Published on 12.09.09
【親子留学*オアフ01】土地勘のあるオアフに2ヵ月間滞在…幼稚園のサマースクールと動物園主催のサマープログラムに参加するまでのプロセス<準備編>
■子供の年齢: 3才11ヵ月(年小クラス)
■留学期間: 8週間(2008年5月〜7月)
■留学先: アメリカ・ハワイ州ホノルル
■留学のおもなコスト: 航空代金/約20万円(大人ふたり+子供ひとり)、学費/約15万円(サマースクールプログラム)、約3万円(動物園アドベンチャープログラム)、コンドミニアム+BB滞在費/約50万円、生活費+交通費+レジャー費など/約20万円 ☆合計約110万円☆
□学校:サマースクール「モンテッソーリ・コミュニティ・スクール Montessori Community School」(6週間)、ホノルル動物園主催「プリバケーション・アドベンチャーズ Pre-Vacation Adventures」 (1週間)
□学びの時間: サマースクール/平日7時30分〜17時30分(昼寝あり)、動物園プログラム/平日9時〜13時
□授業内容:モーニングサークル、数学、英語、ゲーム、クラフト、水遊び、料理、遠足(週1回)など
【01準備編】2ヵ月間のサマースクール&プログラムに参加するまで ◀
【02学校編】4才の息子が6週間通った学校の日課やランチ、慣れるまで
【03行事編】毎週水曜日の遠足やお誕生日会、学校のトイレのしつけ方針まで
【04休日編】ホノルル動物園のプログラムやワイキキのビーチで学んだこと
【05滞在編】至福のひとときが味わえるオススメB&Bとコンドミニアム2軒
【06生活編】路線バスの使い勝手や食料品調達、オススメレストランなど
【07まとめ】通学に必要な予防接種や飛躍的に向上した息子の英語力について
4才の息子と2ヵ月のハワイ親子留学へ
2008年の初夏、4才間近の息子と2ヵ月間のハワイプチ留学をしてきました。
留学先は、ハワイの幼稚園「モンテッソーリ・コミュニティ・スクール Montessori Community School」のサマースクールへ6週間。
そして、ホノルル動物園が主催する「プリバケーション・アドベンチャーズ Pre-Vacation Adventures」に1週間参加しました。
思い立ったのは、2008年の春ごろ。
「この夏が留学するのにいいタイミングかも」と夫に相談すると、快諾してもらえたので、さっそく計画を立てはじめました。
ワタシは4年間米国に留学し、テキサスの大学を卒業しました。
アメリカ生活をつうじて実感したのが、「子どものうちに英語を完ぺきに聞き取れる耳を養いたかった」、「外国語としてではなく母国語の感覚で英語をしゃべりたい」ということ。
息子にはその思いを託すべく、日本語と英語の両方を聞くことができ、話すことができるような環境づくりをしてきました。
現在は自宅で英語教室を開いていることもあり、米国の子どもたちが実際に使っている教材を取り寄せるなどして、息子にはさまざまな絵本やクイズ本を読み聞かせ。
また、英語のテレビを見たり、国際色豊かなイベントに連れて行ったりと、できるだけ自然体なカタチで英語に触れるようにしてきました。
息子も英語や周辺文化に興味をもってくれたので、4才にしてネイティブに近いレベルのボキャブラリーを身につけるまでに。
そこで、実際に英語圏で暮らしてみることで、息子の英語をもっと磨きたいと思ったのでした。
オーストラリアとハワイ、どっちにしよう?
まずは、学校探しから。
いくつかの子供向け留学エージェントに電話で相談するなかで、日本から近いハワイと、教育水準が高いと評判のオーストラリアが候補地として浮上してきました。
なるべくコストを抑えたいというキモチもあり、「自力でできるところまでやってみよう」と決意。
エージェントのサイトにある学校リストも参考にして、立地条件やカリキュラムの内容なども吟味しながら、直接メールや電話で問い合わせてみることに。
すぐに返事をもらえる学校もあれば、なかなかもらえず…という学校も。
未知のオーストラリアに行ってみるか、旅行で2度訪れたことのあるハワイ・オアフ島にするか、とても迷いました。
が、現地であたふたするのも困るので、今回は少しでも土地勘のあるハワイに決めました。
学校側からの問い合わせの対応も鑑みながら、対象年齢、渡航期間、プログラムのレベル、日本人が少ない、バス通学が可能…といった条件に照らし合わせて、最終的に「モンテッソーリ・コミュニティ・スクール」(MCS)に絞りました。
1週間参加したホノルル動物園主催のプログラムは、学校とはまた違ったアクティビティをさせるのもいいな、と思い申し込みました。
学校を決めるまでに約3週間かかりましたが、その間に航空券とコンドミニアムも手配。
計画をスタートした3月ごろは、ちょうど各サマースクールの募集がはじまる時期だったので、タイミングとしてはバッチリ。選択肢も多かったです。
たいていのサマースクールでは、実施されるのが5月後半から8月後半にかけて。申し込み受付開始は、3月初旬からサマースクール開始の2週間まえくらい、もしくは定員に達した時点で受付終了となります。
申し込みは納金が完了した時点で確定
申請手続きや送金を終えた時点で、正式に学校への短期入学が確定します。
