Published on 12.10.23
【ラスベガス】ラスベガスからクルマで片道2.5時間で到着…全米一大きくて暑くて乾燥している国立公園「デスバレー」を1日で楽しむプラン
今回の子連れ海外旅行★DATA
- 旅先…アメリカ・ラスベガス、サンディエゴ、ロサンゼルス
- 旅行時期…2011年7月
- 旅行期間…10泊12日
- いっしょに行った人…8才の息子、夫
- 旅行スタイル…個人手配。デルタ航空の羽田空港発着便を利用。「ジ・オーリンズ・ホテル&カジノ」、「ザ・シグナチャー・アット・MGMグランド」(ラスベガス)に滞在
片道2.5時間で行く「デスバレー」
2011年7月、8才の息子とアメリカの西側にあるラスベガス、サンディエゴ、ロサンゼルスに行きました。
今回のラスベガス旅行で、どうしても行きたかったのが「デスバレー国立公園 Death Valley National Park」。
日本語にすると、「死の谷」。
アメリカでもっとも大きな国立公園(長野県と同等サイズとのこと)で、もっとも暑く乾燥している公園なんだそう。
ゴールドラッシュのさなか、近道しようとしてこの谷に迷い込んだグループが暑さと極度の乾燥、水不足で数週間さまよったのだそう。
命を落としたメンバーもいて、なんとかこの谷から抜け出した人が「Goodbye Death Valley」といったことが由来となっているとのこと。
夏場のデスバレーは、とにかく暑すぎる…!?
デスバレーまでは、ラスベガスからクルマで約2時間半で到着。
敷地のほとんどがカリフォルニア州にあります。
夏場は暑過ぎて、現地のオプショナルツアーもこの期間中止しているところも。
↑デスバレーにある、最高記録の気温の表示。1913年7月10日に、56.7度を記録したとのこと。
さらに、ガイドブックを見ると「夏はやめたほうがいい」とのアドバイスも。
それでもいろいろ調べると、最悪の事態が起こらない限り(オーバーヒートなど)、覚悟して行く個人旅行者も少なくはないみたい。
そこで、とにかくガソリンは満タンに水分は十分持参し、ラスベガス滞在中の1日を使いデスバレーを訪れてみることにしました。
【ルート1】わかりやすいのは2.5時間のルート
ラスベガスからの行き方は、いくつかあります。
わかりやすいのが、以下のルート(所要時間は約2.5時間)。
ラスベガスから「US-95」を北上し、「アマルゴーサ・バレー Amargosa Valley」で「NV-373」に入りひたすら南下。
↑ラスベガスの街から5分走ったら、砂漠地帯に突入。
州境を越えたら、「NV-373」は「CA-127」に名前が変わります。
↑デスバレーへ向かう途中の道。
そのまま走り、「デスバレー・ジャンクション Death Valley Junction」にぶつかったら、右折して「CA-190」を走っていくと「デスバレー国立公園」のなかに入って行きます。
↑デスバレー国立公園内、料金所へ向かう道の途中。
【ルート2】早道ルートは見過ごす可能性も…
もうひとつのルートは、2時間で到着する以下のルート。
ラスベガス空港のすぐ南にある「NV Hwy 160West」を進み、60マイル行くと「パーランプ Pahrump」。
「ベル・ビスタ・ロード Bell Vista Road」を左折し走って行くと、「Death Valley Junction」に着きます。
わが家が選んだのはこのルートでしたが、「NV Hyw 160」を見過ごしてしまい、かなり遠回りすることに。
ラスベガスの街から少し走ると、殺風景な砂漠の風景となり、途中「ホントにこの道でいいの?」とすれ違うクルマも少なく、標識もたまにしかないのでとても不安になります。
山々が輝いている「ザブリスキー・ポイント」
到着したら、まずは入り口で入場料を20ドルを払います。
↑といっても、無人の料金支払い機械があるだけ。
広大な公園内に見どころが点在するのですが、予想外にそれぞれ離れています。
まずは、入り口近くの「ザブリスキー・ポイント Zabriskie Point」へ。
↑駐車場からザブリスキー・ポイント向かう道。
↑ザブリスキー・ポイント。
ザブリスキー・ポイントは、ビジターセンターに行く途中にあります。
↑写真ではわかりにくいですが、太陽の光に照らされて、金色のように山々が輝いています。
その山のひだも美しい。
でも、とにかくものすごく暑くてずっとはいられません。45度くらいありました…
「ファーニス・クリーク」でランチ
