Published on 12.09.11
【親子留学*オアフ03】毎週水曜日に出かけた遠足やお誕生日会、トイレのしつけ方針まで…「モンテッソーリ・コミュニティ・スクール」<行事編>
■子供の年齢: 3才11ヵ月(年小クラス)
■留学期間: 8週間(2008年5月〜7月)
■留学先: アメリカ・ハワイ州ホノルル
■留学のおもなコスト: 航空代金/約20万円(大人ふたり+子供ひとり)、学費/約15万円(サマースクールプログラム)、約3万円(動物園アドベンチャープログラム)、コンドミニアム+BB滞在費/約50万円、生活費+交通費+レジャー費など/約20万円 ☆合計約110万円☆
□学校:サマースクール「モンテッソーリ・コミュニティ・スクール Montessori Community School」(6週間)、ホノルル動物園主催「プリバケーション・アドベンチャーズ Pre-Vacation Adventures」 (1週間)
□学びの時間: サマースクール/平日7時30分〜17時30分(昼寝あり)、動物園プログラム/平日9時〜13時
□授業内容:モーニングサークル、数学、英語、ゲーム、クラフト、水遊び、料理、遠足(週1回)など
【01準備編】2ヵ月間のサマースクール&プログラムに参加するまで
【02学校編】4才の息子が6週間通った学校の日課やランチ、慣れるまで
【03行事編】毎週水曜日の遠足やお誕生日会、学校のトイレのしつけ方針 ◀
【04休日編】ホノルル動物園のプログラムやワイキキのビーチで学んだこと
【05滞在編】至福のひとときが味わえるオススメB&Bとコンドミニアム2軒
【06生活編】路線バスの使い勝手や食料品調達、オススメレストランなど
【07まとめ】通学に必要な予防接種や飛躍的に向上した息子の英語力について
毎週水曜日は、テーマに沿って遠足に出かけます
前回は、「モンテッソーリ・コミュニティ・スクール Montessori Community School」(MCS)の日課や施設について紹介しました。
今回は、MCSでのイベントや教育方針、エレメンタリー・スクール(小学校)について紹介していきます。
毎週水曜日は、遠足の日でした。
月ごとに学習テーマ「フォーカス」が決められており、その月のテーマは「Our physical environment and how to care for our land, air, and water」。
自然や環境について学び、地球のためにできることを考える。
遠足に出かける場所も、自然が豊かな公園や庭園となります。
1回目は、「ワアヒラ・リッジ州立公園 Wa’ahila Ridge State Park」へ。
↑現地まではオレンジ色のスクールバスで。朝出発し、お昼まえには戻ります。
子どもたちは、朝自宅で虫除けスプレーをしてくるよう言われ、運動靴を履いて出かけます。
今月のテーマに沿って、クラスでは事前に地球の成り立ちも学んでいます。
2度目の遠足は、ホノルル市営の「フォスター植物園 Foster Botanical Garden」へ。
【関連くちこみ】ホノルル市営植物園「ココクレーター植物園」へ
「Cotton Tree」 (綿の木)や「Cannon Ball Tree」(砲丸の木)など、お目にかかったことのない木々に、ボランティアで付き添った私も勉強になりました。
↑こちらのCannon Ballはとても重く、直径20センチ以上あります。頭に落ちてきたら大変キケンなので、ロープで囲まれ要注意看板が立てられていました。
オアフは湿度が低いので日本の夏より過ごしやすいですが、陽射しは強く、やはりこまめな水分補給が必要となります。
3度目の遠足は、ダイアモンドヘッドの「タイド・プール Tide Pool」(潮溜り)へ。
【関連くちこみ】ワイキキからアクセスできる「タイド・プール」2ヵ所
↑「濡れてもいい靴を履いてきてね、 滑りやすいから着替えも用意しといてね」というお知らせがありました。
急に決まったので、ボランティアの親もそれほどサインアップしていないようで、また参加しました。
到着すると、まずスイカが配られました。
↑少し移動するだけで、すぐにのどがカラカラになります。
岩に波が打ちつけるたびに、メダカのような小魚たちが岩の隙間に見え隠れ。
潮の満ち引きがあるため岩には藻が生え、何人もすってんころりんしていました。
岩間に見つけたものを手ですくってクリアボックスにいれ、ミニアクアリウムをつくっていきます。
さっそく、先生がヒトデとナマコを見つけたので、子どもたちも負けじと必死でした。
誕生日会には自分で王冠をつくます
