海外保険付帯のクレジットカードは補償範囲や金額を再確認!


Published on 13.06.14

【旅*流儀217】海外保険付帯のクレジットカードって安心で便利…だけど、補償範囲や金額、ちゃんと把握してる?

クレジット付帯の海外保険は安心?

海外旅行では、なにかしらの海外保険に加入していくと思います。

とくにアメリカやヨーロッパは医療費が高いので、ちょっとしたケガでも何万円、何十万円、盲腸のような比較的カンタンな手術でも何百万円と請求がくることも。


By:Phillip Capper

最近では、海外旅行保険が付帯されていクレジットカードも多いので、これを使えば保険に加入する必要もなく、安心…と思っている人も多いかと思います。

確かにそうなんですが、通常の海外保険とは異なる点もあるので要注意。

かならず確認しておきたいのが、カードを所有するだけで保険内容が自動付帯されるのか、それともカードで旅行代金や航空券を購入した場合のみ保険がつくのかどうか。

前者の場合は、大事故がない限り安心な気もしますが、後者の場合はカードで購入しない限り補償はゼロ。


By:Philip Taylor

「…アレ、どうだったっけ?」と思った人は、いますぐチェック!

また、加入後1ヵ月など一定期間を過ぎてはじめて補償がつくともあるので、旅行直前にクレジットカードに加入した場合は要注意です。

補償範囲も確認しておこう

クレジットカードに加入する場合、カードとともにパンフレットや細かい字で書かれた約款が届くと思いますが、端から端まで読む人はいないハズ。

なにも起きない場合は問題ないですが、いざ海外でケガした、病気をした…というときに、保険請求すると思っていた内容とは異なり、一部は請求できても自己負担がかなり残るなんてことになると最悪です。

たとえば、アメリカで入院し、250万円の請求が来たとして、クレジットカードに付いている治療補償が100万円の場合、150万円は自己負担。

旅行に行くんじゃなかった…ときっと後悔しちゃいますよね。

でも、不足していると思われるぶんを別途損害保険会社の海外旅行保険に加入しておけば、万一の際の負担はキホン的にかかりません。

大手の会社は24時間日本語サービスもあり、日本語が通じる医療機関を紹介してもらえたりと、手厚いサービスがあります。

そして、家族分も付帯するカードは扶養家族の補償範囲までくわしく調べてみることをオススメします。加入者の配偶者が仕事を持っていると、扶養家族にカウントされない場合があるので要注意。

また、保険はパックよりもバラで入ったほうが保険料を安くすませられるので、子供だけこちらに加入するのもアリですね

クレジットカードの場合は、年会費無料のものは当然補償が低くなり、ゴールド、プラチナと上級会員になると、補償も当然手厚くなります。

【オススメ】「JCBゴールド」は初年度会費無料で家族分も自動付帯

自分の持っているカードが必要な補償をすべてカバーしているか、夏の旅行のまえにチェックしておいてくださいね。

もしものときの金額も試算しておこう

ちなみに、補償が最高2000万円のカードを2枚、3000万円のカードを1枚持っている場合で死亡や後遺障害の場合で試算してみると…

2000万円×2+3000万円=7000万円の補償ではなく、持っているカードのなかで一番補償額が高い「3000万円」が3社から各社の補償の割合に応じ支払われます。

それ以外の治療費用などは各社の合計金額が支払われるので、A社100万円、B社100万円、C社200万円の場合は、最高400万円支払われます。

そして、外務省のHPに「世界の医療事情」も載っているので、旅行まえに一度のぞいてみてくださいね。

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