Published on 12.11.01
【てくてく*シンガポール27】シンガポールで本格的な「ロハス」エリアを発見…オイシくて楽しい親子向け農園エコツアーに参加してみた
シンガポールで、ロハスな農業エリアを発見!
シンガポールのスーパーに並ぶ野菜や果物は、ほとんどがマレーシアやオーストラリア、中国などからの輸入品。
ふだん畑も見かけないし国土も狭いので、「シンガポールでは農業はムリなのかな?」と思っていました…
…が、意外にもシンガポール北西部の「クランジ・カントリーサイド Kranji Countryside」と呼ばれるエリアに、ロハスを意識した質の高い農業地帯が広がっていたのです!
↑クランジにある「クアンファ・オーガニック農園」の冬瓜畑。
ご存知のとおり、「ロハス LOHAS」とは「Lifestyles of Health and Sustainability」の略。
より健康で環境に優しい生活スタイルを目指す、世界的なムーブメントですよね。
この「クランジ・カントリーサイド」は、イギリスの農業団体に世界ではじめて最高レベルのロハス地域として認定されたのだそう。
なんだかすごい取り組みが行われているクランジですが、今回クランジの農園が主催したツアーに参加したので、その様子をレポートしたいと思います。
安全な食について楽しく学べる農園ツアー
今回参加したのは、10月に「クアンファ・オーガニック農園 Quan Fa Organic Farm」で開催された、日本人の親子を対象にした農園ツアー。
↑バスのなかで配布された日本語の資料。ツアーは英語でした。
このクアンファ・オーガニック農園が参加しているのが、「クランジ・カントリーサイド協会 Kranji Countryside Association」。
2005年1月に、クランジで農産業を営む31の農家や動植物を育てている団体などによって立ち上げられました。
コンセプトは、「農業=アグリカルチャー」と「エンターテイメント」を組み合わせた「アグリテイメント Agritainment」。
地元の農業や食物のことを楽しく知ってもらおうと、農園ツアーなどを企画するようになったのだそう。
参加費は約1000円と安い
当日のスケジュールは、次のとおり。
- 15時30分…MRT「タンジョン・パガー駅」に集合、大型バスで出発
- 16時…農園に到着
- 16時30分〜17時15分…農園ツアー
- 17時20分…子供たちは苗植え体験 大人は冷たいドリンクで休憩
- 17時45分…シェフによる農園の野菜を使ったクッキング
- 18時30分…特設ショップでのお買いもの
- 19時…MRT「タンジョン・パガー駅」に到着、解散
参加費用はひとり15 Sドル(約1000円、3才以下は無料)と、とってもオトク!
野菜や育成方法についてのレクチャー
この「クアンファ・オーガニック農園」は、1978年に創業。
1998年よりオーガニックへと作農法を変更し、現在は約2ヘクタールの敷地にて常時30種類以上の野菜やフルーツを栽培しています。
つい先日、オンライン注文による新鮮野菜の宅配サービスもはじめました。
↑2代目のJJさんがツアーや宅配サービスを企画。「写真を撮ったらフェイスブックにも載せてね!」とプロモーションに力を入れています。
こちらは、豆苗、ブロッコリ、マスタードなど、さまざまなスプラウトを育てているコーナー。
下の野菜は、猫草みたいな「ウィ―トグラス」。
↑ジュースにして飲んだりします。身体にいいけど、摂取しすぎてはいけないそう。
↑シンガポールでは「カンコン Kang Kong」と呼ばれている空芯菜。
畑やグリーンハウスで育てている野菜はどれも無農薬で、殺虫剤も使っていません。
だから、ツアーの途中で葉っぱをちぎってつまみ食いしても大丈夫!
↑この農園では殺虫剤を使っておらず、黄色い粘着質の紙で虫をおびき寄せて取っています。
2代目のJJさんをはじめ、若いスタッフたちはフレンドリーで、畑からつぎつぎに野菜をもぎとっては、子供たちに「食べてごらん」と渡してくれました。
↑日本の技術を使って作っている堆肥がオーガニック農法のカギ。
土をいじったり、野菜料理をいただいたり…
親子向けのツアーだったため、乳幼児から小中学生までたくさんの子供たちが参加していました。
野菜の苗植え体験は、土をいじる感触がおもしろかったみたいで真剣に取り組んでいました。
↑途中から大雨に降られていまい、テントの下でのアクティビティとなりました。
もうひとつのお楽しみは、とれたて野菜とオーガニック食材を使った料理のデモンストレーション。
この日のメニューは、「豆腐、きのこ、あさつき入りしょうゆラーメン」、「フレッシュサラダの胡麻ドレッシング風味」、「ピリ辛青菜炒め」の3種類。
↑ちょうど小腹がすいたころに試食タイム。
試食を待っている間に配られたバナナも、甘くておいしかった!
お料理もバナナも大好評。みんなでおかわりして、あっという間に完食。
セルフサービスでふるまわれたアイスティーは、有機栽培のレモングラス、ジンジャー、パンダンリーフといったハーブで香りづけされていてほんのり甘い。
2才の息子も「ジュース、もっと」とおかわりしました。
オーガニックな食品をおみやげに
帰りのバスが来るまでの間は、お待ちかねのショッピングタイム。
↑ショップには新鮮野菜をはじめ、オーガニック食品がズラリと並んでいます。
朝収穫したばかりの野菜や果物はもちろん、クランジ・カントリーサイドの仲間たちが手がけているオーガニック食品も。
近所のヤギ牧場から届いたヤギのミルクも置いてありました。
↑新鮮野菜にバナナ、有機トマトラーメン、ヤギのミルク。全部で23 Sドル(約1500円)。
個人でも気軽に訪れることができます
今回のツアーは、日本語のフリーペーパーで情報を見つけて申し込みました。
今回の農園以外にも、クランジではビジターが気軽に参加できるツアーを行っているところや、ビストロ併設の農園、ファームステイできるエコリゾートなどがあります。
子連れファミリーに人気が高いのは、草分け的なオーガニック農園「ボリウッド・ベジーズ Bollywood Veggies」や、ヤギ牧場「Hay dairies」、釣り堀「Hausmann Aquarium」など。
MRTクランジ駅から、各スポットをまわるシャトルバス「Kranji Countryside Express」も毎日運行しているようなので、くわしくは協会のウェブサイトを参照してくださいね!
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