Published on 14.01.28

【旅＊流儀234】3月29日をもって「ユナイテッド」成田-バンコク線が撤退…さらに特典航空券のマイル数アップの悲しいお知らせ

ここ数年、日本でも地方空港も含めてアジアのLCCが続々と新就航しています。

複数の航空会社が就航する競合路線では、格安運賃で航空券が購入できるので、ユーザーにとっては選択肢も増えてうれしい限り。

でも、航空会社サイドでは、搭乗率が低いまま採算が取れないと、最終的に撤退してしまうケースもあります。

アジアでは激戦路線がいくつかあり、これまで格安ツアーや格安航空券でおなじみだったのが「ユナイテッド航空」や「デルタ航空」などの深夜便。

これらの深夜便は、アメリカから日本に到着して数時間後にアジア各国へ飛び立つ路線が多く、時間の関係から日本発夜便となり、現地到着は夜もしくは深夜。

実際乗ってみると、曜日やシーズンによっては機内はガラガラ…だったりすることも。

そんな昨今でしたが、ついに「デルタ航空」が、14年3月29日成田発北京行き（3月30日北京発成田行き）を最後に、成田-北京路線（現在週4便）から撤退することが決まりました。

すでに発売停止となっていますが、試しにデルタ航空のHPで成田−北京を検索してみると、3月29日以前の空いている便なら、いまのところ予約購入は可能。

冬の北京はものすごく寒いためオフシーズンですし、また大気汚染の影響もあったと思われます。

東京から北京へは現在6社が飛んでいて、羽田路線も含めると毎日12便。デイリー以外にも、デルタやパキスタン航空、中国国際航空があるので、デルタの撤退もやむなしといった感じでしょうか。

そして、同じく米系「ユナイテッド航空」も、成田-バンコク線が14年3月28日（バンコク発成田が3月29日）に撤退。デルタの北京路線と時期が同じで、成田-香港線も13年10月27日から運休しています。

バンコク線も羽田と成田からはデイリーで1日12便あり、JALとANA、タイ航空のほか、ユナイテッドとデルタが飛んでいます。

以前と違って共同運航便が多数あるので、そちらを使ってください…ということなのか、この先もアジア路線の縮小が予想されています。

さらに、「ユナイテッド航空」でもうひとつ残念なニュースが。

特典航空券の必要マイル数が、14年2月1日発券分より変更されることに。これまでよりも必要マイル数が増えてしまう、いわば改悪。

以前は、ユナイテッドもデルタも、日本からアジア（近場の香港でも、遠めのシンガポールでも）ならエコノミーでは2万マイルから交換できました。

が、近年ではアジアも3エリアにわけ、距離により必要マイル数が異なるように。

かつては、シンガポールやバンコクにもビジネスクラスは往復3万マイル、さらにユナイテッドのペア券ではふたり同時予約で5万マイルでビジネスクラス往復できたり…

そんな風に利用したこともありますが、今回の改変でそのよき時代はさらに遠のいた感があります。

なにはともあれ、ユナイテッド航空のマイルを貯めている人、有効期限が近づいている人は、14年1月31日までに予約発券がベスト。

マイレージ会員にはメールで案内がきたので、予定が立ちやすい日程からは特典航空券を枠は埋まっています。

いまなら夏休みの予約はできるので、早めに調べて行動を。

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Tags: 旅の流儀