Published on 13.02.25
【マレーシア*移住07】適度な利便性やのどかな環境も心地いい…華人がもっとも多い都市「イポー」が暮らしやすい理由
居心地がいい「イポー」
マレーシア経済発展の2番手という位置づけで、ゆっくり発展しつつある地方都市「イポー Ipoh」。
住んでみたら、なんだか居心地がいい…その理由を考えてみました。
まず、「安く暮らせる」。
住居費や教育費のみならず、外食費も安い。
ローカルのレストランなどでは、クアラルンプール(KL)の同等の店とくらべて1~2リンギット(約30〜60円)程度安いよう。
そして、「街がコンパクトにまとまっている」。
イポーは、クルマが不可欠といっても大げさではないクルマ社会。でも人口は70万人ちょっとと多すぎないので、人の混雑や道路の渋滞はKLほどではありません。
↑山が見える、のどかなイポーの風景。
街の端から端まで行ってもクルマで30分くらい。中心地に住めば15分くらいで移動できるので、移動時間が短くてすみます。
駐車場も、場所と時間帯によりますが、比較的スペースを確保しやすいのがうれしい。
ちなみに、有料の路上パーキングを利用するには、ペラ州のパーキングチケットをスクラッチして使います。
↑ペラ州の30分用パーキングチケット。西暦年月日時間をスクラッチして使います。
値段は、30分間につき0.3リンギット(約9円)、60分間につき0.6リンギット(約1.8円)、1日につき4リンギット(約120円)。
コンビニや薬局など多くの店で買えるので、駐車違反の罰金になるよりは…と真面目に常備している人が多いです。
日本の食材も入手可能
イポーには「生活に必要なモノはそろっている」という、適度な利便性もあります。
現在、マレーシアでは「イオン・ショッピングモール」の出店ラッシュ。2020年までに100店舗を目指しているのだそう。
ここイポーにもふたつのイオンがあり、現在3つめのイオンを建設中です。
↑2012年3月にオープンした、「イオン・イポーステーション18 AEON Ipoh Station 18」。
↑1997年にできた、古いほうの「ジャスコ JUSCO Ipoh」。旧正月準備の華人で大にぎわい。
日本の調味料などがカンタンに手に入る日系スーパーや100均ショップもあるのは、やっぱり安心感がありますね。
食の選択肢も幅広い
そして、野菜やお肉、お豆腐、卵なんかの買物はモーニングマーケットが楽しい。
↑モーニングマーケットの野菜。
たまに、華人のおばさんに紛れて買い出し。近所の商店でも新鮮なモノが買えるので、学校の送迎のかえりにチャチャッとすませることが多いです。
イスラム教徒への配慮が浸透している国ですが、こちらでは豚肉専門店もけっこうあって、新鮮な豚肉が堂々と売られていたりします。華人が大多数を占める街ならではですよね。
↑近所の豚肉専門店。挽き肉1キロ、ばらブロック1キロで1000円ちょっと。隔週くらいでまとめ買いします。
フードコート、パン屋、金物屋、床屋、歯医者…などいろんな店が軒をつらねている近所のショップハウス。
↑新市街のショップハウス。
日中は空いているスペースに豆乳や果物売りの屋台が出るので、ランチのついでに買い物ができて便利。
外食は、朝早くから夜遅くまで可能。中華だけでなく、マレー、インド系や洋食など、選択肢が広い。
日本食レストランは、日本人にとってはビミョーな、ローカルチックな味のお店は豊富(笑)。
日本食らしい日本食を食べられるお店も、多くはないですがあります。
医療設備も整っています
外国人も行くような主要な総合病院は3軒あり、24時間対応の緊急医療もあるなど「医療体制」が整っています。
キャッシュレス対応も可能。日本語の通訳はいないので自力でがんばる必要がありますが、英単語レベルでなんとかなります。
重くない症状の場合は、町のクリニックで約50~80リンギット(薬代込み)で診察が受けられます。
* * * * * * *
イポーで暮らしていると、ふと「周りに溶け込んでいる」ことに気がつきます。
マレーシアでもっとも華人が多い都市なので、日本人も周りと同化できて妙に落ちつく…
イポーの人たちは、全体的におっとりとしていて気さく。
日本への関心が高く、憧れのようなものを抱いている人が少なくないのでとても居心地がいい。
街の規模が小さく、住んでいる日本人の数もさほど多くないので、小さな子を連れている日本人だと記憶に残りやすいみたい。
何度か顔を合わせていると、フレンドリーに会話するようになり、自然と知り合いが増えていきます。
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