サマースクール中に息子の誕生日が重なったため、学校でお誕生会をしてもらいました。
誕生日には、その日1日プリンス、プリンセスになれるように王冠をつくります。
朝登園すると、先生が王冠をつくる準備をしてくれていました。
カラー紙だけが王冠型にカットされていて「これから一緒につくりましょ〜」と。
↑息子もうれしくて、しがみついていた私からさっと離れ、先生と一緒につくりはじめました。
部屋に戻ってから、その日王冠に書いたワードを、カードを並べて自分でつくっていました。
↑こうして少しずつスペルも覚えていくのでしょう。
ちなみに、誕生日会の準備は家庭も手伝うのがアメリカ式。
アメリカでは、当然のようにボランティアワークが行われています。
誕生会のスナックも、誕生日の子の家庭で用意。
決して「Must」とは言いませんが、「It would be nice to have snack for the party」と促されます。
お誕生日会に参加する子供は40人。
↑ていねいなお母さんはマフィンを焼いたり、フルーツをカットしたりして持参。手軽にすませたい場合は、大型スーパーで1.99ドルで手に入る大袋スナックを用意しても大丈夫。
バースデーカードには、息子の生い立ちも書いて提出。それをバースデーパーティーで紹介してくれたとのことです。
トイレのしつけについて
今回の留学では、日本でのしつけへの考え方の違いも目の当たりにしました。
サマースクールに呼出しを受け、「I am very concerned…」と、真剣な顔の先生。
息子がうまくトイレができないことを話してくれました。
家では完ぺきにできるのに…
トイレを見せてもらうと、大人サイズのトイレにビックリ。
先生に「トイレに座らせて」と頼む勇気がない息子は、おそらく自力で便座にのれず粗相してしまったのでしょう。
…そう思うと、切なくなりました。
ホテルや家のトイレは高いので、これまでは親がのせてあげていましたが、スクールでは通用しないよう。
日本の保育園では、便座はミニサイズで子供の高さに合わせているし、先生も優しく付き添ってくれますが、ここではそれもないみたい。
離乳に関しては、3才でも4才でも授乳を続ける人が多いアメリカですが、トイレトレーニングは自主的にひとりで行くようにするようです。
先生からは「今後、家でも便座に座るのをできるだけ手伝わないように」とアドバイスされました。
それにしても、子供の腰の高さがあるトイレにつかまるバーもなく座るのはムリがあるのでは?
…と思いましたが、息子より小さな子も一生懸命よじのぼったり、スツールを使ってのっているようなので、今回は黙って従いました。
翌日の朝、少し早い時間に登園し、息子とスツールを使ったり、使わずにのってみたりと何回か練習してみましたが、なんだか心配…
先生に頼めば最初のうちは手伝ってくれるというので、息子には「恥ずかしがらず困ったら先生にいうんだよ」と話し、私はスクールをあとにしました。
お迎えの際、バス停に向かっていると、息子から「Mommy、スーさん今日toiletでpoopしたよ。all by myself」と。
努力すればなんでもできるんだねえと、大きなハグをして喜びました。
翌朝登園すると、先生からもベタぼめしてもらえたので、息子も照れくさそうに喜んでました。
「息子にやらせるチャンスを与えてなかったのだな~」と反省し、気づかせてくれたサマースクールに感謝しています。
先生たちもがんばっています
MCSの同じ敷地内には、小学校もあります。
ある日、別館にある小学校(エレメンタリー・スクール)の内部も見学させてもらいました。
案内してくれたのは、プライベートでも親しくなった先生。
かつてこの小学生クラスでも教えていたことがあるそうで、MSCの幼稚園に通う子供は、そのままこの小学校へ進学する生徒も多いそう。
どこのクラスルームでも、世界地図がよく使われています。
↑こうして世界地図を小さなころから意識することで、視野が広がるんですね。
シャワーカーテンが、そのまま学習教材に。
↑「5ドルでこの内容はすごいでしょ!」と、自慢げに話してくれた先生。お天気の知識がイラストとともに詳細に書かれています。
先生たちは、日々工夫を重ねて教材づくりに励んでいるんですね。
発音学習法「フォニックス Phonics」の教材となるプレート裏には、WordカードとObjectボックスが隠されていました。
↑ひとつのPhonicsサウンドに対して、10コの例単語と3つのフィギュアがあり、目で見て耳で聞いて覚えるそう。
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