人種や宗教に干渉しないで共存していく…マレーシアでならそんな国際人に近づける


Published on 13.02.28

【マレーシア*移住10】ほかの人種や宗教に干渉しないで混在して共存していく…マレーシアでならそんな国際人に一歩近づけるハズ

移住を現実にするには

移住地を選ぶ基準は、人によってさまざまです。

都会がいいのか、郊外がいいのか
アクティビティの充実を重視するのか
どんな国籍、人種の子と学んでほしいのか
どんな先生に教えてもらいたいのか
医療やセキュリティが最優先なのか
短期留学として、学校の質を優先するのか
コストと継続性が最優先なのか

条件のすべてをクリアする場所をみつけるのは、世界中を探しても… カンタンなことではないでしょう。


↑マラッカ旅行のときに船の博物館前で。

自分たちが譲れないこと、妥協できることを整理していくことで、実現に近づいていくハズ。

本当の国際人とは

華人の友達と、クアラルンプールのショッピングモールに出かけた日のこと。

駐車場が広かったので、マレー人の警備員にマレー語で道を尋ねた彼女。道案内のお礼をいったあと、「Selamat Hari Raya.」と付け加えたのです。

ちょうどムスリムの断食祭「ハリラヤ」のころでした。些細なことだけど、相手への気づかいにハッとしました。

ほかにも、こんなこと。

クリスマス休暇前の学校で、インド系のママ友達になにか渡されました。あとで開けてみると、クリスマスカード。

彼女はヒンドゥー教徒なので、クリスマスは祝わない。なのに、わざわざ手書きのカードをくれるなんて…

そういえば以前「日本ではイベントとしてクリスマスを楽しむんだ」と、話したことを思い出しました。

キリスト教を信仰しているわけではない私…なんとなく、申し訳ないキモチになったのを覚えています。


↑モーニングマーケット風景。

自分の神様のことだけではなくて、別の神様を信じている友達のこともさりげなく考えてる。

ほかの人種や宗教に干渉しないで、ときには取り入れて、混在して共存していく。日常生活で、マレーシアの人々から学べることは多いです。

親子ともども、実になる刺激を与えてくれる海外生活。

「相手の人種や宗教に関わらず、無意識のうちに気使いができる」。子供たちには、そんな人になってほしい。

それが自然と身についたとき、英語学習や国際交流を超えた「本当の国際人」になるのではないでしょうか。

マレーシアの今後に注目

ワン・マレーシア 1 Malaysia」(マレー語で「サトゥ・マレーシア」)は、2009年4月に任命されたナジブ現首相が独立記念日に向けて掲げたスローガン。

「ひとつのマレーシアとして、もっと発展しよう」。

それぞれの民族の多様性を尊重し、融和させながら2020年先進国入りを目指そう、とう願いがこめられています。

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