【KL*移住02】収入源の確保やビザの取得、学校や不動産の下見、幼少期の英語教育まで…移住に必要なコストは?<準備編> - 子連れ海外旅行☆旅キッズ


Published on 12.08.01

【KL*移住02】収入源の確保やビザの取得、学校や不動産の下見、幼少期の英語教育まで…移住に必要なコストは?<準備編>

【01導入編】生活水準も良好で英語環境も整ったマレーシアの魅力
【02準備編】移住に必要なビザやコスト、収入源の確保などについて

【03引越編】日本から持っていくべきアイテムなど引越に置ける留意点
【04住居編】外国人が暮らすエリアや家賃相場など…KL周辺の住宅事情
【05学校編】インターナショナルスクールの選び方から入学までの流れ
【06食事編】中華から日本食までウマくて安いマレーシアでの食生活
【07生活編】物価の安さやメイドサービスでより豊かな暮らしを享受
【08習慣編】赤ちゃんからバイク乗りまで…マレーシアのオモシロ習慣
【09休日編】スーパーで買物したり自宅プールでまったり…休日の過ごし方
【10展望編】先進国入りを目指し、快適に進化しているマレーシアの今後

移住の時期は、学校の予定に合わせて決定

マレーシアへ移住したのは、2011年11月のこと。

長男が2年生、次男は年中でした。

移住の決め手となったのは、2011年8月のマレーシア旅行にさかのぼります。

KL市郊外にあるオーストラリア系のインターを見学していたところ、思いがけずその場で試験を受けることに。

結果は合格。

息子たちの学校が決まったことで、移住が実現に向かい一気に加速していきました。

帰国後に夫は日本の会社を辞め、マレーシアの夫の友人の会社で就労ビザを取ってもらうことに。

オーストラリア系のインターなので、新学期は1月にスタート。

生活に慣れてから学校に通わせるために、移住は少し早めの2011年11月と決めました。

現地での生活費はどうする?

移住に際し、クリアしなければならないのが「収入源の確保」。

わが家の場合、夫がマレーシアで職を得て暮らしています。

夫は、日本で海外就職の斡旋会社2社に登録して仕事を探していましたが、けっきょく旧知の友人の会社でビザをとってもらうことに。
現地での求人は、英語ができることが前提なケースが多く、IT関連のエンジニア、経理、製造技術者など具体的な技能があると就職しやすいよう。
ただし、現地採用の場合、年齢や経験によりますが月収は4000~1万リンギット ほど(約10万〜25万円)。

この収入だけでは、国際機関に認定されているようなインターナショナルスクール*に通わせるのはキビシイので、現実的な学校探しも必要となってきます。

*上記のようなインターナショナル小学校の場合、月に必要となるのは2500~4000リンギットほど(約6万2500円〜10万円)。

ちなみに、わが家の場合、1ヵ月の生活コストは10~12万円ほど(医療費や娯楽費は別)。

ただし、さらにインターナショナルスクールの学費(ひとり年間80万円)が必要となりますが…

移住にはなんらかの「ビザ」が必須

また、移住にはかならずなんらかのビザが必要になります。

わが家の場合、旅行ビザで家族全員入国し、その後夫の会社が申請してくれた就労ビザ「Employment Pass」に切り替えました。

就労ビザを取得するには、日本で以下のものを準備しておくとスムースです。

  • 英文の卒業証明書
  • 戸籍抄本(マレーシアの日本大使館で翻訳証明を発行してもらう)

就労ビザ取得後に、私と息子たちは扶養家族ビザ「Dependent Pass」を取得。

ちなみに、扶養家族ビザで通える学校もありますが、学生ビザ「Student Pass」を取らないといけない学校も。

18才以上だと「Student Pass」は必須となります。

現役世代も取得できる「MM2H」ってどんなビザ?

最近注目されているのが 、10年間有効の長期滞在ビザプログラム「MM2H」(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム・プログラム)。

一定の金融資産と収入があれば取得しやすいビザなので、リタイヤした人たちに人気があります。

年齢制限がないため、現役世代のファミリーでも取得が可能。

ただし、週20時間以上の就労は原則不可能(投資する場合は可能)。

貯蓄や日本での収入があればいいですが、現役世代のファミリーには収入の確保が課題となりそうです。

このビザは個人でも申請できますが、貯金残高証明書などの書類を提出したり、ややこしいことも多いので、エージェントに頼むケースも多いそう。

ビザをいかに確保するかを考えて行動することも、移住実現に大切なことです。

移住のためのコストはどのくらい?

