Published on 12.05.12
【NY*33】世界最大級&世界4大美術館はハンパじゃない…あらゆる時代の美術品を300万点所蔵している「メトロポリタン美術館」へ
収蔵作品数もケタ違いな「メトロポリタン美術館」
2011年3月、8才の息子とニューヨークへ9日間の旅行に出ました。
ニューヨークの美術館といえば、「メトロポリタン美術館 The Metropolitan Museum of Art」(MET)ですよね。
↑美術館前の階段には、コーヒーを買って飲んでいる人や、遅めのランチを食べている人、おやつタイムの人などもいて寛いでいます。
↑美術館前のスタンドで、コーヒーやスナックなど買う人たち。
「ルーブル美術館」や「大英博物館」などと並ぶ4大美術館のひとつですが、世界最大級の規模を誇る館内は短時間で回って見るにはあまりに広過ぎます。
ちょっとビックリなのが、これだけの規模を誇るメトロポリタンが、公立ではなく私立美術館だということ。
幅広い時代や地域、文明の絵画、彫刻、写真、工芸品、家具など300万点を所有、管理しているのはスゴイことです。
場所は、高級アパートメントが立ち並ぶアッパー・イーストで、5番街に面した「セントラル・パーク」のなかにあるという感じです。
↑アッパー・イーストの高級アパート。
↑5番街対面斜めから見たメトロポリタン美術館。建物が大き過ぎて収まらない!
行き方はさまざまですが、私たちは地下鉄を乗り換え、4、5、6線(グリーン)の86丁目で下車。
ほんのちょっとだけバスに乗って、近くで降りて美術館に向かいました。
こんなとき、7日間の地下鉄バスの乗り放題パスは重宝します。
入場料は必要なんですが…
正面玄関を入るとクロークがあり、インフォメーションでは各国語の館内案内をもらえます(日本語もあり)。
オーディオ・ツアーもあり、こちらも日本語もあります。
入場料は、あくまでも「Recommended Price」(任意ではあるがオススメの金額)と表記されています。
↑オススメ料金は大人は25ドル、大人同伴の12才以下の子供は無料。
メトロポリタンも「NY PASS」で利用できるので、パスを見せて入場。
同日なら最初にもらうバッジで、メトロポリタンの分館「クロイスター美術館」に無料で入館できます。
↑逆に、クロイスターに先に行った場合は、METに同日無料で入館できます。
ちなみに、クロイスターはマンハッタンの北の端のほうなので、日程に余裕のある人にオススメ。
私もまだ行ったことがありませんが、次回はぜひ行ってみたいです。
とにかく広いので、ピンポイントで回るといいのですが…
メトロポリタンはとにかく広くて、マップを持っていても思ったように目的までたどり着けなかいことも。
時代や地域別にわかれていますが、さらにそのなかで細かく部屋がわかれているので、迷路のように抜け出せなかったりします。
↑1階正面にある大きな階段。ここを登らず、左手に行くとヨーロッパの絵画、彫刻のコーナー。
本当ならば、1日かけてじっくりと回るのがいいのですが、さすがに8才の息子には酷なので、適当に時間を決めて回ることに。
ギリシャ彫刻コーナーで「ヘラクレス」と対面
息子は偉人伝などを読んで、知っている画家の作品があると「本物が見てみたい」というので、一緒に行くことにしています。
今回の息子のメトロポリタンでの目的は、ゴッホの自画像と、ヘラクレスの彫刻と神殿。
私たちは、まず入口1階左手にあるヘラクレスの彫刻があるギリシャ・ローマ美術コーナーへ。
ヘラクレスの彫刻と対面できました。
↑若き日のヘラクレス。
↑ひげを生やしたヘラクレス。
彫刻は全裸のモノは、「恥ずかしいね!」と言いながらもまじまじと見ていた息子。
ひととおり有名な作品を観て、2階へ。
↑中二階からの景色。
ゴッホやウォーホールも所蔵しています
2階には、待望のゴッホの自画像が。
↑ゴッホの「麦わら帽子の自画像」。
↑ゴッホ「花瓶のばら」。
さまざまな画家の絵を見て回ます。
↑アンディ・ウォーホール作「ナインジャッキー」。
エジプト美術も見ごたえ十分
また1階に降りて、息子が好きそうな武器やよろいかぶとがあるエリアを通り、エジプト美術コーナーへ。
エジプト美術コーナーでは、エジプトからアメリカに寄贈された「デンドゥール神殿」、メトロポリタンのマスコットのような青のカバやミイラなどを鑑賞。
↑1階の奥に「デンドゥール神殿」が見えます。手前の水はナイル川をイメージしているそう。
ガラス張りの窓から光がさんさんと入ってきて、セントラルパークも見えるのでとてもキモチのいい空間。
↑この神殿を設置するために、ガラス張りの吹き抜けのホールを増設したのだそう。
テンドゥール神殿に近づいてみます
ミイラやスフィンクスの展示も
エジプトのコーナーも、見ごたえたっぷり。
↑ライオンの身体と人間の顔を持ったスフィンクス。
↑ミイラ。
↑メトロポリタンのマスコット的存在のカバ。
エジプトコーナーを回ったところで、「疲れた」というので終了。
コンパクトなMOMAとは異なり、館内かなり歩きました。
ひと息つきつつ鑑賞するのもあり
メトロポリタンでの回り方や過ごし方は人それぞれ。
絵画のまえでは、美大生らしき若者がデッサンしたりしている姿も、あちこちで見かけました。
レストラン、カフェも7ヵ所あり、手軽に利用できるセルフサービスのカフェテリアから、週末の夜はワインバーになるレストラン、そして5月から10月はルーフガーデンカフェもオープン。
子連れなら、やはりカフェテリアでの利用が無難かもしれません(キッズメニューもあり)。
駆け足で回ったメトロポリタンでしたが、息子はオモシロイ絵や奇抜な絵、アフリカのトーテムポールのような彫刻、神殿、ミイラなどに興味を示していました。
これからも、美術館や博物館に積極的に連れて行こうと思えた体験になりました。
メトロポリタン美術館
住所:1000 5th Ave.(at 82nd St.), New York, NY
電話:212-535-7710
開館時間:9時30分〜17時30分(火〜木)、9時30分〜21時(日金土)
閉館日:月曜、サンクスギビング、クリスマス、1月1日
アクセス方法:地下鉄4、5、6(グリーン)86th St.、バスM1、 M2、M3、M4、M86
入場料:大人/25ドル、 12才以上/12ドル、12才以下/大人同伴で無料 *美術館の希望料金(クロイスター美術館の入場含む)
海外旅行を便利にするサービス PR
・格安ツアーと航空券なら「H.I.S.」
・JALマイラーなら「JALパック」
・格安ツアーは「ABロード」で検索
・空席のみ検索して即予約「トルノス」
・ポイントもバッチリ「楽天トラベル」
・エアアジアは「Expedia」で予約
・定番の予約サイト「エクスペディア」
・プチホテルも網羅「Booking.com」
・アジアのホテルに強い「agoda」
・海外OPツアー予約の定番「Alan1」
・ハワイに強い「ダラーレンタカー」
・家族特約つきなら「JCBゴールド」
・子供専門英会話「リップルキッズ」