MCSサマースクールの申し込みは、まずはホームページから申込書をダウンロード。
MCSサイトに掲載されていたサマースクールのカリキュラムを参考に、ひとつのテーマを通しで学べる6週間がちょうどいいと思い、息子の通学期間を決めました。
記入した申込書を、子どもの出生証明書、予防接種履歴、パスポートのコピーとともに、郵送もしくはファックス。
納金なしにはサマースクールの枠は確保できないので、補償付き最短国際郵便にて早急に送金。
学校を決めた時点で学校に電話し、即日送金手続きをする旨を伝え、さらに送金記録をファックスしておきました。
すると、MCSの担当者からは「1週間以内に送金が確認できればスポットは確保しておくわ」といってもらえました。
これで現地に郵便が届くまでの間、少し安心して過ごすことができました。
学校を決めるのと同時に、コンドミニアムと航空券も手配
つぎに、コンドミニアムと航空券の手配に関して。
ハワイの現地コミュニティサイトや留学関連のブログも、学校やコンドミニアム、航空券選びにおおいに参考になりました。
これらの3要素は平行して検討する必要があるので、ここでは労力を惜しむことなくじっくり調整。
利用した航空会社は「ノースウェスト」(現在は「デルタ航空」に統合)。
航空代金は各社ほぼ同額だったので、燃油サーチャージの安さが決め手となりました。また、トライアスロンのロードバイクを預けることも可能という条件も満たしていました(けっきょく現地でレンタルしましたが)。
コンドミニアムは、ネットに掲載されている写真から使い勝手やクオリティーをイメージ。
現地の不動産サイトを利用することも検討しましたが、確実に手続きを進めておきたかったので、今回は安心安全を優先して日本の仲介業者の物件から決定。
「ハワイアン・モナーク・ホテル Hawaiian Monarch Hotel」上階のコンドミニアムに1ヵ月間、そのあと「リリウオカラニ・ガーデン. リリウオカラニ・ガーデン Liliuokalani Gardens」に1ヵ月間。
また、コンドミニアムとは別に、ネットでステキなB&Bを見つけたので、最初の2日はそちらにお世話になることにしました。
「ダイアモンドヘッド B&B Diamond Head B&B」は、メールとマネーオーダーの送金で予約完了。
大枠が決まればあとは細かい手配に
その後は、細かい手続きとなります。
たとえば、コンドミニアムの頭金とディポジットの支払いをクレジットカードで行ったり、携帯電話レンタルの手配などなど。
また、現地では医師による健康診断と予防接種も必要に。
現地の小児科に電話で予約し、学校から後日届いたサマープログラムの冊子を確認し、持ち物の確認もしました。
現地時間に合わせて電話をかけなくてはならないこともあり、徹夜も続きましたが、なんとか出発までこぎ着けました。
最終的には、準備や手続きをすべて自力で完了。
最後に「自分自身も楽しみたい」と思い、留学期間中に開催されるトライアスロンのホノルル大会に申し込み。
ロードバイクの予約、道具の手配も出発までにすませておきました。
フルマラソンは経験ずみですが、トライアスロンは初挑戦。
それでも、ハワイの不思議な力によって実現できるような気がしたんですよね。
パスポートを握りしめていよいよ出発
いよいよ、出発当日。
家族や友人が駅で見送ってくれたことに感謝しながら、成田エクスプレスで空港へ。
すべてのハワイ便は夕方から夜にかけて出発しますが、子どもの睡眠にもちょうどいい時間帯。
夫も、1週間だけですが一緒にハワイへ出発。
↑機内食でキッズメニューを食ベる息子。
↑換金したばかりのドル札を握りしめて眠る息子(笑)。
ホノルル空港に到着。
↑自らカートを押し、やる気の息子。
細かいモノは現地で…は、ちょっと失敗だったかも
荷物を少なくすることを優先し、現地で細かい物は揃えようと思って旅立ちました。
が、現地では欲しいモノがさっと見つからないことが多く、子どものお弁当箱やリュックサック、お箸などは日本から持参するほうがラクで、クオリティーもいいと反省。
現地での買物は、それらを探しまわって数日費やすことも…
食品に関しては、子どもの好きなふりかけや海苔、お味噌汁など、日本のインスタント食材は現地では高価なので、持参したものが重宝しました。
そのほか、乾燥肌の息子の常備薬であるスキンクリームを多めに持参。
クスリ関係は、子どもが使い慣れているものを充分持って行くと安心ですね。
また、毎晩寝るまえに読んでいた英語のシリーズ本は、留学中も読むようにし、同じリズムで生活できるようにしました。
【留学費】学校代、飛行機代、滞在費…合計で110万円
留学にかかったコストを、以下のとおりまとめてみました。
- 航空券代…約20万円(大人ふたり+子供ひとり)
- 学費…約15万円(サマースクール、6週間)、約3万円(動物園アドベンチャー、1週間)
- 医療費…約1万5000円(健康診断、予防接種)
- コンドミニアム家賃(諸経費すべて含む)…約50万円 (8週間)
- その他生活費、レジャー費など…約20万円(8週間)
留学にかかったコストは、およそ110万円でした。
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