【アイテム】アメリカ旅行に威力を発揮する「TSAロック」って便利なの?


Published on 13.07.10

【旅*流儀220】本当に便利で万能なの…? アメリカ旅行に威力を発揮する「TSAロック」をおさらい

「TASロック」ってマストなの?

スーツケースを選ぶ際、目につくのが「TSAロック」という機能。

「赤い菱形」もしくは「赤い松明」のマークを見たことがある人も多いのでは?

「TSA」(Transportation Security Administration)とは、「米国国土安全保障省」の「運輸保安局」のこと。

TASロックは、米国を旅行する際に利用価値があるカギなんです。

では、どんなときに効果を発揮するのか?

2011年の9.11テロ以降、アメリカではとくに空港でのセキュリティチェックが強化され、出入国者の荷物検査もキビシくなりました。

機内持ち込みの手荷物は、搭乗口に行くまえに靴も脱いでX線チェックされますよね。

チェックイン後にカウンターで預ける荷物も、行き先のタグを付けてもらいベルトコンベアーに乗せられ裏方へ運ばれていきます。

行き先別に振りわけられるまえに、スーツケースなどもX線チェックを受けますが、米国内では疑わしきものがあればTSAの職員がその荷物を開けて目視チェック。

X線に引っ掛からなくても、ランダムにチェックすることもあるようです。

アメリカでは「荷物にカギをかけないでください」といわれますが、ここで効果を発揮するのがTSAによって認可された「TSAロック」。

TSA職員にはスーツケースのカギを壊してチェックする権限があり、荷物を壊されたり紛失しても補償はなし。

TSAロックつき荷物なら、TSA職員がTSAロック専用カギを持っているので、それでロックを解除し中をチェックします。

とはいえ、TSAロック付きでも壊される可能性もありますが…(壊されても補償はなし)。

なので、アメリカ旅行でスーツケースに鍵をかけければ、TSAロック付きのスーツケースを購入するしかありませんが、スーツケースにはカギをかけないほうが無難ということになるのかも。

貴重品は入れちゃダメ

ただし、TSAの職員が乗客の荷物から盗みを働いたとして、2003年から10年間で400人以上の職員を解雇を発表したとのニュースもありました。

日本人のハードスーツケースはベルトが巻かれていることが多いので、金目のものが入っていると思われ狙われやすいとよくいわれます。

家に帰って買ったものがなくなっていたとなると、旅行の思い出も悪くなりますよね。

スーツケースなど、預ける荷物に高価なものを入れるのは厳禁ですよ!

ハワイ、グアム、サイパンに出かける人も多いと思いますが、荷物にはご注意を。

そして、国際線だけではなく、アメリカ国内線でもセキュリティのキビシさは同様なので、空港にはかならず余裕を持って行きましょう。

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