Published on 12.10.18
【てくてく＊シンガポール26】「中秋節」はオイシイ月餅と幻想的なランタンがお楽しみ…シンガポールの「ランタン・フェスティバル」をチェック
秋の名月を盛大に愛でよう
秋は、夜空の月がひときわ美しい季節。
ここシンガポールでも「中秋節」（旧暦の8月15日）にお月見をする、中華系の伝統が根付いています。
2012年の中秋節は、9月30日でした。
この日は家族が集まり、ご先祖さまに「ムーンケーキ（月餅）」をお供えしたあと、みんなで食べてお祝いします。
また、街や家には色とりどりのランタンが飾られて華やかな雰囲気に。
シンガポール西部の「チャイニーズ・ガーデン Chinese Garden」では、毎年この時期に「ランタン・フェスティバル Lantern Festival」が行われていて、地元の人たちが楽しみにしているそう。
↑チャイニーズ・ガーデンの池をいろどる優雅な白鳥たち。
今年は、9月7日〜10月7日までの1ヵ月間開催していました。
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↑このお祭りは公民館などにチラシが置いてある以外は宣伝しておらず、観光客や外国人にはあまり知られていない様子。公民館に置いてあるチラシも中国語がメイン。
シンガポール人の友人に、「中秋節の夜に行くとすごく混んでいるから、少し前に行ったほうがいいよ」と教えられ、1週前の土曜日に行ってきました。
秋に訪れたい「チャイニーズ・ガーデン」
チャイニーズ・ガーデンは、MRT東西線の「チャイニーズ・ガーデン Chinese Garden」駅からすぐ。
普段は入場無料ですが、「ランタン・フェスティバル」の期間中は有料となります。
料金は大人/12 Sドル、3～11才/8 Sドル。開催時間は9時～23時30分。お月見がテーマのお祭りなので、夜に行くのがオススメ。
毎日先着500名まで、ランタンをひとつもらえます。
↑駅を出ると、目のまえに大きな「亀ミュージアム」の看板が。
庭園内には「世界最大の亀コレクション」（ギネスブック公認）を誇る「The Live Turtle and Tortoise Museum」という私設ミュージアムがあり、1000匹以上の生きた亀と2500近い亀グッズを展示しているそう。
↑ちょっとチ―プな外観？ 亀は中華系の人々にとって縁起のいい生き物。
ヒジョーに気になったのですが、今回は夕方から訪れたため、なかに入る時間がありませんでした。
ランタンの作品を楽しもう
1975年にオープンしたチャイニーズ・ガーデンは、広々としていてのどかな雰囲気。
かつてはシンガポールの定番観光スポットだったらしいのですが、セントーサ島やマリーナベイなど、新たな名所が続々とオープンしたいまとなっては、ほとんど脚光を浴びることはありません。
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その広い敷地内のいたるところに、「童話の世界」をテーマにした大型ランタンが設置されていました。
↑「マッチ売りの少女」。
日没前の夜7時頃からライトアップされ始め、あたりが暗くなるにしたがって美しく浮かび上がってきます。
↑「三匹のこぶた」。
↑かわいい森の動物たちのランタンは子供たちに大人気。
↑「アリさんの引越し」。
これはなんのお話かな…？ 人形は動く仕掛けになっています。
子供たちは、屋台で買ってもらったお気に入りのランタンを手に掲げ夜道を照らしながら楽しそうに歩いていました。
↑花火をしたり、写真をとったりして、家族や友達と思い思いに過ごします。
↑庭園のシンボル、七重の塔の階段には獅子のランタン。
屋台やミニ遊園地について
簡単な食事ができる屋台村が出ていましたが、品数やテーブル数は多くありません。
持参したものをベンチなどで食べている人たちもいました。
↑屋台メニュー「ナシレマ Nasi Lemak」（ココナッツミルクを加えて炊いたご飯に小魚、ナッツ、チリなどが添えられたもの）、揚げ豆腐、シューマイ、イカ団子など。ビールはありませんでした…！
ミニ遊園地も出ていて、夜11時まで営業！
↑子供たちにとっては、ランタン見物より楽しいかも。
中華系のお祭りらしく、ドラゴンの飾りもたくさんありました。
毎晩8時から四川雑技団によるショ―があり、土日の夜9時には池のほとりで花火が上がります。
2才になったばかりの息子は夜の8時をまわったころに眠くなってしまい、ショ―や花火は見ずに帰りました。
都心部のクラークキーあたりでも中秋節のランタン・ライトアップが行われるのですが、ちょっと足を延ばして自然に囲まれた庭園で過ごす夜もオススメですよ。
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