【キャメロン・ハイランド】新鮮な高原野菜やイチゴがごちそう…マレーシアの高原リゾートでリフレッシュ


Published on 13.12.19

【てくてく*シンガポール36】新鮮な野菜やイチゴがごちそう…マレーシアの高原リゾート「キャメロン・ハイランド」でリフレッシュ

子連れ海外旅行★DATA

  • 旅先…マレーシア キャメロン・ハイランド
  • 旅行時期… 2013年11月
  • 旅行期間…2泊3日
  • いっしょに行った人…3才3ヵ月の息子、夫
  • 旅行スタイル…個人手配。シンガポールからLCC「ファイアーフライ航空」でマレーシアのイポー(Ipoh)まで1時間35分。イポー空港からキャメロン・ハイランドまでタクシーで山道を約2時間。タクシーは事前予約
高原リゾート「キャメロン・ハイランド」

南国マレーシアに涼しい高原リゾートがあるのをご存じでしょうか?

常夏のシンガポールを少し離れ、ひんやりした山の空気を感じたくて週末旅行に出かけてきました。


↑「ファイアーフライ航空」は、バジェットエアーながらドリンクと軽食のサービスがあって快適。

キャメロン・ハイランド Cameron Highlands」は、マレーシア半島のほぼ中央部にある高原地帯の避暑地。

年間の気温は約8~24度で、紅茶、高原野菜、果物、花の栽培地として知られています。

1885年にイギリスの国土調査官ウィリアム・キャメロンによって見い出され、イギリス統治時代から紅茶の栽培地として開拓されたそうです。

ヨーロッパ風のホテルや別荘、長期滞在者向けのミニホテルが点在していて、ゴルフやトレッキングなどのアクティビティも楽しめる。まるで「軽井沢」のような場所だというウワサを聞いていました。


↑ホテルはヨーロッパ風、街に並ぶお店は超ローカル。

とはいえ、ここはやはりマレーシア。イポーからクルマに乗って町を抜けると、車窓から見える景色はひたすら熱帯雨林のジャングル。

あまり整備されていない山道をどんどん走るとしだいに日本の山で見るような木々に変わっていきます。

途中、地元の人たちや国内旅行者でにぎわうマーケットが数カ所あり、一方通行の道を上り・下りのクルマが大渋滞となり目的地にたどり着くまでかなり時間がかかります。

同じキャメロン・ハイランドでも、滞在先によってイポーからのドライブ時間がずいぶん違ってきます。子連れの場合は車内で退屈しないよう、おやつや遊ぶものを持参することをおすすめ。


↑焼きトウモロコシの屋台。まだ開発途中なのか、道中は工事現場も目立ちました。

日本人にやさしい宿に滞在

滞在したのは「タナ・ラタ Tanah Rata」という街のはずれにある「ヘリテージ・ホテル Heritage Hotel」。


↑高台にあるヘリテージ・ホテルの正面玄関。

じつは、キャメロン・ハイランドには定年退職後にロングステイしている日本人シニアが多く、このホテルや併設のアパートメントはとくに人気があるそう。


↑ロングステイ用のアパートメント。

ホテル内のライブラリーは日本語の本が充実していてビックリ。長期滞在者たちの憩いの場になっているようでした。

タナ・ラタの街には花が咲き乱れる広い公園があり、いつも地元の人たちでにぎわっていました。

大型の遊具が充実していて、巨大な野菜のオブジェなどもあり、子どもを遊ばせるにはもってこい。


↑小さな子どもは、この公園だけでもけっこう楽しめました。

街中には、ツアー代理店が何軒も並んでいます。

キャメロン・ハイランドの見どころは山のなかに点在しているので、どうしてもクルマかバスでの移動が必須。

流しのタクシーを拾うことはほぼ不可能なので、ホテルで目的地までの往復や1時間単位の手配をしてもらうことに。

効率よくオトクに楽しむには、半日か1日のツアーに参加するのがよさそう。私たちは2日目に半日の「キャメロン・アドベンチャー・ツアー」に参加することにしました。

何軒かの代理店のパンフレットを持ってウロウロしていると「安くするからうちで申し込んで!」と割引してもらえました。

ホテルで手配してもらうより、自分たちで予約したほうがオトクです(大人ひとり60リンギットが40リンギットに)。

幻想的な森を歩いてみた

ツアーの内容は盛りだくさん。

まずはホテルピックアップでミニバンに乗り込み、マレーシアで2番目に高い山「グヌン・ブリンチャン Gunung Brinchang」へ。

標高2032メートルもあり、霧けむる幻想的な森のなかを歩けるトレッキングコースがあります。


↑「苔の森」という名前のとおり、苔むした深い森の中を散策できます。 ↑遊歩道があるので歩きやすいけれど、すべりやすく高低差があるので要注意。


↑トトロがいそうな森…


↑ふたつの州の境目を表している標識。

1日コースに参加すると、世界一大きな花「ラフレシア」を見ることもできるとか。

マレーシアの紅茶もなかなかイケます

つぎは、広大な茶畑がひろがる紅茶のプランテーションへ。

この地には「ボー・ティー BOH Tea」という有名な紅茶メーカーの農園があり、「ボー・ティー・センター」には工場、ショップ、カフェなどがそろっています。


↑アールグレイなどの定番からフレイバーティーまで、品ぞろえ豊か。


↑アイスティーの粉末タイプも人気です。


↑茶畑を眺めながらひと休みできるカフェ。

イチゴや高原野菜も楽しんで

ツアーでは、さらに蝶や昆虫がたくさんいる「バタフライパーク」や「イチゴ農園」にも立ち寄りました。

周辺にはたくさんのイチゴ農園があり、気軽に立ち寄ってイチゴ摘みをさせてもらえます。売店で売っている自家製のアイスクリーム、ジャム、ジュースなども美味。

ホームメイドのイチゴアイスは農園ごとに味が違うので、何軒か食べくらべしてみると楽しいですよ。

レタスやトウモロコシなどの高原野菜を栽培している農園、花市場、ハチミツ農園などの観光スポットもあります。

ハチミツファームは色とりどりの花が咲き乱れていて、お散歩にもピッタリ。

スティック状のハチミツは1本10円程度で、いろいろな種類がお試しできます。ビン入りタイプも種類豊富で安くておみやげにピッタリ。

日中はお天気がよければ少し暑くなりますが、朝晩は冷えるので温かい服装で。

ちなみに、夜寒くなるせいか町の食事処でもホテルのレストランでも夕食の定番は「スチームボート(鍋)」のようでした。

ほかに外食する場合は、中華、マレー、インドなどの食事が中心です。


↑朝顔のような花。熱帯雨林の植物と高原の花々が一緒に育っていて植物観察もオモシロイ。

空港からの道のりがちょっと遠いですが、一風変わったマレーシアを堪能することができました。

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