Published on 12.09.10
【親子留学*オアフ02】毎日の日課やランチ、4才の息子が学校に慣れるまで…6週間通学した「モンテッソーリ・コミュニティ・スクール」<学校編>
■子供の年齢: 3才11ヵ月(年小クラス)
■留学期間: 8週間(2008年5月〜7月)
■留学先: アメリカ・ハワイ州ホノルル
■留学のおもなコスト: 航空代金/約20万円(大人ふたり+子供ひとり)、学費/約15万円(サマースクールプログラム)、約3万円(動物園アドベンチャープログラム)、コンドミニアム+BB滞在費/約50万円、生活費+交通費+レジャー費など/約20万円 ☆合計約110万円☆
□学校:サマースクール「モンテッソーリ・コミュニティ・スクール Montessori Community School」(6週間)、ホノルル動物園主催「プリバケーション・アドベンチャーズ Pre-Vacation Adventures」 (1週間)
□学びの時間: サマースクール/平日7時30分〜17時30分(昼寝あり)、動物園プログラム/平日9時〜13時
□授業内容:モーニングサークル、数学、英語、ゲーム、クラフト、水遊び、料理、遠足(週1回)など
【01準備編】2ヵ月間のサマースクール&プログラムに参加するまで
【02学校編】4才の息子が6週間通った学校の日課やランチ、慣れるまで ◀
【03行事編】毎週水曜日の遠足やお誕生日会、学校のトイレのしつけ方針まで
【04休日編】ホノルル動物園のプログラムやワイキキのビーチで学んだこと
【05滞在編】至福のひとときが味わえるオススメB&Bとコンドミニアム2軒
【06生活編】路線バスの使い勝手や食料品調達、オススメレストランなど
【07まとめ】通学に必要な予防接種や飛躍的に向上した息子の英語力について
ワイキキからクルマで約10分の「MCS」
ハワイ到着後、5日目から「モンテッソーリ・コミュニティ・スクール Montessori Community School」(MCS)のサマースクールがスタートしました。
これから6週間、息子はキンダークラスにお世話になることに。
「モンテッソーリ・コミュニティ・スクール」は、ワイキキからバスで約30分。
といっても、平行にジグザグ移動するルートなので、クルマなら10分もあれば到着する距離。
ハワイでは、8時を過ぎると陽射しが強くなってきます。
みんなそれまでに出勤、通学するため、保育園の開始時間も早い。
こちらの学校は7時30分からですが、6時から預かる学校もあります。
あっさりスタートしたサマースクール
初日は、オリエンテーションもなく、慣らし保育と呼ばれるものもなく、そのまま普通にクラスルームに集合。
先生たちとあいさつを交わしてお別れをし、フルタイムの17時30分まで預かってくれます。
書類は事前に郵送してあるとはいえ、あっさりにもほどがある…
でも、これくらいのほうが親としても余計な心配もせず気ラクでいいな、と思いました。
息子が入ったのは、「TREE HOUSE」というクラス。
↑その名のとおり、クラスルームの横には大きな木があり、その周りを囲むように遊具が置いてありました。
入園前に郵送したアプリケーションに息子のニックネームを書く欄があり、日本でも呼ばれている「Su-san」としておきました。
↑そのことをすっかり忘れていましたが、先生たちの帳簿にも、ロッカーのネイムタグやお便り入れにも「Su-san」と書かれていて、なんとも親近感が湧きました。
先生も「Hi! Su-san!」と。呼ばれた息子もビックリしていました(笑)。
日本の保育園と同様、お絵描きの時間「Drawing Class」と音楽の時間「Music Fun」が楽しかったよう。
先生が「数回泣いたけれどおりこうにしていたよ〜」と。
1日目は、涙目ながらも笑顔でホッとしました。
3日目にしてランチを完食した息子
お昼のランチボックスは、毎日持参します。
日本の文化が根強いハワイでは、見た目は西洋人の子どもでも、巻き寿司や海苔が入っていたりして、妙に親近感が湧きます。
↑息子のお気に入りは、コーン、チキン、フルーツ、おにぎりのコンビ。
初日はまったく食欲がなかったようでしたが、それでも「明日のランチに口ふきタオルを入れて〜。お着替えはこれとこれかな〜」と、せっせと翌日の支度をはじめたからビックリ。
朝もこれまでにない6時起きだし、精神的に疲れて体調を崩さないかが心配でした。
2日目も、朝離れるのが惜しいよう。
さすがにまだ緊張はとけないようで、ランチはひとくちだけかじっただけ。
そして3日目、前日とは打って変わってランチボックスは空っぽに!
