Published on 13.04.10
【メキシカンフード＊04位】チョコとチリ、ナッツ、フルーツでつくられた甘辛ソース「モレ・ポブラノ」は、奥が深い絶品ソース！
【メキシカンフード第04位】「モレ・ポブラノ Mole Poblano」（甘辛チョコソース）
↑材料にメキシコのチョコレート、唐辛子、ゴマ、ピーナッツ、レーズン、バナナ、リンゴ、クッキーなどなど…ピリ辛ソースなんだって！
★★★★☆
■お値段は？：
きちんとしたメキシコ料理のレストランで食べると、70ペソ～200ペソくらい
■子供は食べられる？：
甘いけれどピリッと唐辛子も効いているので、子供は避けたほうが無難
絶品の甘辛ソースとは？
わが家が暮らすのは、首都メキシコシティから東へ130キロほどの場所にあるプエブラ州。
この「モレ・ポブラノ Mole Poblano」は、プエブラを代表する名物郷土料理のひとつ。
ポブラノ（Poblano）は、「プエブラの」という形容詞。プエブラは、メキシコ郷土料理の発祥の地として有名なんですよ。
モレ・ポブラノは、茶色いソース状の食べ物。
この茶色の正体、じつは材料にメキシコのチョコレートが使われています。
さらに、唐辛子、ゴマ、ピーナッツ、レーズン、バナナ、リンゴ、クッキーなどなど。
たくさんの食材でつくられているんですが、材料だけ聞いてもまったく味は想像がつきませんよね。
食べるとまずは甘みを感じて、そのあとにピリッと辛い後味が。
茹でた鶏肉にこのモレ・ポブラノをかけ、炒ったゴマをふりかけます。
「アロス・メヒカノ Aroz Mexicano」と呼ばれるメキシカン・ライスと一緒に食べる食べ方は、日本のカレーに似ていませんか？
甘さとピリ辛さが調和した、絶品のソース。
材料の多さが、そのまま風味の奥深さとなっていて、食べれば食べるほど、ヤミツキになるオイシサ。
とても手間がかかるので、家庭で日常食べる料理ではありません。
家で作る場合は、お祭りや盛大な誕生日会などのあるハレの日だけ。
だからこそ、とても大切な想いがこもった食事のひとつ。
その材料の配合バランスによって、各家庭のモレの味があり、微妙に違うそれぞれのモレを味わうのも楽しいですヨ。
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