【シンガポール】無料日本語ガイドツアーで効率よく回りたい「シンガポール国立博物館」


Published on 14.05.07

【てくてく*シンガポール38】日本語ガイドツアーで効率よく回ろう…文化と歴史がギュッと詰まった「シンガポール国立博物館」

「シンガポール国立博物館」がオススメな理由

シンガポールの歴史や文化をキッチリ押さえたい人にも、プランのない日にステキな空間でのんびり過ごしたい人にもオススメなのが「シンガポール国立博物館 National Museum of Singapore」。


↑営業時間は、10時~20時(ヒストリーギャラリーは18字まで)年中無休。ギャラリー入場料金は、大人/10 Sドル、学生・シニア/5 Sドル、6才以下無料。住所/93 Stamford Road Singapore 178897。

場所は、オーチャード・ロードからのアクセスも便利なMRT「ブラス・バサー Bras Basah駅」、またはMRT「ドービーゴート Dhoby Ghaut駅」から徒歩5分。

イギリス植民地時代の、1887年に完成した白亜の建物が目を引きます。

朝の10時から開館していて、建物に入るのはタダ。

レストランやミュージアムショップ、一部の展示は無料で楽しむことができるので、町歩きの途中で立ち寄ったり、暑さやスコールから逃れてちょっとひと休みするにも最適。


↑案内版には英語・中国語・マレー語、そして日本語も。

さっそくなかに入ってみましょう

大がかりなリノベーションを経て2006年に再オープンした現在の博物館には、昔ながらの旧館の奥にモダンなガラス張りの新館が増築されています。


↑ヴィクトリア女王在位50周年を記念した50枚のステンドグラス。

館内にはいくつかの展示セクションがありますが、メインとなるのは、シンガポールの歴史を紹介する「ヒストリーギャラリー」と、暮らしや文化を紹介する「リビングギャラリー」、そして期間限定で企画される特別展など。


↑まずは「ヒストリーギャラリー」へ! ここが入り口です。

日本語ガイドツアーを活用するべし

一番の目玉となる「ヒストリーギャラリー」では、オーディオガイドを聞きながら自分のペースでまわるのもいいですが、時間があえばガイドツアーに参加してみるのがオススメ。

月曜日~金曜日の10時30分から(第1土曜日は13時30分から)、日本語ボランティアガイドによるツアーがあります。

およそ1時間で効率よく見どころを押さえることができ、シンガポールという国の成り立ちがよ〜くわかります。

子どもは小学生くらいからツアーの内容を少しずつ理解できそう。ギャラリー内はバリアフリーとなっているので、ベビーカーでも大丈夫。

特別展のガイドや、英語・中国語によるガイドも行なわれているので、詳しくは博物館のホームページで確認してみてくださいね。

歴史がない、浅い。と言われるシンガポール…ですが、歴史はちゃんとあるんですよね。

謎の文字が刻まれた「シンガポールストーン」にはじまり、海の町「テマセク」と呼ばれていた時代、長きにわたるイギリス植民地時代、日本の占領地となった戦争時代。

そして、イギリスからの独立、マレーシア連邦から追放され「シンガポール共和国」となり、現代へ…という流れをたどっていくことができます。


↑貿易都市シンガポールの基礎をつくったイギリス人、ラッフルズ卿。


↑第二次世界大戦中、日本占領下のシンガポールは「昭南島」と呼ばれていました。


↑「マレーシア連邦」の一部としてイギリスから独立した時の「建国宣言書」を見ている人たち。

シンガポールの暮らしも知りたい

さて、暮らしや文化を紹介する「リビングギャラリー」には、4つの展示室があります。

ひとつめは、「フード(食文化)」。チキンライス、バクテー、ラクサなど、定番メニューに使われる昔ながらの道具や作り方、東南アジア特有のスパイスなどが楽しく展示してあります。

ふたつめは「フォトグラフィー(写真)」。シンガポールに暮らすさまざまな人種・民族出身の人たちの、結婚式などの人生の節目をとらえた興味深い写真が展示してあります。


↑日本人女性の写真。

3つめは「ファッション」。中国、インド、マレー、欧米などの要素を取り入れた女性たちの近現代ファッションの変遷、伝統的な衣装の作り方などを紹介。

4つめは「フィルム&ワヤン(Film & Wayang)」。映画、チャイニーズオペラ、人形劇などの大衆文化を、昔の映画館のような雰囲気で紹介しています。

また、博物館のお宝のひとつ、19世紀初頭のマレー半島の動植物画を描いた「ウィリアム・ファークァ―・コレクション」のお部屋も見逃せません。

ドリアンやマンゴーなど南国のフルーツや、マレーバク、サルなど、子どもたちにおなじみの絵がたくさんあって家族で楽しめます。


↑2階ドーム前の「The Goh Seng Choo Gallery」という展示室にあります。

今年5月には、子どもたちが遊びながら学べる「PLAY @ National Museum of Singapore」という新しい展示ルームがオープンする予定。こちらも楽しみ!

1階にあるミュージアムショップでは、ほかでは買えないユニークなおみやげを見つけることができますよ。

見学が終わったら、外に出てみよう

博物館のすぐ裏には「フォートカニングの丘 Fort Canning Hill」という、小高い丘があります。

古くは「禁断の丘」と呼ばれ、庶民が立ち入ることのできない神聖な場所だったそう。

シンガポールの歴史にたびたび登場する重要な場所でもあります。現在では、公園として憩いの場になっています。


↑博物館のすぐ裏にある「フォートカニングの丘」には、歴史スポットが点在しています。

運がよければ、「サガの実」と呼ばれる真っ赤なハート型をした小さな木の実を見つけることができるかも。

シンガポールに住む女性たちに人気の実で、100個、1000個とたくさん集めると、願いが叶う、思いが伝わる、というおまじない的な意味を持つ存在です。

東南アジアやインド、中国、日本の琉球地方にも見られる落葉樹だそうです。

フォートカニングの丘だけでなく、植物園や公園など、緑の多い場所なら時々見つけることができるので、足元に赤いものが落ちていたら、ぜひ注目してみてくださいね。


↑博物館の裏で、「サガの実」拾っています。


↑こんなふうに「さや」に付いた状態で落ちていたりします。


↑「シンガポール・ビエンナーレ」では、大量のサガの実を集めたアートも展示されていました。

シンガポール国立博物館

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