Published on 13.02.21
【マレーシア移住*03】「MM2H」を取得するまでのプロセスから必要な予防注射、荷物を送るコツまで…<引越編>
「MM2H」を取得するまで
わが家は、長期滞在者向けビザ「MM2H」を取得しています。
このビザは個人で申請手続きすることもできますが、わが家は準備期間4ヵ月半というスピード移住だったこともあり、エージェントに依頼することにしました。
ビザを取得するまでには、預金残高証明や収入証明のほか、さまざまな書類の提出が必要となります。
最初は日本のエージェントにお願いしようと、都内で開かれたセミナーに相談しに行ったりしていましたが、学校調べを進めるうちにイポーを知り、現地エージェントのHPも発見(日本語可)。
2011年6月のイポー下見の際にエージェントさんと会い、イポーで手続きしてもらったほうがなにかと都合がいいので申請を依頼することに(ビザの定期預金がKL支店になるとのちのち不便)。
日本の自宅は売ることにしたので、売却金が銀行に振り込まれたあと、残高証明を発行してもらいました。
このタイミングで、すぐさま7月中旬に「MM2H」を申請、10月上旬に取得できました。かなり順調だったと思います。
↑イポーの公園の遊具。
観光ビザで入国
ちなみに、8月下旬に入国した際は3ヵ月の観光ビザのみ。
MM2Hがいつおりるかわからずとても不安でしたが、9月に学校がスタートしてしまうので仕方ない。
間に合わなかったことを想定して、学校の休日に合わせてビザ更新を目的としたプーケット行きの航空券を買っておきました。
実際にはビザが間に合ったので不要だったのですが、せっかくなので旅行には行きました(笑)。
ビザを取得するプロセスでもっともタイヘンだったのが、荷物の処分。
日本の自宅を売ることにしたので、荷物の処分を急ぐ必要がありました。
子供が産まれてから、モノであふれかえっていたわが家。いま振り返っても、家を「空っぽ」にする作業が一番ツラかった…
長期にわたる海外生活を検討しているママは、ふだんから断捨離を心がけることをオススメします!
予防接種もお忘れなく
東南アジアに長期滞在する場合、必要な予防接種があります。
日本で任意とされている予防接種が、海外では必須となっていることも多いのです。
間隔をあけて数回の接種が必要なので、スケジュールは早めに計画したほうがいいでしょう。
くわしくは、海外渡航者向けのクリニックや「厚生労働検疫所」のHPで確認してみてくださいネ。
とくに破傷風ワクチンは、子供たちよりむしろパパママに必要。
小さなころに三種混合で接種していても、30才を過ぎると免疫が消失しているそう。夫と私も追加接種をしてもらいました。これで10年間有効です。
現地の医療機関で受けることも可能ですが、子供がいることも考慮すると日本で受けておいたほうがなにかと安心。
わが家の場合、A型とB型肝炎の3回目の接種だけ間に合わず、移住後にイポーのクリニックで受けました。
住まいが決まるまで
現地で借りる住居を決めるまでの期間、コンドミニアムに短期滞在することにしたので、その予約もしました。
現地エージェントとは、帰国後はメールでやり取り。
移住には数ヵ月~数年先を見据えた準備が必要ですが、わが家はかなり無謀な(汗)スケジュールを強行したので、複数のことを同時進行。
当時は、常に頭がフル回転だったような気がします。
↑イポーの自宅で引越し業者が荷物を運ぼうとしているところ。
船便の荷物がイポーの住居に着いたのは、約1ヵ月後のこと。移送にかかったコストは約27万円(ダンボール54箱、組み立て式の家具を3式、チャイルドシート)。
移住まえに手間と時間をかけられなかったので、梱包も業者に依頼しました。
↑船便が届くまでの間に着る衣類を、船便よりも早いSAL便でも送りました。税関で「中身確認のため開けましたよ」というテープが貼ってあります。「old clothes」(古着)と書かないと関税がかかる場合があるので注意。
一番安くすむのは、自分で梱包して郵便局から船便で送る方法(10箱で10パーセント割引になってオトク)。
ただし、到着までにかかる期間が1~3ヵ月といわれ、日にちを選べません。
一部紛失したり、濡れる可能性もあるそうなので、海外引越しのノウハウがある業者に頼むほうが安心できます。
こだわった荷物は?
わが家の場合、荷物のなかで一番多くを占めたのは本類。
将来、子供たちにも日本語の本を楽しんでほしいなぁという願いがあり、役立ちそうな本やマンガを厳選して700冊くらい残しました。
日本語の本は現地だと割高で入手しづらいので、日本語の学習教材や読み聞かせ用の本も荷物に入れておくといいと思います。
タオルケットやバスタオルなどのリネン類も、日本で売っているものを持っていくのがオススメ。
こちらでは肌触りがいい高品質なものは少なく、売っていても割高です。
ノートPCや外付けハードディスクなどの精密機器は、行きの航空機の手荷物で運びました。
海外引越しは荷物を入れるコンテナの容積によって、輸送費が変わります。
移住後は家具つきの家に引っ越す可能性もあったので、家具類は分解できるデスクと棚。家電はホットプレートと炊飯器のみを送りました。
プラスチックの衣装ケース(引き出しタイプ)は、なかに衣類が入ったまま船のコンテナに詰められます。
移住後に家具つきの家に住む場合も活用できるので、捨てないほうがいいかもしれません。
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