しばらく進んで行くと、「ファーニス・クリーク Furnace Creek」という、ビジターセンターやレストラン、ショップなどがあるビレッジにたどり着きます。
↑ビジターセンターやレストランなどがある、ファーニス・クリーク。
こちらがビジターセンター。
↑ビジターセンター(プレハブの仮の建物)。
ビレッジ内には、レストランやショップ、ガソリンスタンド、ホテルもあります。
↑レストランは2軒ありました。
1軒のステーキハウスは、外にまで人が並んでいました。
待つのはイヤなので、もう1軒のお店へ。
はじめはすいていましたが、徐々に人が増えてきました。
私はシーザーサラダ、夫はチーズバーガー、息子はホットドッグという、典型的なアメリカンなランチをオーダー。
ショップでは、みんな水を購入していました。
砂丘の砂はサラサラしてキモチいい
昼食後は、砂丘「メスキート・フラット・サンド・デューンズ Mesquite Flat Sand Dunes」へ。
こちらにも、またひたすらクルマを走らせます。
公園内に観光客はたくさんいますが、あまりに広大で、クルマで走っていてもすれ違うのはたまにという感じ。
だんだんと心細くなってきて、「ここでエンストしたらどうしよう!」と不安に…
砂丘に到着し、駐車場にクルマをとめましたが、「どこに砂漠?」という感じ。
↑砂丘の駐車場(トイレ完備)。車が少なくて不安になります。
それでも、少し進むとサラサラの砂の砂漠が。ホントにサラサラ。
↑息子は「こんな機会はまたとない」と、砂漠の坂を何度も行ったり来たりと駆け下りていました。
ちなみに、園内には宿泊施設やキャンプ場があるようなので、泊まってじっくりとまわるのもいいですね。
砂丘でサッカーはいい思い出に
息子のこの日の目標は、「デスバレーでサッカーをする!」。
息子はボールを取り出し、リフティングをはじめました。
そして、砂漠でサッカー。
↑こんな暑いなかよくやるわ! と思いましたが、いまとなってはいい思い出に。
悪魔のコーン畑、悪魔のゴルフコース
砂漠をあとにして、悪魔のコーン畑「デビルス・コーンフィールド Devils Cornfield」へ。
↑次の場所に移動。ひたすらこんな道を走ります。
クルマを走らせ向かっていくと、手前に悪魔のゴルフコース「デビルズ・ゴルフコース Devils Golf Course」があります。
↑悪魔のゴルフコース。悪魔にしかこんなところではゴルフができない、というのが名前の由来。
土や泥などと塩の結晶が混じり、それらが固まってデコボコの地面ができたそう。
↑よくもまぁ、こんな土地ができたもんです。
「悪魔のコーン畑」に到着。
↑「悪魔のコーン畑」は、あまりの暑さに写真だけ。
ここは「アロウウィード Arrowweed」という植物が辺り一面に茂っていました。
この土地は塩分がとても多い地帯で、その異様さからこのように呼ばれているそうです。
海抜マイナス86メートルの「バッドウォーター」
だんだん疲れてきましたが、デスバレー最大の見どころ「バッドウォーター Badwater Basin」が残っています。
↑悪魔のゴルフコースの向こうにバッドウォーターの塩原が見える。
「バッドウォーター」とは、海抜マイナス86メートルの北米の最低地点のこと。
あたり一面、真っ白な大塩原。
↑途中、土と塩が混じって地面はこんな感じ。
ちょうど14時過ぎと最も暑い時間帯だったので、クルマを降りただけで味わったことのない暑さ。
凍らせたミネラルウォーターが、あっという間に溶けて熱湯のように。
↑駐車場から真っ白な塩原に歩いていく。倒れそうな暑さ…
塩原と青い空の鮮やかなコントラスト
山々に囲まれた中に白い塩原と青い空のコントラストはほかでは見られない景観でした。
↑奥は真っ白。写真だけ見ると雪と思われてしまいそう。
山のうえには「SEA LEVEL」(海抜)とあり、海抜以下という不思議な空間にいるのがヘンな感じ。
息子は、多分一生に一度の真っ白に広がる塩原でサッカー。
↑行き交う人、みんな息子を見ていました。なかには「がんばれ!」と声をかけてくれたり。
ボールにはガンバった証(?)の塩が全体に付着していました。
↑なめてみたら、ホントに塩でした。
クルマに戻り、体力も暑さで限界だったのでラスベガスに戻ることに。
でも、車内は地獄のように暑く、すぐには発車できませんでしたが…
遠かったですが、行ってみる価値はあったデスバレーでした。
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