また、移住にはおカネがかかるので、ある程度の資金も必要に。

わが家は、夫が早期退職することになったので、その退職金を資金にあてました。

マレーシアの不動産は家具つきが大半なので、ダンボール数個でも生活することは可能です。

が、わが家のようにお気に入りの家具や家電、自転車などを運ぶ場合は、引っ越し費用として40~60万円が必要に。

また、賃貸の場合、日本のように敷金礼金はありませんが、デポジットとして2ヵ月ぶんの家賃が必要になります。
クルマの購入も含めると、最低必要額は250~300万円くらいが目安となります。

日本にいるときから子供に英語教育を!

そのほかにも、わが家が準備してきたのが「幼少期から英語教育」。

インターは、幼稚園なら面接のみで入れるところも多く、キャッチアップも早いので多少英語ができなくても問題ありません。

でも、もうじき3年生になろうとしていた長男は、試験に受からないと学校に入ることはできない…

いっぽうで、英語の補習授業「ELS」(English Leaning Support)を受けることを条件に、入学を許可されるケースもあります。

…が、これには別途費用が必要に。

学校にもよりますが、ELSには年間10万円程度かかります。

わが家では、このELSを受けなくてもいいくらいに英語を仕上げておこうと考えていました。

経済的にも助かりますしね!

家庭内英語教育を成功させるコツ

とはいえ、ご存知のとおり、日本での英語育児はかなりタイヘンなこと。

日本では、日常生活で英語が必要となる場面はほとんどありません。

なので、わが家では小さなころから子供に英語で話しかけ(私はそれほど英語が上手ではない)、移住後も授業についていけるよう読み書きも教えました。

英会話のCDをかけ流しておくと、子供は耳がいいのでどんどん吸収。

いつのまにか、息子たちはCDのフレーズを使ったりして英語で会話をはじめていました。

また、ホストファミリーとして留学生を受け入れ、生きた英語に触れる環境をつくったり、移住まえの1年半は英語の学校にも入れました。

とはいえ、小学2年生にもなるとフォローするのも限界に。

「そろそろマレーシアに行かなきゃ!」

機は熟しつつあると感じた、2011年の春先でした。

* * * * * * * * * * * * * * *

ちなみに、 音には周波数というものがあり、言語によって周波数の領域がわかれるそう。

日本語は低く、英語は高い周波数領域にあり、年齢とともに高い領域の言語は聞き取れなくなっていくとのこと。

それを知ったとき、幼少期の言語教育の大切さを実感したのでした。

学校や住居など移住先の下見もしておこう

移住まえの下見は、可能な限りしておいたほうがいいですね。

わが家も、住居や学校の下見も兼ねて、年に1度はマレーシアを訪れていました。

↑クアラルンプールの「ネガラ動物園」。

学校も、ペナンなども含め4校ほどに絞って見学。

各学校のホームページには、アポイント用のページが用意されているので、そこからコンタクトします。

返事のない学校もありますが、こういう学校は問題外。

大事な子供を預ける学校なので、ここはキビシく評価すべきポイントです。

学校によって、雰囲気はもちろんシステムや方針も違うので、自分の足でまわってよ〜く検討するのがベスト。

子供の意見も大切ですが、親もよく調べてじっくり考え、納得できる選択ができるといいですよね。

日本ですませておくべき手続きは?

日本を発つまえには、まずは市役所へ行って海外転出届けを提出します。

そして、国民健康保険も解約し、銀行口座もすべて解約(日本に住んでいない人はキホン的に日本の銀行の口座は持てない)。

そして、電気や水道、ガス、インターネットなども止めます。

海外引越しは口座を解約しなくてはいけないので、この点がややこしいのですが…

郵便局には転送届けを出し、請求書なども実家に送ってもらうように手続き。

最後は、実家に顔を見せて「年に1度は帰ってくる」と伝えました。

マレーシアに到着したらやるべきこと

マレーシアに到着したら、なるべく早く日本大使館に行き「在留届」を出します。

このとき、インターナショナルスクールに通う子供は日本の教科書を無料でもらえるので、その登録もしておきます。

日本語の維持に使えますし、日本での教育内容を知るのにも役立ちますね。

↑クアラルンプールのKLCCエリアにある水族館。

現在は「エアアジア」のおかげで、安いときは2万円程度で日本を往復することができます。

東京-大阪間でも2万円では収まりませんが、マレーシアはそれだけ近い国になっているんですね。

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