↑子供は違う文化でもすぐに順応できるのだな〜と感心!
お迎えのときももう抱きついてくることはなく、「あ〜、お迎えきたのね〜」といった感じで手を振っている余裕さえありました。
バス停までも、抱っこせずてくてく歩きます。
日本の保育園と同じとわかって、ホッとしたようです。
授業で使用した教材など
クラスルームには、モンテッソーリの学習メソッドに基づいた積み木や数のパネルが並んでいて、子どもたちも自由に手に取れるようになっています。
↑色水セットが各自1セットずつ用意されていて、お散歩中に見つけた草花で色水を作っていました。
現地のたいていの幼稚園では、「フォニックス Phonics」という発音学習方法を教えています。
「a,b,c…」と1文字音だけではなく、「sh,ch,or,ou,er,…」など、音の組み合わせルールを学びます。
↑フォニックスで正しい発音を学ぶと、知らない単語も推測して正しく発音できるようになりるので、これから多くの英語を習得していく息子には身につけて欲しい。
学校は、朝7時30分から夕方5時30分
サマースクールでの息子の1日のスケジュールは、以下のとおり。
- 7時30分〜8時30分…お預け時間(Morning drop-off; Playground at the Tree House)
- 8時30分〜9時…朝の集会 (Morning Circle)
- 9時〜10時30分…自由時間、グループレッスン、午前おやつ(Free choice/individual and small group lessons/snacks)
- 10時30分〜11時…音楽、読み聞かせの時間 (Music/Movement and Story time)
- 11時〜11時30分…外遊びの時間 (Playground/Tricycle riding/ Ball playing)
- 11時30分〜12時…昼食 (Lunch)
- 12時〜-14時30分… 昼寝、自由遊び(Nap/Rest/Free choice work time)
14時30分に基本のカリキュラムは終了するので、ここで下校する子どもたちが半数ほど。
その後、アフタースクールへと突入。
- 14時30分〜17時30分…読み聞かせの時間、お絵描き、自由遊び(Story time/Drawing/ Free choice work time)
登園した子から自由に遊びはじめ、8時30分になると「モーニング・サークル Morning Circle」がはじまります。
クラスルームに入る前に、「Line-up ti~me!」と先生が言うと、みんなさっと1列に並び、手にソープをもらい順番にごしごし手を洗います。
洗い終わった子は、先生がオーケーを出すまでクラスルームの入り口で待機。
モーニングサークルで、眠そうな子どもたちもお歌やアクティビティをして目を覚まします。
先生が「What’s today?」「How is the weather today?」「What song do you want to sing this morning? 」など、質問を投げかけると子どもたちが手を挙げて答えます。
↑1週間も過ぎると、息子は毎朝のモーニングサークルで積極的に手を挙げるようになり、意外な一面に私も先生もとても驚きました。
最後にストレ〜チをして、キモチちよく朝のスタートします。
スナックやランチについて
モーニングサークルが終わるとそのまま外に出て、木の下でさっそくスナックタイム。
↑ゴミがある人は手を上げて、「I have rubbish」と先生を呼びます。
天気がいい日は、庭園でランチタイム。
↑お友達とランチボックスのなかをのぞき込み、物物交換することもしばしば。息子はクラスで最年少グループ、そしてシャイな性格のせいか、いつも両脇には世話好きの女の子が座ってくれました。
ちなみに、ランチのときも、スナックのときも、食べるまえにもコレ↓を言います。
「We are together. We play together. We eat together. You may eat. Bon appetit!」
午後はバルコニーでのんびり過ごす
午後は、のんびりバルコニーでお絵描きや絵本の読み聞かせ。
また、外の遊具や積み木で自由に遊びます。
リラックスした雰囲気にあっという間に息子も心を開き、お友達とニコニコ楽しそうに過ごしていました。
得意なお絵描きができるので、うれしい時間のよう。
金曜はお楽しみの水遊びタイムが♪
金曜日の8時45分〜10時15分はプールが用意され、思う存分水遊び!
そして、金曜日は「Friday Smoothie」の日でもあります。
親がボランティアでフルーツとヨーグルトを持ち寄り、子どもたちが協力し合ってスムージーをつくります。
プールで遊んだあとにスムージが配られ、リゾートホテル並みのおもてなし。
↑息子だけかと思いきや、スムージ片手にだる〜としている子も。1週間の疲れがでているようです。
息子は、なんと4杯目もおかわり。
4杯目が終わると、先生に「I am so full. Look at my tummy.」とおなかがポンポンなのを報告していました。
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