Published on 13.02.09
【メキシコ*10】ママが大好きな国民性はちょっとうらやましい…マリア様を敬愛するメキシコ人が大切にしているもの
メキシコ人はママが大好き!
メキシコ人男性を間近で見ていると、思わず「マザコン?」と思ってしまうくらい、いくつになってもママが一番。
「お母さんが大好き!」というキモチを言葉や態度にストレートに出します。
あまりにもあからさまでまっすぐなので、嫌味は感じず、むしろお母さんを大切にするっていいことだなぁ〜と思ってしまうくらい。
自分がお母さんになれば、同じように子供たちから慕ってもらえると思うとうれしいですしね。
日本では、思春期ごろから親子関係はある程度の距離を保ちますよね。
メキシコでは、大人になっても母親を慕って実家をひんぱんに訪れて気遣ったり、同居している人も多い。
かくいう私の夫も同居組。義母には4人の息子がいて、4人ともが義両親と同じ敷地内に住んでいます。
4人の息子がそれぞれの奥さんや子供たちと家庭を築いているので大家族。
義母のキッチンには、いつ行っても大人数ぶんの料理が準備されていて「ご飯食べる?」と聞いてくれます。
こんなふうに一家のお母さんはみんなのことを常に気にしてくれて、優しい言葉を掛けてくれます。だから甘えたくなるんでしょうね。
↑いつも大なべで料理する義母。
メキシコの母の日は、毎年5月10日。
休日かどうかに関わらず、贈り物を持ってお母さんのもとを訪れます。メキシコ人が一番大切にしている祝日かもしれません。
メキシコの母は「マリア様」
メキシコで誰にとっても「母」的存在なのが、キリストの母マリア様。
私はクリスチャンではありませんが、メキシコの私の家族は全員クリスチャン。
資料によって数字にばらつきはありますが、メキシコ人の90パーセントとか95パーセントはクリスチャンなのだとか。
↑各家庭にマリア様が飾られています。
日曜日にはかならず教会のミサに行く熱心なクリスチャンから、幼少時に洗礼を受けたきりというクリスチャンまで、信仰の程度はさまざま。
ですが、マリア様を敬愛しているメキシコ人はとても多いと感じます。
メキシコには、カトリック教会からも公認されている「聖母マリアが実際に姿を現した話」があります。
ざっくり説明すると、メキシコシティ北部のテペヤックの丘で先住民のファン・ディエゴという人がマリア様から声を掛けられます。
マリア様からのお願いごとを聞いたその人のマントには、のちにマリア像が浮き出てきたという奇跡の話。
そのマントを飾った「グアダルーペ寺院」が、メキシコシティ近郊テペヤックの丘のふもとにあります。
上の写真は旧聖堂。現在はその隣にある下の新しい大聖堂にマントが飾られています。
マリア様の祝日である12月12日前後には、ラテンアメリカ全土から参拝客が訪れて人があふれかえります。
メキシコ人が母を慕うキモチは、宗教観からきているのかもしれませんね。
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