Published on 12.09.21
【親子留学*オアフ07】実際に必要だった予防接種や飛躍的に向上した息子の英語力など…周囲に感謝しつつ自信にもつながった今回の留学<まとめ>
■子供の年齢: 3才11ヵ月(年小クラス)
■留学期間: 8週間(2008年5月〜7月)
■留学先: アメリカ・ハワイ州ホノルル
■留学のおもなコスト: 航空代金/約20万円(大人ふたり+子供ひとり)、学費/約15万円(サマースクールプログラム)、約3万円(動物園アドベンチャープログラム)、コンドミニアム+BB滞在費/約50万円、生活費+交通費+レジャー費など/約20万円 ☆合計約110万円☆
□学校:サマースクール「モンテッソーリ・コミュニティ・スクール Montessori Community School」(6週間)、ホノルル動物園主催「プリバケーション・アドベンチャーズ Pre-Vacation Adventures」 (1週間)
□学びの時間: サマースクール/平日7時30分〜17時30分(昼寝あり)、動物園プログラム/平日9時〜13時
□授業内容:モーニングサークル、数学、英語、ゲーム、クラフト、水遊び、料理、遠足(週1回)など
【01準備編】2ヵ月間のサマースクール&プログラムに参加するまで
【02学校編】4才の息子が6週間通った学校の日課やランチ、慣れるまで
【03行事編】毎週水曜日の遠足やお誕生日会、学校のトイレのしつけ方針
【04休日編】ホノルル動物園のプログラムやワイキキのビーチで学んだこと
【05滞在編】至福のひとときが味わえるオススメB&Bとコンドミニアム2軒
【06生活編】路線バスの使い勝手や食料品調達、オススメレストランなど
【07まとめ】通学に必要な予防接種や飛躍的に向上した息子の英語力◀
予防注射はどうすればいい?
ハワイへ留学する際に戸惑うのが、予防注射の接種ルールについて。
学校に通うには、ハワイ州の法律に従い、現地の医師による一定の健康診断と予防注射接種が必要となります。
予防接種は日本とはかなりルールも異なりますし、できれば余計な注射は打たずにすませたいもの。
今回は2ヵ月の留学でしたが、このような短期間では予防注射はどのような対応となるのか、記しておきたいと思います。
とくにキビシイのが「ツベルクリン検査」(TB)で、日本で受けていても現地で再検査する必要があり、見逃してくれるところはないよう。
またB型インフルエンザ、B型肝炎など、通常日本では必要のない予防注射も含まれていました。
わが家は、ホノルル到着翌日に、息子の健康診断とツベルクリン検査へ。
↑今回お世話になった小児科「Jiro Saegusa,M.D.」は、とても人当たりのいい、子供のキモチをよくわかってくれる先生でした。
ほかの予防接種はダメもとで受けるのをやめ、「学校側の反応を見たい」と医師に伝えました。
必要以上に息子の細腕に注射をしたくありませんし、数週間のサマースクールなら容認してくれる可能性もあると思ったから。
2日後、ツベルクリン検査の結果を知るために再来院したところ、結果は陰性でホッとひと安心。
日本でBCGを受けていると陽性になることが多く、その場合はさらにX線検査をする必要があり、すべてクリアしなければ入園できないそう。
ほかの予防接種に関して、登園初日に学校の窓口で確認すると、園長先生が「サマー以外の通常クラスに戻ってくるなら、それまでにすませておいてね」と。
あやうく、日本では必要のない3種類もの予防接種をするところでした。
短期間のプログラムでは、入園条件も少しユルイようです。
2ヵ月間でメキメキと上達した英語力
今回の留学の目的は、息子の英語を磨くこと。
ハワイのスクールでは友達が英語で話しているし、私もひと言も日本語を発さなかったため、さすがに息子の思考回路も切り替わったよう。
2ヵ月間で息子の英語はメキメキと進化し、これまで学んできた蓄積のすべてが発揮された滞在となりました。
息子のボキャブラリーは徐々に増え、それらを組み合わせ、いろいろな文章を口にするように。
たとえば、使えるようになったのは以下のようなフレーズ。
- Do you know what I’m drawing?…関係代名詞もなんなく使えるように
- Is there anything that I want?…こちらも関係代名詞
- How scary is that!…感嘆文もひんぱんに出てくるように
- I’m all set? / Are you all set?…シャワーが終わると言う口グセ
- How do you spell 〜?…単語のスペルを片っ端から知りたい様子
- You need 2 dollers to do it.…不定詞の副詞的活用
- Get up on your feet. /Sit back /Sit on your bottom…Sit downだけではなく状況に応じて変化
- This is McKenzie, this is Mathew, this is Kira-Anne, and…this is puna.…シャワー中にシャンプーボトルたちに名付けながら遊ぶ時も気に入ったサウンドの英語の名前を付ける
子供は2ヵ月間でこんなに覚えるものなんだ〜と、思わず感心するほど。
日本ではごちゃごちゃになっていた、You & Iも間違えることがなくなり、She her her hers /He his him his もほぼ適切に使えるように。
mineだけは、yoursのようにminesでしたが。
最後の1週間くらいで、「She」が「She=Sea」ではなくなりました。
日本でもアメリカでも、子供たちは大人と同じように話そうと必死。
子供たちを見ていると、「言葉はこうして次世代へ受け継がれていくのだな」と実感します。
いろいろなことを吸収していく息子
子供の脳はスポンジのようだとはよく言ったもので、教えたことをどんどん吸収していきます。
そして、本当に細かいところまでよく見ています。
たとえば、2枚の1ドル札をもって、「くーぐ」みたいなことをいっているので 「?」と思ったら、1ドル札に印刷されたアルファベット「C」と「G」を読んでいました。
↑1ドル札のアルファベットがそれぞれ違うなんて、気づきもしませんでした。
さっそく、発音学習法「フォニックス Phonics」が頭に入っているな〜と、感心。
フォニックスの音のルールでは、たしかに「く」と「ぐ」のような音になるんですよね。
そして、息子はあっという間に「doller」「quarter」「dime」「nickel」「penny」という言葉も覚えてしまいました。
自信につながったはじめての留学
さて、いよいよ2ヵ月間の留学も終り、帰国となります。
成田に着いた瞬間日本語になるかな? と思っていましたが、夫になにをいわれても返す言葉に迷い、ひたすら無言。
しまいには、英語で夫に話をしていました。
2ヵ月ぶりの脳の切り替えには意外と時間がかかるようで、これもまた予想外。
今後もちょうどいいバランスで、夫と日本語、私と英語でやっていけたらなと思いつつ、またサマースクールを体験したいと夢が膨らみました。
手探り状態ながらも自力で手続きを進めた今回の留学でしたが、期待以上の充実感を得て帰国でき、親子ともども自信に繋がりました。
経済的にも支援してくれた夫には感謝しています。
子どもの成長は、とっても早い。
その瞬間ごとに親として与えられる環境を整えていくために、今後もアンテナを張っていこうと思っています。
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