとつから購入できる。地元の人たちは外のテーブルでのんびりティータイム。
プラナカンは、中国からマレー半島にやってきた華人が、マレーの女性と結婚して築いた家系の子孫を指し、ヨーロッパやアジアの文化も取り入れて独自の洗練された文化を展開しています。
もとは高級クッキーのお店で、八角形のきれいな缶に入った伝統的なクッキーはおみやげにもピッタリ。
アーモンドやピスタチオをつかったナッツ系のものから、白いパウダーシュガーをまぶしたフォーラム・クッキーまで、味もいろいろあって量もたっぷり。
↑ショーケースにズラリと並ぶお菓子。ういろう風の餅菓子や、ココナッツ、パンダンリーフ、ブラウンシュガーを使った焼き菓子が中心。
ちょっと奇抜な色合いのモノもあり、あまり冒険したくない…という人にオススメしたいのは「クエ・ラピス Kueh Lapis」や「パンダン・シフォンケーキ Pandan Chiffon Cake」。
↑シフォンケーキとクエ・ラピス。
クエ・ラピスはバウムクーヘンのような焼き菓子で、バターとブラウンシュガーをふんだんにつかい、しっとりとした仕上がり。
プルーンが入っているタイプもあります。
ふんわりと軽い口当たりのシフォンケーキは甘すぎず上品な味で、ひと切れでは足りないおいしさ。
パンダンリーフというハーブで緑色と甘い香りを付けています。
オレンジ風味のシフォンケーキもあり、どちらも子供ウケすること間違いなし。
こちらで見かける緑色のお菓子は、ほとんどがパンダンリーフで色と香りを付けたものです。
「ブンガワン・ソロ」以外にも、クエを売るお菓子屋さんはたくさんあるので、ぜひ試してみてくださいね。
中華系のオヤツも食べておきたい
広東系、香港系のスイーツ専門店も増えているようです。
こちらは、MRT「ブギス Bugis」駅の近くにある広東系の人気店「阿秋甜品 Ah Chew Desserts」。
↑お客さんが絶えない人気店。落ち着いた中国風インテリアの店内と、外にもテーブルが並んでいる。
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↑「ライチ入り仙草ゼリー(Glass Jelly with Lychee)」(左、2.7 Sドル)と、「マンゴーサゴ&ポメロ Mango Sago with Pomelo のアイスクリームのせ」(右、4.9 Sドル)。
ポメロは大きなかんきつ類で、さっぱりしたつぶつぶ果実がマンゴーの甘味をひきたてます。
B級スイーツも味わいたい
最後に、シンガポール名物のB級ローカルスイーツをご紹介。
目印はパラソルと自転車。ピンクや緑などで色付けされたカラフルな食パンに、アイスクリームを挟んで食べるデザートもしくはスナック。
↑屋台でおじさんが売っているのは、パンアイス(?)というのか名前もよくわからない一品。
アイスクリームのフレーバーが選べる屋台もあるのですが、この日の屋台には1種類。
おじさんは「ミックス」と言っていました。
おっしゃるとおり、バニラ、ストロベリー、チョコレートが混ざったような色合いのアイスクリームが手際よくパンに盛りつけられていきます。
↑ビニールに包んで渡してくれるパンアイス。たったの1 Sドル。
パンもアイスも軽い口当たりで、意外とペロリといけちゃいます。
子供も気に入ったようで、ちょっとしたおやつにいいかもしれません。
この屋台は、観光スポットや繁華街など、人が集まるところでよく見かけるので、ぜひトライしてみてくださいね。
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